斑入りヤツデの育て方
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科名 | ウコギ科 |
属名 | ヤツデ属 |
学名 | Fatsia japonica |
耐寒 | マイナス10度〜マイナス5度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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斑入りヤツデの特徴は?
斑入りヤツデはウコギ科の常緑低木のヤツデの斑入り品種の総称。斑入りは意外と色々とあり、鑑賞価値もあるのですが、斑入り品種は緑葉よりも性質が弱く、枯れやすい。特にヤツデは日光に弱いのに、斑入り品種はさらに葉焼けしやすく、いつのまにか枯れることが多い。しかし、カラーリーフとして優秀な上、室内管理で育つことから海外では室内インテリアで重宝されているので海外では結構流通しています。
ただ、日本では暴れて育つため、室内では嫌われ、戸外では葉焼けしていつのまにか消えやすいと、かなりマニアックな植物となっています。それに成長が遅いために1株が高い。
品種・仲間
叢雲錦
葉っぱの内側にクリームの斑が入る斑入りヤツデの中では有名な品種。斑入り部分が多めなのですが、比較的栽培はしやすい。ネットショップでもちょいちょい販売されています。紬絞り
斑がランダムに入る品種。白覆輪
葉っぱのフチなどが白くなる斑入りです。葉焼けしやすいので注意しましょう。水やり
乾燥が苦手ですので、土が乾いていたら水やりをします。庭植えにした場合でも、様子を見て水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいにしっかりと水やりをします。
肥料
庭植えの場合は2月に寒肥として肥料をやるといいですが、そもそもあまり肥料を必要としておらず、(緑葉ヤツデよりも)生育が遅いため、肥料が多いと調子を崩しやすいので、様子を見てやるか、やっても少量にしておきます。植え替え・植え付け
時期・頻度
春に気温が上昇して、新芽が動き始める頃に植え替えをします。生育が遅い植物なので、土の劣化と根詰まりを防ぐために、二年か三年かに一回の植え替えでいいです。用土
一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。室内で栽培する場合は、観葉植物の土を使ってください。鉢植えの植え替えの手順は?
現在より一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。 一回りってのは現在より1号か2号だけ大きな鉢のことです。ちなみに1号は直径3cmのことで10号鉢は直径30cmの鉢のことです。古い鉢から株を取り出し、3分の1ほど土を落としておきます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。
管理場所
半日陰といっても木陰の場所を選びます。もしくは明るい日陰の場所がいいです。斑入りヤツデには白い斑と黄色の斑があり、白い斑の方がより、葉焼けしやすいので、初心者は黄色から手をつけましょう。また、斑の面積が多いほど、調子を崩しやすいです。特に散り斑は見た目より、弱りやすいです。木陰がない場合は、寒冷紗やヨシズで木陰を作って葉焼けしないようにします。もしくは室内でレースのカーテン越しの日光に当てます。
耐寒温度はマイナス10度〜マイナス5度とそこそこ強いので戸外でも大丈夫ですが、寒冷地では室内に取り込むのが無難です。
剪定・切り戻し
剪定はほとんどしません。剪定すると葉っぱを落とし、葉っぱが落ちることで光合成が鈍くなり、さらに成長が遅くなるからです。緑葉ヤツデでも剪定で調子を崩すのですから、斑入りではちょっと避けたい。でも、あんまりに暴れて邪魔なら剪定するくらいにしておきましょう。剪定する場合、切り口から樹液が出て、これにカブれることがあるので必ず軍手をして作業しましょう。
病害虫
黄色紋羽病、炭そ病、黄斑病、貝殻虫などが発生します。スポンサーリンク