ウサギゴケの育て方
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タヌキモ科
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最終更新
2023-02-16
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ウサギゴケの基礎データ
科名
タヌキモ科
属名
ウトリクラリア属
学名
Utricularia sandersonii
別名
ウトリクラリ・アサンデルソニー、ウトリ
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
上級者向け
ウサギゴケの特徴は?
ウサギゴケは、
タヌキモ科
ウトリクラリア属の南アフリカ原産の
食虫植物
で、高山の湿地に生えています。名前のとおりコケのように小さいですが、
種子
植物で、虫を捕らえるために小さな袋を持っています。最近は、室内栽培でも人気があります。
夏の暑さや乾燥に弱いため、室内で管理する場合は、夏は涼しい場所に置き、冬は5度以下にならないように管理することが重要です。花は2本の耳のように見える小さなものを咲かせます。
ホームセンター
などでちょいちょい見かけます。
草丈
4cm
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水やり
湿地帯で自生している植物なので、水が切れると枯れてしまいます。年間を通して鉢を腰水にして乾燥しないように管理します。受け皿に水をため、絶えず鉢の高さの3分の1ほどが水に浸かっているようにします。
春と秋は腰水の水がなくなったら、水を追加し、水の色が悪いようなら週に一回くらいの頻度で取り替えましょう。夏は高温で蒸発しやすいですし、水が腐りやすいので、毎日か二日に一回は水を入れかえるようにします。
肥料
ウサギゴケは
肥料
がなくても生育しますし、肥料があると、
ミズゴケ
にアオモが発生しやすいので、肥料はやらないでいいですが、あまりに成分が不足して成長が悪いようなら、薄い液体肥料を春と秋にやるといいです。
食虫植物ですが、無理に虫をあげなくていいです。
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植え替え・植え付け
時期・頻度
春か秋に植え替えをします。ミズゴケで植えている場合、ミズゴケが腐ってしまい、ウサギゴケの調子が悪くなるので、毎年やりかえましょう。
用土・鉢
ミズゴケで根を包み、これを鉢植えに突っ込んで終了です。ミズゴケが高価なので、
観葉植物
の土をそのまま使って植え付けてもいいです。観葉植物の土は
水はけ
が良すぎるので、
水やり
に注意するか、観葉植物の土に調整済み
ピートモス
か
バーミキュライト
を2割ほど足したらよりよいです。
鉢は素焼きでもプラ鉢でもなんでもいいです。腰水にするので、必ず受け皿を用意します。通常の受け皿より少し深いもの…植えた鉢の高さの3分の1が水に浸かるくらいの深さがあるといいです。
鉢の植え付け手順
植え替えの前の日に、乾燥ミズゴケを水につけて吸水させてふやかせます。ちなみに余ったミズゴケは天日干しして乾燥させて、また袋に入れて保存しておきましょう。
古い鉢から、ウサギゴケの株を取り出し、根から全てのミズゴケを丁寧に取り除きます。黒く変色したミズゴケは腐っているので、必ず取り除きます。細かい作業になりますのでピンセットを使って取り除きましょう。
全てを取り除いたら、新しいミズゴケで根を包みます。これを鉢に突っ込み、隙間があるようなら、そこにミズゴケを入れていきます。これで完成です。
植えた鉢は、腰水にして、絶えず水がある状態にしておきましょう。
植え替えの際に株分も可能です。毎年3倍〜5倍くらいに増え、ウサギゴケは夏の高温で蒸れて枯れやすいので、できれば毎年、株分して密生を避けるといいです。適当に割いて別々に植え付けましょう。
管理場所
春・秋は戸外の日当たりでもいいですし、戸外の
半日陰
や、室内で日光をレースのカーテンで遮光して当ててもいいです。
ウサギゴケは高山に自生する植物で夏の暑さが苦手です。夏は必ず室内か、戸外の風通しの良い涼しいところで管理します。
冬は5度以下にならない
暖地
であれば、戸外でもいいですが、暖地以外では、室内の日当たりで育てます。
病害虫
アブラムシ
や
ハダニ
や
ウドンコ病
が発生することがあります。
どれも湿気を嫌うので、普通に管理していると発生しないはずなんですが、弱ると発生することがあります。
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