菊芋(キクイモ)

科名 | キク科 |
属名 | ヒマワリ属 |
学名 | Helianthus tuberosus |
別名 | キクイモ |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
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開花 | ||||||||||||
植え |
目次
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菊芋(キクイモ)の特徴は?

そもそもアメリカでインディアンが食用としていたものを持ち帰り、知られるようになりました。ヨーロッパで菊芋が本格的に食されるようになったのは18世紀の飢饉の際にもよく繁殖して食べられたからです。日本では江戸時代に飼料として取り入れられ、「豚芋」と呼ばれていました。
草丈1m〜3m
植えてはいけない?その理由も

栽培して芋ができた後は、春まで土中で保管することになるのですが、掘り上げ忘れて、そのまま意図しないところから生えてきて、タネからも増えるため、手に負えない可能性はかなり高いので、庭・畑に植えるのは避けた方がいいです。
個人で栽培する場合は鉢やプランターで栽培して、花は摘んで種を作らせないようにして、種が外部に出ないように管理しましょう。
その他の植えてはいけない植物は以下のページを参考にしてください。
水やり
庭植え(畑植え)にすれば、自然に降る雨だけで十分です。夏にあまりに乾燥するなら水をやります。雑草で広がるくらいですから、そんなに気にしないでも大丈夫です。鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやります。冬は枯れ込んでいますが、土の中に埋めて保存しているなら、完全に乾かないように水やりをしてください。
肥料
肥料は追肥しませんが、植え付けの際にしっかりと堆肥や腐葉土を混ぜてやります。管理場所・日当たり

菊芋は全国で栽培できるのですが、昼と夜の寒暖差の強い、冷涼な土地の方が美味しくできるようです。
植え替え・植え付け
時期
中間地・暖地ならば3月、寒冷地であれば5月あたりに植え付けます。菊芋が活動を始める前に植えましょう。白色種・紫色種


連作障害
菊芋は連作障害を起こすので、過去1年か2年は菊芋を植えていないところで植えます。といっても、劇的に収量が減るというものではなく、茎が伸びにくい、なんか調子が悪い程度のことなので、人によっては3年か4年、同じ場所で植えっぱなしの人もいます。できれば毎年、土に堆肥・腐葉土を多めに入れて、連作障害を防ぎましょう。
用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。畑に植える場合は土に腐葉土や堆肥を混ぜて土をしっかりと作りましょう。
鉢・プランター植え

菊芋は直径50cm四方に広がるので、できるだけ大きな鉢に1株を植えます。直径30cmの鉢でも物足りないので、できれば直径40cmの鉢・プランターを用意してください。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、芋を深さ5cmに埋め、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え・畑植え

畝は作らなくて良いですが、水はけをよくするためにはあったほうがいいです。幅80cmの条を作り、菊芋を深さ10cm株間50cm〜1mで植え付けます。隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
作業
病害虫
病気・害虫はほとんど見られません。菌核病が発生することがありますが、あまり見かけません。
最後に…
菊芋は健康食品として注目されている食材の一方で、環境を破壊しかねない外来種でもあります。栽培するときは、できれば鉢植え・プランターで栽培しましょう。その他の植えてはいけない植物については
を参考にしてください。
また、家庭菜園で育てやすい野菜については以下のページでまとめているので参考にしてください。
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