コバンソウ(小判草)
TOP > イネ科 最終更新【】コバンソウ
科名 | イネ科 |
属名 | コバンソウ属 |
学名 | Briza maxima |
別名 | 小判草、俵麦 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | チャレンジャー |
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開花 |
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コバンソウの特徴は?
コバンソウはイネ科コバンソウ属(ブリザ属)の一年草。地中海沿岸が自生地で、明治に渡来して帰化し、現在は日本中で見られる雑草。ネーミングから日本の固有種っぽいけど違うんですね。土質を選ばず、乾燥に強く、暑さに強いため、どこでも育ちます。春に、鮮やかで瑞々しい緑の「穂」をつけ、これが小麦色に色付いていきます。あの小判に見える部分が花びらを退化させた花であり、内部に種子ができ、これが落ちて繁殖していきます。
茎が細く、草丈は10cm〜50cm前後と低いことと、風に揺れる姿に情緒を感じるからか、雑草の割にはイラっとしない。でもよく見ると小判が昆虫のお腹に見えてきて、そうなると気持ち悪い、と思う人もいるかもしれない。特に小麦色に熟すとテカリが出て、それっぽい。
茶花として飾ったり、ドライフラワーにすることもあるが、コバンソウの花が熟して種が落ちて、意図せず広がる原因となる。そして一旦広がると駆除するのは難しい。あなたが草丈の低い植物を植えている場合、コバンソウに駆逐されることは十分あり得ます。その場合は駆除を考える必要があります。
駆除
一年草なので、抜いていけば減っていくが、それでも完全に駆除するのは至難の技ってくらいにしぶとい。大事なのは「刈る」のではなく「抜いて、廃棄する」こと。刈ると種子が落ちて、また生えてくるので、とにかく抜いてゴミ袋に入れて廃棄すること。もしくはイネ科に対応した除草剤を使って駆除しましょう。穂が黄緑のときは気にならない、というか気が付かず、穂が茶色く熟してから気づき「雑草だ!駆除だ!」と思ったときはちょっと遅い。熟す前から駆除をはじめるといいです。
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