ビバルナムティヌス(常緑ガマズミ)の育て方…植え替えの時期は?

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ビバルナムティヌスの基礎データ

ビバルナムティヌス
科名
スイカズラ科
属名
ガマズミ属
学名
Viburnum tinus
別名
トキワガマズミ、常緑ガマズミ、ビバーナム・ティナス
耐寒
マイナス8度〜マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
ビバルナムティヌスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

ビバルナムティヌスの特徴は?

ビバルナムティヌス:ビバルナムティヌスの特徴は?
ビバルナムティヌス(ビバーナム・ティナス)は地中海沿岸に自生するスイカズラ科レンプクソウ科ガマズミ属の常緑低木。春と秋に開花し、花も綺麗ですし、開花後にできる青い実も光沢があり、綺麗です。葉っぱは肉厚で、冬も落葉せず、寒さにもそこそこ強く、北関東くらいなら戸外で越冬しますし、暑さにも強くて、夏越しの対策も不要。日当たりが悪いと開花は鈍くなるものの、多少の日陰でも葉っぱが傷まないので、室内の観葉植物として栽培されることもあります。

四季咲きで春と秋に開花する、とされますが実際は春が主で秋はちょっと開花するくらいです。

ガマズミ属ですが、葉が肉厚ですし、実の色も違うし、落葉しますし、その他の性質も雰囲気も違います。その他のガマズミ属についてはガマズミ属を参考にしてください。
樹高2m
花言葉 茶目っ気、誓い、私を見て

植え替え・植え付け

時期

植えるのは寒さで活動が止まっている11月〜3月のうち、真冬を避けた時期が適しています。一番良いのは、これから活動を始める直前の3月。

鉢植えの場合は根詰まりと土の劣化を防ぐために2年か3年に一回植え替えをします。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を混ぜて用土を作ります。

鉢植えの手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替える場合は、土を落とさず、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。根をいじると調子を崩し、枯れることもあります。

庭植えの手順は?

深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量の半分くらいを入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。

穴に半分ほど土を戻して、ビバルナムティヌスの株を入れます。株の土は崩さず、根はいじらないで植えてください。いじると調子を崩します。隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

植え付け後に支柱をして動かないように固定するといいです。根を張って動かなくなったら支柱は取り除いていいです。

管理場所

日当たりを好むが、半日陰でも育ちますし、多少日当たりが悪くても、問題がないです。ただ、日当たりがいい方が花が多くなり、病気害虫も発生しにくいので、日当たり〜半日陰に植え付けるといいです。

鉢植えであれば、春・秋・冬は戸外の日当たりで管理し、夏は水切れを避けるために半日陰に移動させます。夏の暑さには強く、遮光する必要はないんですが、鉢植えは夏に水切れしやすいので、半日陰に移動させましょう。

夏の暑さには強く、直射日光に耐えます。遮光する必要はないです。

越冬・冬の管理

冬の寒さにも強いですが、霜・寒風に当たると枯れなくても、葉っぱが汚くなりますし、枝先がシンナリとすることもありますので、軒下で寒風が当たらない場所で管理する方が綺麗です。雪の下に埋まっても大丈夫、むしろ雪の下の方が温かいので、大丈夫です。ただ、雪の重さで枝が折れることはあります。

水やり

庭植えの水やり

庭植えであれば、植え付けして1ヶ月ほどなまだ根付いていないので、水をやりますが、その後は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。ただし、夏に日照りが続いたり、乾燥するなら様子を見て水やりをしてください。夏に水やりをするときは、昼を避け、涼しい朝か夕方にやってください。昼に水をやると、水が熱せられて、根を傷めるので避けましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えであれば、年間を通して鉢植えの土が乾いたら水をやります。水をやるときは一年中、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿に水が溜まっていたら水は捨ててください。水が腐ると病気に元になります。

夏は涼しい朝と夕方の2回しっかりとやります。昼は避けましょう。

肥料

庭植えであれば追肥はなくてもいいですが、調子が悪い、生育が悪いようなら2月〜3月に新芽のための寒肥をやるとよいです。株の周囲に化成肥料をパラパラとまいて、水をやるか、根に肥料が当たらないように株の周囲に穴を掘って、油粕などの有機物を埋めるかします。

鉢植えであれば、生育時期に1ヶ月に一回、化成肥料をパラパラと株元にやって水をやります。

剪定・切り戻し

庭植えだと大きく育ち、鉢植えだと小さくまとまります。

春の開花後の5月〜6月に剪定します。

生育が早いわけでもなく、放置していても樹形はそこまで乱れないので、強い剪定はせず、邪魔になったら軽く剪定をする程度にします。邪魔な枝を落とし、枯れた枝を落として、密生している枝を間引きます。

枝を間引いて、風を通すことで、病気・害虫(ハダニ)の予防にもなります。

病害虫

ハダニ、コガネムシの幼虫などが発生します。
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