キシツツジ(岸躑躅、イソツツジ、イワツツジ、カワツツジ、カワラツツジ)

科名 | ツツジ科 |
属名 | ツツジ属 |
学名 | Rhododendron ripense |
別名 | 岸躑躅、イソツツジ、イワツツジ、カワツツジ、カワラツツジ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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岸躑躅(キシツツジ)の特徴は?

モチツツジと近い種で、見た目がかなり近い。モチツツジより葉っぱが細く、めしべ1本に対しておしべが10本と多いので開花すれば、判別はできるが、開花しないと良く分からない。ちなみにモチツツジのおしべは5本。モチツツジほどではないが葉の裏や花に細かな毛が生えています。花や枝はネバネバする。
中国地方(岡山県以西)、四国、大分県に見られ、川岸や渓谷で見られることが名前の由来。川のそばの増水すると水に浸かるような場所によく生えている。
昔から栽培されていて、ヒラドツツジやリュウキュウツツジはキシツツジを交配させた品種で、キシツツジにも若鷺、桃香、白妙などがあります。
水やり
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、様子を見て水やりをしっかりとしましょう。鉢植えの場合も土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。花芽が7月〜8月にできるので、この時期に水切れすると花芽が落ちてしまうので、乾燥しないように水をしっかりとやります。鉢植えであれば、乾燥を避けるために半日陰に移動させ、庭植えであれば寒冷紗で遮光しましょう。
肥料
肥料がなくても枯れませんが、花を咲かせたいなら追肥をしましょう。2月に春以降の新芽のための肥料(油粕+骨粉か化成肥料)をやります。開花後の5月〜6月に消耗したので追肥。夏を越し、花芽をつけた9月に追肥するといいです。肥料は株から離し、根が当たらないようにしましょう。
植え替え・植え付け
時期・頻度
植え付け・植え替えは2月がいちばんの適した時期。この時期であれば、植え付けもダメージが少なくて済み、鉢植えは土を落としての植え替えも可能。開花時期は植え替え・植え付けは避け、開花後の5月〜6月か、夏越しした10月前後に可能ですが、この時期の植え付け・植え替えはダメージがあるので、土を落とさず根をいじらないようにして、植えましょう。用土
酸性の土を好みます。ツツジの土で植え付けます。鉢の植えかえ手順
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。植え替えの場合、2月に植えかえる場合は土を少し落として、同じ大きさの鉢に植え替えることもできます。他の時期であれば土は落とさず、1号か2号大きな鉢に植え替えてください。
庭植え・地植えの手順は?
庭土を30cmを掘り返し、土に未調整ピートモスを2割ほど足し、化成肥料を説明書きの規定量を入れて混ぜて用土とします。粘土質で水はけが悪いなら、川砂・パーライト・鹿沼土などを入れて水はけをよくしてから植えます。穴に半分の土を戻し、苗を配置します。最後にしっかりと水をやって完成です。キシツツジは根が浅いところに伸ばして、呼吸しているので深植えにしないでください。
管理場所
日当たりを好み、半日陰だと花が少なくなるが、乾燥に少し弱いので夏(7月下旬〜9月上旬)は乾燥しないような対策も必要。半日陰に移動させるか、遮光して乾燥を防ぎましょう。霜に当たると落葉するので、霜が当たらない方が好ましい。
剪定・切り戻し
剪定をするのであれば、花芽ができる7月〜8月の前…5月〜6月にしましょう。この時期であれば、剪定しても花を落とさず、刈り込んでも復活します。枯れた枝、変な方向にのびた枝を切り落とし、密生している枝を落とします。その上で樹形を整えるように刈り込んでいきます。病害虫
ベニモンアオリンガ、ツツジグンバイ、カイガラムシ、ロウムシ、ウドンコ病、モチ病、炭そ病などが発生します。スポンサーリンク