サネカズラ(実葛、美男葛)の育て方…古来から愛される果実

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サネカズラ
サネカズラ
科名マツブサ科
属名サネカズラ属
学名Kadsura japonica
別名実葛、美男葛
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度中級者向け
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開花
植え
肥料
剪定
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サネカズラ・ビナンカズラの特徴は?


サネカズラは日本(関東以西・四国・九州)に自生するマツブサ科(以前はモクレン科)サネカズラ属のツル性常緑樹木。雌雄異株。夏に黄色い花が開花し、これが秋に真っ赤な実をつける。この実が綺麗で、万葉集でも詠まれている。

ツルを水で揉むとネバネバとした粘液が出てくるので、これを整髪料として利用していたことから美男葛(ビナンカズラ)という別名もあります。

本来、温かい地域の植物なので寒さに少し弱いです。
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水やり

庭植えの場合は雨だけでほぼ大丈夫です。鉢植えの場合は土が乾いたら、しっかりと鉢底から水が出るくらいにやってください。

肥料

追肥は不要です。

植え替え・植え付け

時期・頻度

4月〜5月の暖かくなった頃に植え付け・植え替えをします。鉢植えは2年に一回、植え替えをします。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢の植え付け・植え替えの手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

行灯支柱を立ててそこに誘引し絡ませてもいいです。

植え替えの場合は古い土を3分の1だけ落として、古いのと同じ大きさの鉢か少し大きめの鉢に植え替えます。

庭植えの手順は?

庭土を深さ40cm〜50cmを掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を入れて、よく混ぜておきます。穴に土を半分戻し、苗を入れて、隙間に土を入れて、しっかりと水をやります。

誘引が必要

サネカズラは放置していると、絡みつかず、地面を這っていくだけです。フェンスなどに絡ませる場合は、人の手で誘引する必要があります。麻紐なのでくくりつけていきましょう。ツルが固くなったら勝手に登っていくので、それまでは誘引してください。

管理場所

日当たりか半日陰で育てます。

冬の寒さに弱いとされ、関東南部以西なら戸外で越冬し、寒さで落葉することはあっても枯れることはないです。

剪定・切り戻し

邪魔な枝を2月〜3月に切って取り除きます。花は短い枝につくので長い枝は落としてしまってもいいです。多少強く剪定をしたくらいで枯れることはないので、不要な枝はしっかりと落としておきましょう。

鉢植えの場合は、2月〜3月にしっかりと切り戻しておきましょう。その方が綺麗にまとまります。

病害虫

ほとんど見られない。
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