アロエ・ディコトマの育て方

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アロエ・ディコトマの基礎データ

アロエ・ディコトマ
科名
ツルボラン科
属名
アロイデンドロン属
学名
Aloidendron dichotomum(Aloe dichotoma)
別名
矢筒の木、コカブーン
耐寒
0度
水やり
たまにやる程度
場所
冬は室内 夏は外
難易度
上級者向け
アロエ・ディコトマの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

アロエ・ディコトマの特徴は?

アロエ・ディコトマ:アロエ・ディコトマの特徴は?

アロエ・ディコトマ:アロエ・ディコトマの特徴は?
アロエ・ディコトマはアフリカに自生する多肉植物。以前はアロエの仲間とされていたが、現在はツルボラン科アロイデンドロン属に移動しているので、正式な学名は「アロイデンドロン・ディコトマム」ですが、現在も「アロエ・ディコトマ」で流通しています。環境が合えば、手間がかからずよく生育するのですが、室内管理していると日光不足でどうにも弱ってしまいます。できるだけ戸外で日光に当てましょう。

乾燥地域に育つ多肉植物で、最終樹高は7m〜10mというまぁまぁの「木」。上にニョキニョキ伸びて、下の葉っぱは落ちていき木のシルエットになっていきます。開花は冬とされますが、相当長期間…20年とか栽培しないと見ることはないです。冬に開花するのは、自生地で雨が降るのは気温が下がる期間であり、それが日本では冬に当たるからです。日本だと夏に雨が多く冬に乾燥するので、ピンと来にくいですけどね。

乾燥に非常に強い一方で、過湿が苦手で、また、日光不足になったり、栽培環境の風通しが悪いと病害虫にかかりやすい。非常に成長が遅く、室内用観葉植物に適した大きさに育つだけでもかなり時間がかかり、単価が非常に高価。
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水やり

乾燥を好み、水やりが多いと根腐れします。水やりはとにかく控えめにしましょう。できれば前もって多肉植物を育てて、水やりの感覚を掴んでおくといいです。

土がカラカラに乾いてから水をやります。気温が25度〜30度を超える夏は鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやりますが、それ以外の春と秋は土の表面を濡らす程度の水やりにしておきます。

真冬は気温が10度以下になったら断水するか、カラカラに乾いてから土の表面を濡らす程度の水やりをします。
冬の水やりについては
を参考にしてください。

肥料

追肥は不要です。なくても枯れることはありませんし、肥料が多いと調子を崩します。成長して欲しい場合は春〜秋の間に2週に一回薄い液体肥料をやるか、1ヶ月に一回、少量の緩効性化成肥料をやりましょう。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

春…5月以降の暖かくなる時期が適しています。植え替えはダメージがあり、このダメージを5月〜9月に取り戻しましょう。秋に植え替えるとダメージを取り戻しにくいので春が適しています。

用土

サボテン・多肉植物の土で植え付けます。
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鉢の植え替えの手順は?

植え替える10日前から断水してカラカラにしておきます。古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢か一回り大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、そのまま日陰〜半日陰で管理し養生させます。植え替え後〜養生している間は水やりはしません。

1週間〜2週間ほど養生させたら、日当たりに戻して、水やりを再開します。あとは通常の管理をしていきましょう。

管理場所

日光を好み、日光が不足すると調子を崩しますし、真夏の強い日光にも負けず、葉焼けもしません。春〜秋は戸外の日当たりで管理します。日当たりがよいと幹が太く育ちます。

どうしても室内で管理する場合も、できるだけ日当たりの良い場所…直射日光が当たる場所で管理します。

日当たりで放置していると、日光の方向へとグイグイ伸びて、茎がひんまがってしまいます。一ヶ月に一回か二ヶ月に一回くらいでいいので、鉢を回転させてバランスよく生育させないと倒れることもあります。

耐寒温度は意外と低くて寒さに強いですが、寒波が来て0度〜マイナス5度になったら流石に枯れて溶けてしまうので、室内に取り込みましょう。冬は室内の日当たりで管理します。窓の近くは寒波が来ると0度以下になることもあるので、寒波が来る夜は窓から離します。

病害虫

カイガラムシアブラムシがよく発生します。アロエ・ディコトマの自生地とはかなり違う環境で栽培しているため、これはどうにもなりませんので、発生したらカイガラムシは歯ブラシで削ぎ落とします。アブラムシはスプレーで吹き飛ばします。

虫の量が多いなら薬剤を使います。

最後に…

あんまり室内栽培に適した植物ではないので、インテリアとして育てると失敗しがち。室内栽培に適した植物は以下のページを参考にしてください。
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鉢植え観葉植物多肉植物

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