ピラカンサの基礎データ
科名 | バラ科 |
属名 | トキワサンザシ属 |
学名 | Pyracantha |
別名 | ピラカンサス・ピラカンタ |
耐寒 | マイナス10度 |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ピラカンサとは?
ピラカンサはバラ科トキワサンザシ属(=ピラカンサ属)のトキワサンザシ、ヒマラヤトキワサンザシ、タチバナモドキの総称。一般的にはピラカンサと言ったらトキワサンザシのことを指す。全ては常緑低木で、春に白い花が開花して、夏に結実する。この実が非常に長い間、枝に止まっていて非常に目立つ。頑健で育てやすいためよく庭木に植えられているがトゲがあり、よく樹形が乱れるので剪定は毎年必須。逆に言うと剪定さえすれば後は特にすることもない。
上記の三種の育て方はほぼ同じだが黄実のタチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ)は花芽ができる時期が6月で他の二種とは違うため、剪定の手順が違う。最近、タチバナモドキ(黄実)とトキワサンザシ(赤実)が同じ鉢に植えてあるものが流通しているが、栽培の観点から言うと非常によくない(と個人的に思う)。
樹高3m
上記の三種の育て方はほぼ同じだが黄実のタチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ)は花芽ができる時期が6月で他の二種とは違うため、剪定の手順が違う。最近、タチバナモドキ(黄実)とトキワサンザシ(赤実)が同じ鉢に植えてあるものが流通しているが、栽培の観点から言うと非常によくない(と個人的に思う)。
樹高3m
仲間・品種
トキワサンザシ(赤実)
ヒマラヤトキワサンザシ(カンデマリ・赤実)
タチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ・黄実)
ピラカンサ・ハーレクイーン(トキワサンザシの小型品種)
ピラカンサ・モハベ(トキワサンザシとタイワントウカマツカの交配種)
ソーンレストヨダ(トゲなしのピラカンサ)
ヒマラヤトキワサンザシ(カンデマリ・赤実)
タチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ・黄実)
ピラカンサ・ハーレクイーン(トキワサンザシの小型品種)
ピラカンサ・モハベ(トキワサンザシとタイワントウカマツカの交配種)
ソーンレストヨダ(トゲなしのピラカンサ)
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は植えつけた直後に根付くまで水をやりますが、それ以降は降雨だけで充分です。ただし、夏など日照りが続いて、あんまりに乾燥する時期は水をやってください。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやります。乾燥させると花つきと実つきが悪くなります。
肥料
庭植えの肥料
基本的にピラカンサには肥料はさほど必要じゃないです。2月に緩効性化成肥料をやります。庭植えにした場合は2月の肥料だけでほぼ大丈夫。
鉢植えの肥料
鉢植えの場合は2月と6月に肥料をやります。もしくは3月から9月まで二週に一回液体肥料をやるか一ヶ月に一回緩効性化成肥料を少量やります。
2月の肥料は春以降の新芽のためのもの。6月は開花して消費した栄養を補給するためです。
鉢植えの場合は肥料成分が水やりで流れ出やすい。なので庭植えより肥料をやる頻度は多くなります。
2月の肥料は春以降の新芽のためのもの。6月は開花して消費した栄養を補給するためです。
鉢植えの場合は肥料成分が水やりで流れ出やすい。なので庭植えより肥料をやる頻度は多くなります。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
新芽が動き始める春か、涼しくなって活動が鈍くなる秋に植え付け・植え替えをする。鉢植えは2年に一回植え替えをする。
用土
植え付け・植え替えは市販されている花と野菜の土や庭木の土を利用します。もしくは赤玉土7腐葉土3を混ぜたもので植え付けします。
庭植えする場合に、腐葉土を混ぜ、堆肥も混ぜておきます。土が粘土質で水はけが悪い場合は、川砂・軽石小粒などを混ぜておきましょう。
庭植えする場合に、腐葉土を混ぜ、堆肥も混ぜておきます。土が粘土質で水はけが悪い場合は、川砂・軽石小粒などを混ぜておきましょう。
鉢植え
古い鉢から株を抜いて、古い土を三分の一ほど落とし、地上部を半分ほど剪定します。新しい鉢の底の穴を網で塞いで、軽石を2センチから3センチほど敷いて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
庭植え
庭に根鉢の二倍ほどの深さと直径の穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど追加して用土とします。穴に半分戻して、株を入れて、隙間に用土をつめて、最後に水をやって完成です。
深植えにしないでください。苗の地面と庭の地面が同じ高さになるように…まぁ、普通に植えてください。
深植えにしないでください。苗の地面と庭の地面が同じ高さになるように…まぁ、普通に植えてください。
管理場所・日当たり
日当たりがいい場所で管理します。といっても半日陰や日陰でも育ちます。もちろん花の数は減りますが、耐陰性はある方です。
寒さには耐性はありますが、寒冷地では戸外での越冬は難しいです。耐寒温度はマイナス10度。
寒さには耐性はありますが、寒冷地では戸外での越冬は難しいです。耐寒温度はマイナス10度。
病害虫
剪定
時期
花芽は10月ごろにつくられます。実や花をしっかりとつけたいならば、8月までに剪定をします。でも、邪魔なら10月以降も剪定してもかまいません。ピラカンサスは刈り込んで枯れるとか、実が付きにくい植物ではなく、簡単にボンボンと実を付けます。
8月はすでに今年の実が結実しているのですが、必要な剪定はしておきましょう。今年の実を落とすことにもなりますが、気味悪いくらいにビッシリついているので気にせず落としましょう。
8月はすでに今年の実が結実しているのですが、必要な剪定はしておきましょう。今年の実を落とすことにもなりますが、気味悪いくらいにビッシリついているので気にせず落としましょう。
●ピラカンサスは美味しくないのか、小鳥がついばんで実が無くなるということはほぼほぼありません。
●黄実のタチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ)は6月に花芽ができるので6月以降に剪定すると翌年の花芽を落とすことになる。
●黄実のタチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ)は6月に花芽ができるので6月以降に剪定すると翌年の花芽を落とすことになる。
手順
ピラカンサスは放置しておくと四方八方に枝を伸ばします。それだけならばまだいいのですが、ピラカンサスには「トゲ」があって、そのままにしておくと、怪我をすることがあります。特に隣家の境界線に植えている場合や、道路に面した場所に植えている場合は、ちゃんと剪定をしないと事故になるかもしれません。
まずは人を傷つける可能性のありそうな枝を根本から切ってしまいます。
ピラカンサスは勢いよく伸びた枝には花を付けず、先端がトゲトゲした短い枝に花芽をつけます。徒長した枝からもいずれは短い枝が出てきますが、定期的にこの長い枝・徒長枝を切って整えます。切り戻すと、短い枝が9月〜10月に出て、そこに花芽がつきます。それが来年に開花しますので、全体的に長い枝を切り戻すといいです。
あとは樹形を整えるように剪定します。
まずは人を傷つける可能性のありそうな枝を根本から切ってしまいます。
ピラカンサスは勢いよく伸びた枝には花を付けず、先端がトゲトゲした短い枝に花芽をつけます。徒長した枝からもいずれは短い枝が出てきますが、定期的にこの長い枝・徒長枝を切って整えます。切り戻すと、短い枝が9月〜10月に出て、そこに花芽がつきます。それが来年に開花しますので、全体的に長い枝を切り戻すといいです。
あとは樹形を整えるように剪定します。
特徴・由来・伝承
花も美しいですが特に実が冬にたくさん成る為に庭を鮮やかに彩る植物としてよく見かけます。ピラカンサや千両の実が秋~冬に掛けて庭をキレイに彩るのには実は理由がありまして、これらの実はとてもマズイのです。もちろん鳥にとっての話ですが。
病気にも強く、場所も選ばず、これといって手間の掛からないピラカンサス。便利すぎて、田舎では珍しくないのがデメリットでしょうか。あちこちの家に植えられているんですよね。あとトゲがあるので気をつけてください。
病気にも強く、場所も選ばず、これといって手間の掛からないピラカンサス。便利すぎて、田舎では珍しくないのがデメリットでしょうか。あちこちの家に植えられているんですよね。あとトゲがあるので気をつけてください。
最後に…
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