ガーデニングでの暖地とは?
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具体的にどの地域か?
「茶の科学用語辞典」によると、暖地は「南九州以南」、温暖地(中間地)は「東海地方から四国と、南九州以外の九州」、寒冷地は「関東地方以北と各地高冷地」とされています。コレだけを見ると暖地は「南九州以南」なので、ごく一部の地域のことになります。
ですが、これはかなり雑な区分です。実際には関東にも温暖地と呼べる場所は多く、また、園芸用語の中での「暖地」は必ずしも南九州以南だけをさしていない(としか思えない)記述があります。
このサイトでは
当サイトはガーデニング・園芸のサイトですので、その上での暖地の区分は「霜が降りない地域」です。九州
九州南部は基本的には寒冷地。北部は緯度的には東京や大阪に近い地域もあり中間地とされることが多いですが、温暖化もあって九州の北部や山間部にも霜が降りない地域が増えています。中国地方
中国地方は基本的には中間地で、山間部は寒冷地ですが、海岸側や諸島部は暖地か、それに近い気候です。日本海側は寒冷地とされることが多いです。四国
四国では山間部以外が暖地にあたります。関西
関西では紀伊半島の海岸部が暖地に当たります。それ以外は中間地です。東海
静岡の海岸部は暖地に近い気候ですが、霜は降りますので微妙です。念のため注意してください。関東
関東は霜が降りるので、暖地に当たりません。このサイトの区分では「中間地」に相当します。ただし、かなりブレ幅のある中間地です。関東北部と関東南部、あるいは山間部か海岸部かで大きく気候が異なります。特に茨城は寒冷地に近いです。奥多摩や奥秩父といった山間部も、冬の寒さが強烈です。
神奈川の海沿いや千葉南部はかなり暖地に近く、真冬でもウェットスーツ着用のサーファーが海でサーフィンしているほど暖かいです。ゼラニウムや多肉植物が戸外でも越冬することがざらにあります。とはいえ、たまに霜が降りたり強烈な寒波が来たりすることがあるので過信は禁物です。
また5度以下に下がっても霜に当たらなければ戸外で越冬する植物もあり、こういった植物は軒下に置いたりして霜よけをすれば越冬も可能です。
まとめ
暖地とは霜が降りない地域のこと※種苗メーカーの種子の袋では、年間平均気温で区分していて区分が異なることがあります。
※あくまでざっくりとした目安です。暖冬の冬もあるし、冷気が溜まりやすい地形もあるし、苗それぞれで生命力が違ったりすることもあって、実際には個々に状況が違います。
※あくまでざっくりとした目安です。暖冬の冬もあるし、冷気が溜まりやすい地形もあるし、苗それぞれで生命力が違ったりすることもあって、実際には個々に状況が違います。
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