短毛丸の育て方

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短毛丸の基礎データ

短毛丸
科名
サボテン科
属名
エキノプシス属
学名
Echinopsis eyriesi
耐寒
マイナス5度
水やり
たまにやる程度
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
短毛丸の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

短毛丸(タンゲマル)の特緒は?

短毛丸:短毛丸(タンゲマル)の特緒は?

短毛丸:短毛丸(タンゲマル)の特緒は?
短毛丸(タンゲマル)はサボテン科エキノプシス属の多肉植物。アルゼンチン・ブラジルの草原地帯に自生するサボテンで、乾燥した砂漠に自生していないため、通常のサボテンより「湿度に強い」性質があり、日本でも栽培は容易です。最初は球形で、徐々に縦長に育っていく。割と安価で流通しているんですが、大株になると結構高値で取引されています。

春〜夏〜秋に生育し、冬は寒さで生育が止まります。

日本には江戸時代〜明治には渡来し、その育てやすさから色んな多種と交配されていて、純粋な短毛丸はあまりないとも言われています。短毛丸の交配種を漠然と「短毛丸」として流通していることもあります。純粋な種が「偉い」「価値がある」というわけじゃないですが、こだわる人もいるんですよね。

ちなみに純粋な短毛丸は花が白、夜に咲いて1日でしぼみ、綾が13〜18、トゲが5mm以下といった特徴がいくつかあって判断基準とされています。でも、育て方は同じで、ここでは関係ないので詳細は割愛します。

水やり

短毛丸(タンゲマル)はサボテンの中では水を好み、生育時期に水やりが少ないと萎(しぼ)むこともあります。

春と秋は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。できれば雨水をためて、水やりに使います。水道水を使うと、カルシウムなどの成分が土中にたまって土が固くなってしまいます。

真夏は高温すぎて調子を崩すので、水やりは控えます。土が乾いてから数日たって、土を少し濡らす程度の水やりにしておきます。

冬は10度以下になると生育が止まるので、水やりは控えます。土が乾燥してカラカラになったら、土の表面を濡らす程度の水やりをするといいです。ちなみに水やりを控えることでマイナス5度あたりまでの寒さに耐えるようにはなります。

参考:冬の水やりと根腐れ

肥料

生育する時期…気温が20度以上になる春〜秋に通常の2倍くらい薄い液体肥料を1ヶ月に一回やると、よく生育します。肥料が多いと調子を崩すのであくまで薄いものをやるようにしてください。

植え替え・植え付け

時期・頻度

植え替えは春の4月〜5月に行います。生育が早いので、基本的に毎年植え替えをするといいです。最低でも2年に一回は植え替えをしましょう。

用土

多肉植物(サボテン)の土で植え付けます。

鉢の植え替え・植え付け手順

植え替えの1週間〜10日ほどは水やりをストップします。植え替えのときにトゲが通らない革製手袋を用意しておきましょう。溶接用の豚革手袋でもいいです。

古い鉢から株を取り出し、土を3分の1〜半分落として植え替えます。ほとんど落としても枯れることはないです。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れます。用土が流れ出ないなら、鉢底石はなくてもいいです。その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水をやらないで、そのまま日陰で2週間ほど管理して養生させます。2週間後に水やりを再開させ、通常の管理に戻します。
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管理場所

日当たりが良い場所で管理します。短毛丸は草原に育つ植物で湿度に多少は耐性があるんですが、日本は世界でも雨の多い地域で、雨ざらしにしていると根腐れするので雨には当たらないようにします。

夏に35度以上になるとさすがに暑さで生育が止まって弱り、葉焼けすることがあるので、7月下旬〜9月上旬は半日陰(木陰)に移動させるか、ヨシズや寒冷紗などで遮光してあげてください。ちなみに寒冷紗は100均でも売ってます。

冬は10度以下になると生育が止まりますので、冬は室内に取り込みます。霜・雪・凍結に当たらなければ中間地暖地では露地植えもできなくもないですが、冬は室内管理が無難です。

剪定・切り戻し

花が咲いてしぼんだら切り取ってしまいましょう。花を放置していると種子ができることもあるんですが、腐って病気になることもあるので、採種しないなら取り除きましょう。

病害虫

害虫はほとんど見られない。
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