ヒメリュウキンカの育て方

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ヒメリュウキンカの基礎データ

ヒメリュウキンカ
科名
キンポウゲ科
属名
キクザキリュウキンカ属
学名
Ranunculus ficaria
別名
姫立金花、菊咲立金花
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ヒメリュウキンカの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ヒメリュウキンカの特徴は?

ヒメリュウキンカはヨーロッパからアジアに分布するキンポウゲ科キクザキリュウキンカ属の多年草です。リュウキンカという名前がついていますがリュウキンカ属ではなく、ラナンキュラスの仲間の植物です。

ヒメリュウキンカは夏に休眠し、晩秋から早春に葉を出し始めます。3月から4月にかけて開花し、初夏には地上部を枯らして休眠します。

強健な性質と美しい花を持っているため、世界中で広く栽培されており、そのまま逃げ出して帰化植物として定着しています。特に北アメリカでは、広い地域で野生化しており侵略的外来種として栽培が禁止されている州もあります。

八重咲や黒葉の品種があります。育てやすい植物ですが、花に個性がなく、主役ではなく脇役ですね。また、株が大きくなるだけでなく、こぼれた種からも広がるため、広がりすぎた場合は引き抜く必要があります。
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水やり

庭植えの場合は年間を通して、降雨のみで大丈夫です。日本に帰化して、他の地域でも「侵略的外来種」とされるような植物なので手をかけて丁寧に育てるようなタイプじゃないです。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。

比較的湿潤な環境を好むので、極度の乾燥には注意して下さい。夏は休眠し、休眠中は乾燥に強くなりますが、水やりは継続しておきます。といっても、そんな弱い植物じゃないので、気にしないでもいいです。

肥料

ヒメリュウキンカは肥料を多量に与えると大きく育ちますが、庭植えの場合は肥料を控えた方がよいです。肥料を与え過ぎると形が乱れて不格好になることがあります。

一方、鉢植えの場合は、水やりで肥料が流れ出やすいため、追肥した方がよいです。2月から5月上旬まで、液体肥料を2週間に1回程度与えるとよいです。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

植え付け・植え替えは休眠期の7月下旬から9月が適期です。この時期に植え替えを行うとよいでしょう。鉢植えの植え替えの頻度は、2年に1回程度が適しています。庭植えでも株が大きく育ったら掘り上げて株分して植え直すといいです。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。水はけの良い土がよいので、赤玉土と鹿沼土を混ぜたものでもいいです。

鉢の植え付け・植え替えの手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

2年に一回を目安に植え替えをします。株分しないのであれば、土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢か1号か2号大きな鉢に同様に植えます。

ヒメリュウキンカは地中に塊根を作る性質があり、株分する場合は、掘り出した塊根は、芽をつけた状態で軽く引っ張ると分けられます。芽の先端が1cmほど地中に埋まる深さを目安に植え付けます。細かく分けると芽出しは少し遅れますが、やがて発芽し、1年で親株に育ちます。

種まき

タネが採取できるのは4月下旬から梅雨明けごろまでで、この時期にビニールポットに栽培用土を入れてタネをまき、明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると発芽します。タネは冬前ごろから翌年の2月から3月に発芽し、約1年で開花株に成長します。

こぼれダネでも増えるほど繁殖力がありますので、特に丁寧に育てなくても発芽して増えますし、種まきから発芽まで時間がかかるので種まきで増やすのは現実的じゃないですね。また、繁殖力が強すぎるため、庭の他の植物の生育を阻害することがあるため、注意が必要です。

管理場所

日当たりの良い場所から半日蔭まで、幅広い範囲で生育します。日照時間が少ない場合、徒長して草丈が高くなり、日当たりの良い場所で育てると締まった草姿になります。ただ、多少乾燥に弱いので、大きな植物や落葉樹の株元といった木陰になるところが一番適しています。

耐寒性と耐暑性の両方が優れているため、暑さ・寒さには特別な対策は必要ありません。

剪定・切り戻し

花が終わると種子を作ろうとします。種子ができると意図しないところから生えてきますし、傷んだ花に灰色カビ病が発生するので摘みましょう。

病害虫

他の植物を栽培していて発生するような病害虫が発生することもありますが、枯れるほどのことはないです。ナメクジアブラムシ、イモムシ、アオムシ、灰色カビ病、ウイルス病などが見られます。
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