ノムラモミジ(濃紫紅葉、武蔵野)

科名 | ムクロジ科 |
属名 | カエデ属 |
学名 | Acer palmatum cv.sanguineum |
別名 | 濃紫紅葉、武蔵野 |
耐寒 | マイナス20度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
目次
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ノムラモミジの特徴は?

↓は8月〜9月の葉っぱの色。かなり色合いが抜けてしまっています。

イロハモミジより葉が大きいですが、成長は遅め、樹高も低め、日光を好みます。新芽の葉が赤く、夏になると赤が抜けて黄色〜緑になり、秋になると紅葉し、冬には落葉する。夏も葉色が赤紫のままのショウジョウノムラもあります。春に開花して、結実して翼のある種を落とす。
庭木によく植えられていたが、最近はちょっと敬遠されがち(だと管理人は思う)。それに秋になると葉っぱがくたびれるのか、なんなのか葉色が悪くなり、「カエデなのに?秋に綺麗じゃないの?」とモヤモヤする。
日光を好むのですが、イロハカエデと同じく、乾燥が苦手で、水切れを起こすと葉っぱがちぢれてしまう。株元にマルチングして蒸発を防ぎつつ、葉っぱに水をかけて乾燥を防ぎましょう。
樹高4m〜5m
水やり
庭植えにした場合でも、ノムラモミジは乾燥に弱いので自然に降る雨だけでは足りず、様子を見て水やりをします。水をやるときは土への水やりをし、加えて、葉っぱに水をかけてやります。葉っぱからも水を吸収するので、乾燥対策になります。もしも、水が切れて葉っぱがチリチリになったら、戻らないですから、夏はまめに水やりをするようにしましょう。
鉢植えの場合は、土が乾いてから鉢底からしっかりと水が出るくらいにやってください。鉢植えの場合も葉っぱに水をかけましょう。鉢植えは庭植えより、土が少なく水切れしやすいです。夏は朝夕水をやっても水切れするので、日影に移動させて蒸発を防ぐといいです。
肥料

鉢植えは3月に化成肥料を鉢のフチに置いてください。
植え替え・植え付け
時期・頻度

鉢植えの場合は二年か三年に一回植え替えをします。
用土
ノムラモミジは水もちのよい、肥沃な土を好みます。庭土に腐葉土か堆肥を混ぜておいて、に用土として植え付けてください。鉢植えの場合は一般的な培養土を利用します。庭植えの手順は?

穴に半分ほど土を戻して、ノムラモミジの株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。根鉢にビニールや針金が巻かれている場合は取り除いてから植えてください。
管理場所
北海道南部から沖縄まで栽培が可能。ノムラモミジというと葉っぱが赤いのが魅力ですが、温暖な地域では緑になりやすいです。病気ではないので、気にしないでください。日光を好み、日光が不足すると葉色が悪くなったり、徒長してしまいます。日当たり〜午前中だけ日光にあたる半日陰に植え付けます。西日が当たると乾燥で弱りやすいので、西日は避けましょう。
ノムラモミジはイロハモミジより日光を好みます。日光を好むのですが、乾燥が苦手で、特に根本に日光が当たると乾燥で弱りますので、腐葉土や敷き藁で覆ってマルチングして蒸発を防ぎます。
剪定・切り戻し
ノムラモミジは主に落葉時期(11月〜1月)に剪定します。剪定についての詳細は以下のページを参考にしてください。ノムラモミジは樹高は4m〜5mで剪定を考えるなら大きすぎるのですが、それなりの広さの庭があるなら、剪定しなくても問題ない大きさでもあります。できれば大きな庭に植えて楽したいです。
病害虫
テッポウムシ、アブラムシ、イラガが発生します。アブラムシは発生後に薬剤を散布すればいいです。枯れるほどではないです。しかし、テッポウムシは幹を食い荒らして、枯れることがあります。株元にオカクズのような糞が落ちていたら、テッポウムシがいるので、侵入した穴を探して、薬剤を注入しましょう。
季節感ってなんだろう??
昔は庭に植えられていた。春に赤い新芽を出すのは嬉しいんだけど、春はいろんな植物が開花するので、そこまでのインパクトはないし、秋の紅葉はあんまり綺麗じゃないので、季節感がゴチャっとする。これって多分、「秋の紅葉といえばカエデ」なのに、「春にカエデが紅葉している!」というのが、洒落てたんじゃないかなと思う。季節が曖昧になってきている現在では、ちょっとどうかなとも思う。
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