ピンポンノキの育て方
TOP > アオイ科 最終更新【】ピンポンノキ
科名 | アオイ科 |
属名 | ピンポンノキ属 |
学名 | Sterculia monosperma |
別名 | ピンポンの木 |
耐寒 | 0度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 冬は室内 夏は外 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ピンポンノキの特徴は?
ピンポンノキは中国・インド・ベトナム・タイなどに自生するアオイ科ステルクリア属(ピンポンノキ属)の常緑高木。自生地では7m〜12mに育つ。5月〜6月に白い花を咲かせ、それが秋〜冬に赤い袋状の実ができて、内部に黒い実が見られます。黒い種は自生地では煮たり焼いたりして食べる。食べると栗のような味がするらしいですが、甘みはないので食用として栽培するのではなく観葉植物として栽培するといいです。
ちなみに一本で結実できます。
ピンポンとは中国名の「頻姿(ピンポー)」から転訛したとされます。卓球とは関係ないです。
水やり
鉢の土が乾いていたら、水をしっかりとやります。乾燥気味の管理が良いので、少し土がしっかりと乾いてから水やりをするようにします。受け皿にたまった水は捨ててください。冬に寒さで活動が止まります。水やりは控えるようにし、土がしっかりと乾いてから水やりをします。10度以下の環境なら土の表面を少し濡らす程度に水やりにします。10度か15度以上を維持できるなら、生育を多少なりともしているので鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。
水やりを控えることで寒さに少し強くなります。
種から発芽させた場合、樹高20cmまでは水切れしないように水やりをしてください。
肥料
寒肥として2月、実が熟す9月に化成肥料を少量やってください。油粕+骨粉のボカシでもいいです。植え替え・植え付け
時期・頻度
気温が上がる直前の4月前後に植え替えをします。鉢は2年に一回植え替えをしますが、もしも鉢底から根が出ているようなら根詰まりしているのでそうなら2年経ってなくても植え替えましょう。用土
鉢植えは、ホームセンターなどで販売している一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を少量だけ混ぜたものを使います。しかし、これらの土は腐葉土が入っていて、臭うので、冬など室内でも管理するなら、観葉植物の土で植えるか、腐葉土の代わりに調整済みピートモスにしたもので植えます。鉢の植え付け・植え替えの手順は?
最初は6号〜7号に1苗を植えます。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、ピンポンの木の苗(株)を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、1号か2号だけ大きな鉢に植え替えます。
管理場所
日当たりを好みます。春〜秋は室内インテリアとして育てる場合は、できるだけ日当たりで管理します。ただし真夏は強い日光に葉焼けすることがあるので葉焼けするようならレースのカーテンで遮光しましょう。
春〜秋に室内で管理しているとどうしても徒長しますし、日光不足で枯れることがあるので、できれば戸外の日当たりで管理します。戸外で管理する場合も真夏は直射日光で葉焼けすることがあるので、その場合は寒冷紗やヨシズで遮光するか、木陰で管理します。
冬の管理場所
1m以下だと寒さに弱いので必ず冬は室内に取り込みます。それ以上に大きさだとそこそこの耐寒性があります。耐寒性があるといっても0度前後なので、暖地と中間地の平地くらいなら戸外で越冬も可能ですが、寒冷地だと枯れますし、中間地も寒波が来ると枯れてしまいますので、鉢植えで冬は室内に取り込むのが一般的です。種蒔き・育苗
発芽温度は20度なので4月〜5月に種蒔きをします。種を水に入れて、2日ほど冷蔵庫に入れます。水が腐らないようにちょくちょく見て、汚れていたら取り替えてください。5号鉢に栽培用土か種蒔き用土を入れ、種を深さ3cmに埋めます。あとは乾燥し切らないように水やりをしていると、1週間〜10日で発芽します。発芽して樹高が20cmになるまでは乾燥にも弱いし寒さにも弱いし、最低気温が12度以上になるまでは室内で管理し、水切れしないように水やりをします。
それから少し大きめの鉢に植え替えましょう。植え替えるときは土を落とさないで植え替えましょう。
病害虫
ほとんど見られない。スポンサーリンク