ラナンキュラス・ラックスの育て方

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ラナンキュラス・ラックスの基礎データ
ラナンキュラス・ラックス
科名キンポウゲ科
属名キンポウゲ属
学名Ranunculus 'Rax series'
耐寒マイナス5度
水やり乾かし気味に
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ラナンキュラス・ラックスの特徴は?

ラナンキュラス・ラックスはキンポウゲ科球根植物ラナンキュラスのRanunculus cortusifoliusを親株とした園芸品種

その特徴は花がテカテカであること。まるで植物ではなく、造花というか人工物というかシルクかサテンのような質感の花で、日光が当たるとピカピカとしています。まるでワックスでもかかっているようなことから、ラナンキュラスの「ラ」とワックスで「ラックス」になりました。毎年新たな品種が発表され、流通していて、その名前はギリシャ神話から取られています。

一重、半八重咲もあり、茎が長めに立ち上がって風に揺れる姿はなかなか素敵。スプレー咲きで一株で複数の花が咲き、期間中は次々開花するのも嬉しい。それに暑さに強く、寒さにもそこそこ強く、植えっぱなしで夏越し・越冬して開花するのも嬉しい。
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品種

ミノアン

ラナンキュラス・ラックス:ミノアン

ムーサ

ラナンキュラス・ラックス:ムーサ

ラナンキュラス・ラックス:ムーサ
ツボミのときは鮮やかな赤で、開花すると渋いテカテカのブラウンになります。

アリアドネ

ラナンキュラス・ラックス:アリアドネ

エウロペ

ラナンキュラス・ラックス:エウロペ

アイオリア

ラナンキュラス・ラックス:アイオリア

ロティス

ラナンキュラス・ラックス:ロティス

ハデス

ラナンキュラス・ラックス:ハデス

ピュタロス

ラナンキュラス・ラックス:ピュタロス

ティーバ

ラナンキュラス・ラックス:ティーバ

グレーシス

ラナンキュラス・ラックス:グレーシス

水やり

過湿が苦手なので、庭植えであれば基本的には自然に降る雨だけで十分です。そうは言っても極端な乾燥でもマズイので様子を見て水やりをしてください。鉢植えなら土が乾いてから鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。

秋〜早春はいいのですが春以降に葉っぱが茂ると蒸れて傷みやすいので、葉っぱに水をかけずに土に水を注ぐようにするといいです。また、花に水をかけると花がしぼむので、花に水はかけないようにします。

肥料

生育する秋〜開花時期までは緩効性化成肥料を少量だけ1ヶ月に一回やるか、液体肥料を2週に一回やります。夏に地上部が枯れ込むので、その前に肥料は切ります。夏に肥料が残っていると球根が腐りやすいです。

植え替え・植え付け

時期・頻度

球根の植え付けは10月〜11月が一般的。寒冷地では早春に植え付けます。

この時期に植えて冬を越して、春に開花した方が株が大きくなります。基本的に植えっぱなしですが、鉢植えは2年か3年に一回、庭植えでも5年に一回、夏に地上部がなくなったら掘り上げて、日陰で保管しておいて秋(10月)に株分して植え直します。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。できればこの培養土に川砂・軽石小粒・パーライトのどれかを元の土に対して1割〜2割ほど入れて水捌けをよくするとよりよいです。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。

庭植え(地植え)の手順は?

深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和には1週間ほどかかるので、反応が終わったら腐葉土か堆肥を、庭土に対して2割ほど混ぜて、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、深さ3cm、株間を20cm〜30cm空けて球根を植えて最後に水をやって完成です。植えて2週間は水切れしないように水やりをしましょう。

夏には地上部がなくなるので、なくなっても何を植えているのか分かるようにタグをつけておくといいです。
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鉢の植え付け・植え替えの手順は?

7号〜10号鉢に球根を一つだけ植えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根を深さ2cmになるように植えます。隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

挿木で増える?

挿木したり、切花にして水につけているだけで発根することがあります。

管理場所

日当たりがよいが、半日陰でも開花する。夏は地上部が枯れてなくなるが、夏の暑さにも強く、ラナンキュラスのように掘り上げる必要もない。

冬は凍結を避ければ問題なく越冬する。霜にあたっても枯れないが、当たると葉っぱが傷み、そこから回復するのに時間がかかるので、できれば霜に当たらないようにしたい。屋根がある軒下で管理するといいです。

掘り上げる

春以降、高温になると休眠し始めます。葉っぱは黄色くなり、徐々に地上部がなくなります。ラナンキュラス・ラックスは掘り上げなくても、土の水はけが良ければ夏に腐って枯れることはないので、通常は植えっぱなしですが、水はけが悪い場合や、分球して密生している場合や、何年も植えっぱなしで弱っている場合は、掘り上げて秋に植え直します。

地上部が枯れたら休眠しているので、掘り上げます。掘り出してミカンネットなどに入れて、風通しの良い日陰で管理しておきます。10月に最初と同じ手順で植え付けます。
球根ネット
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剪定・切り戻し

花がしぼんだら、切ることで次の花が咲きやすくなります。ちなみにツボミのうちに切って、切り花にしても、ツボミが開花するので切り花として部屋に飾ってもいいです。

病害虫

アブラムシエカキムシウドンコ病が発生する。
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