アスナロの育て方…日陰に強くて頑健

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アスナロ
アスナロ
科名ヒノキ科
属名アスナロ属
学名Thujopsis dolabrata
別名明日檜、アスヒ
耐寒マイナス15度
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度上級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
剪定
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アスナロの特徴は?

アスナロはヒノキ科アスナロ属の常緑高木・針葉樹。日本の北海道の渡島半島・本州・四国・九州の少しジメジメした場所に自生しています。アスナロという名前は「明日はヒノキになろう」という意味ともされるが実際のところは分からない。この名前から「ヒノキになりたくてもなれない悲しい存在」というイメージがあるが、古語では「アテヒ」と書かれていて、これは高貴なヒノキという意味だと思われる。多分、アスナロの香りが強すぎて臭いため、ヒノキの格下とされたんじゃないかと思う。

5月に花が咲き、それが10月頃に球果になります。日陰に非常に強い。名前はよく知られ、木材としてもよく利用され、防風林にも使われますが、庭木としてはほぼ利用されない。
樹高10m〜30m

水やり

基本的には自然に降る雨だけで問題ないですが、アスナロは少し湿潤な場所を好むので、用土の水はけ次第や、日照りが続くなどする場合は、様子を見て水やりをします。

肥料

2月に寒肥として化成肥料を説明書きの容量だけ周囲にまきます。もしくは油粕のボカシを根に当たらないように埋めます。アスナロは日本の山に自生しているくらいですから、肥料をやらなくても生育します。土が豊かならば追肥しなくてもいいです。あまりに生育が悪いなら追肥するくらいにしておきましょう。

植え付け

時期

植え付けは気温が上がって活動を始める3月〜4月にします。

用土

庭土に腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。

庭植えの植え付けの手順は?

庭土を50cm〜80cmほど掘り、土に腐葉土か堆肥を2割〜3割ほど混ぜて用土とします。アスナロは湿潤な環境を好み、乾燥すると弱ってしまうので、ちゃんと腐葉土・堆肥を混ぜておきます。元肥は入れてもいいですし、入れなくてもいいですが、少量入れている方が植え付け後の成長が多少いいです。

穴に用土を半分戻し、苗を入れます。隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。グラグラするなら支柱を立てて、くくりつけておきます。風で簡単にグラグラすると根が切れてなかなか根付かないです。

管理場所

寒さ・暑さに強く、日陰にも強いので、半日陰や多少日陰の場所でも問題なく育ちますので、他の庭木が育たないようなところでも栽培できます。乾燥に弱いので、日当たりがいいところに植えると乾燥で弱るくらい(日光で葉焼けするわけじゃない)。

剪定・切り戻し

最終樹高は高いですが、成長は遅いので大きくなりすぎないなら剪定せず、自然樹形でいいです。放置していれば綺麗な円錐形に育ちます。

一年で秋〜冬のどこかで1回、6月に一回、様子を見て、枯れ枝や変な方向に出た枝や邪魔な枝や、密生しているようなら剪定して落として風邪を通しておきます。

病害虫

サビ病
アスナロは香りで病害虫は少ないですが、サビ病などが発生することがあります。サビ病はサビのようなオレンジのカビが発生する病気。ナシ・ボケを中間主としていて、そちらから観戦するので近くに植えないようにするといいです。近くってのは2kmくらいです。対応した薬剤で殺菌します。

ハダニ
乾燥すると発生するダニの仲間。対応する薬剤で駆除しましょう。
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天狗巣病
天狗巣病(テングス病)が発生することがある。天狗巣病は何かしらの原因で葉っぱが縮れたり、枝がやたらと出てくる病気で、病変部分を切り取ればいいです。
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