バーベナ・リギダ

科名 | クマツヅラ科 |
属名 | バーベナ属 |
学名 | Verbena rigida |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
バーベナ・リギダの特徴は?

この植物は耐暑性に優れ、寒さや病害虫にも強いため、育てやすいとされています。地下茎で増える他、こぼれ種でも生えてきます。また、放任していてもよく花を咲かせるため、手間いらずで楽しめます。
バーベナ・リギダは、一年草タイプのバーベナほどの派手さはありませんが、花期が長く丈夫で育てやすいため、宿根性のバーベナとして人気があります。分布域はブラジル中部からアルゼンチン北部にかけてで、草原や森林、荒れ地、畑などに自生しています。世界中の熱帯や温帯地域で帰化植物としても定着しています。
宿根バーベナとは?
バーベナ・リギダは、宿根性のバーベナであり、一般的には「宿根バーベナ」と呼ばれています。ただし、この呼び方は明確ではなく、具体的にどの種を指すのか確認する必要があります。一般的には、クマヅツラ科ビジョザクラ属のグランダラリア・テネラ種が宿根バーベナとして流通していますが、バーベナ・リギダやその他の原種系のバーベナも宿根性のため宿根バーベナとして流通していることがあります。バーベナ・リギダは、丈夫で耐暑性があり、宿根性があるため、よく栽培されています。苗だけでなく、タネも販売されているため、タネから育てることもできます。宿根性のバーベナの中では、三尺バーベナがよく栽培されていますが、バーベナ・リギダも栽培しやすく、長い花期を持つので人気があります。
水やり
バーベナ・リギダはやや乾燥気味の環境を好みます。庭植えの場合は、ほぼ雨水だけで育てることができます。一方、鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。冬季は乾燥した環境を好みますが、完全に乾燥させないよう、時々水やりをしてください。肥料
バーベナ・リギダは、肥料をあまり必要としないため、やせ地でも育ちます。庭植えの場合は、元肥を施しておくだけで、追肥は必要ありません。
鉢植えの場合は、土の量が庭植えに比べると少なく、水やりで成分が流れていくため、追肥はあった方がいいです。生育期間中(春〜秋)に少量の緩効性化成肥料を与えると良いでしょう。
植え替え・植え付け
時期・頻度
この植物の適期は、4月から5月の春です。鉢植えの場合、根詰まりを起こしている場合は、植え替えが必要です。株分けを行うか、一回り大きな鉢に植え替えることができます。鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回のペースで植え替えを行ってください。
庭植えの場合でも、増えすぎた場合は、同様に株分けを行って植え替えをすることができます。この植物は地下茎で増えるため、切り分けて植え付けることができます。
種まき・育苗
適期は春の3月下旬~4月です。ビニールポットに栽培用土か種まき用土を入れ、種まきをし、種は薄く覆土します。分厚く被せると発芽しないので気をつけてください。
発芽まで数週間かかることもありますが、乾かさないように管理し、発芽後、本葉が2~3枚程度になったらポットに移植します。
本葉が5~6枚になって、ポットに根が回ったら、花壇やプランターなどに定植してください。
用土

鉢の植え付け手順

庭植え・地植えの手順は?

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は25㎝程度です。
管理場所
バーベナ・リギダは、水はけの良い場所で日当たりが良いところを好みます。日光が必要で、日陰では成長や花つきが悪くなるため、よく日が当たる場所で育てるようにしましょう。耐寒性があり、マイナス10度からマイナス15度程度まで耐えられます。霜よけは必要ありませんが、根が凍ると枯れる可能性があるので注意が必要です。
寒冷地で根まで凍るような場合は、室内で越冬させることもできますが、一年草として扱うと簡単です。花後にできる種を採取し、翌年春に蒔くことができます。
剪定・切り戻し
花が終わったら、その花序を切り取りましょう。摘むことで次の花が咲きやすくなります。株が乱れたり伸び過ぎたりした場合には、必要に応じて剪定を行いましょう。花が終わった後に剪定(摘芯)や切り戻しをすると、形を整えることができ、脇芽が出て、ボリュームも出て花付きが良くなります。
病害虫
なし。バーベナでよく見る、ウドンコ病も発生しにくいです。スポンサーリンク