ヤマコウバシの育て方

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ヤマコウバシの基礎データ
ヤマコウバシ
科名クスノキ科
属名クロモジ属
学名Lindera glauca
別名山香ばし、山胡椒
耐寒、マイナス10度〜マイナス15度
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度上級者向け
画像投稿
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開花
植え
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ヤマコウバシの特徴は?

ヤマコウバシ:ヤマコウバシの特徴は?
ヤマコウバシはクスノキ科クロモジ属の中国・朝鮮や関東以西の本州〜四国〜九州に自生するクスノキ科クロモジ属の落葉樹。クロモジ属で名前の「香ばし」は、葉を揉んだり、枝を折った時にするスっとした香りから来ている。春にほとんど目立たないような小さな地味な花が開花し、秋に結実する。この実は胡椒のような辛味があるので山胡椒という別名もある。
ヤマコウバシ:補足情報

ヤマコウバシ:補足情報
秋になるとオレンジに紅葉し、葉っぱは枯れるが、葉っぱは枯れたままで落下せずに、葉っぱがついたまま冬を越し、春に新芽が出ると落ちて入れ替わる。冬に葉っぱが落ちないことから「受験に落ちない」と縁起のよい木ということもあり、冬にも目を惹くのもあって、庭木に植えられることが多くなっています。ただ、人によっては「ただ枯れているようにしか見えない」ので、この特徴をまずは植物園などで冬に見てチェックしておくといいです。ちなみに私は広島市植物園で見ました。

雌雄異株ですが日本では雄株はほとんど見られない。どうも全くないらしい。ところが結実し、繁殖できる。日本のヤマコウバシは遺伝子が同じのクローン体です。中国には雄株がある。ってことは朝鮮と日本には人為的に持ち込んだ可能性が高いなと思う。
樹高5m〜7m
ヤマコウバシ
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水やり

庭植えにした場合、自然に降る雨だけで十分です。日照りが続くようなら水をやってください。

肥料

肥料はなくていいです。

植え替え・植え付け

時期

落葉しないんですが、枯れ葉の時期の11月〜2月に植え付けをします。

用土

乾燥に少し弱いので、水もちがよくなるように庭土に多めに堆肥腐葉土を入れておくといいです。

植え付け手順

深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。根鉢にビニールや針金が巻かれている場合は取り除いてから植えてください。

管理場所

ヤマコウバシは乾燥にちょっと弱く、日当たりの良いところに植えると、乾燥で弱ります。乾燥すると水分が減り、水分が減ると葉焼けを起こしやすくなります。なので、年間を通して、半日陰…午前中だけ日光が当たるような場所か、木陰が適した場所です。

葉焼けをしたり、弱ると、葉っぱが汚くなって秋の紅葉が汚くなります。

耐寒温度はUSDA hardinessで5〜9で、マイナス25度〜0度となるんですが、自生地を見るに、マイナス10度〜マイナス15度前後ではないかと思われます。

剪定・切り戻し

剪定には強いが、成長が早い植物ではないので、毎年剪定するのではなく、樹形が乱れたら、剪定するか、樹高が高くなりすぎないように高さを抑えるためにちょこちょこ剪定する程度にします。

剪定に適した時期は基本的には枯葉になる11月〜2月。他の季節にも剪定しても問題ないですが、乾燥でダメージを負っている場合は危険なので、様子を見て判断します。

剪定は枯れた枝と落とし、樹形を乱す枝を落とし、変な方向に出た枝を落とし、風が通るように密生した枝を落とします。また、高さを抑えるように上に伸びた枝を落とします。

病害虫

害虫はほとんど見られない。香りがするためだろうと思う。
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