ポットマジョラムの育て方
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科名 | シソ科 |
属名 | ハナハッカ属 |
学名 | Origanum onites |
別名 | イタリアンオレガノ |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ポットマジョラムとは?
ポットマジョラムはシソ科ハナハッカ属(オリガヌム属)の地中海原産の多年草。マジョラム(Origanum majorana・スイートマジョラム)に似た香りですが、辛味が強く、寒さに強い。草丈20cm〜50cm
管理場所
日当たりを好むので、春〜秋は戸外の日当たりで栽培します。ただし、過湿が苦手で、梅雨・夏の多湿・秋の長雨時期は、雨に当たらないように軒下で管理します。また、蒸れを防ぐために、梅雨前〜夏に、適宜、収穫を兼ねて切り戻して風通しをよくしましょう。耐寒温度は0度で、スイートマジョラムよりは寒さに強いものの、別に戸外で越冬が問題ないわけではないです。できれば鉢植えにして室内の日当たりで管理します。戸外で栽培する場合は、霜の当たらない軒下で管理します。関東以西であれば軒下で越冬可能ですが、寒波が来ると傷んだり枯れることはありますので、室内管理が無難です。
水やり
乾燥に強く、多湿が苦手なので、年間を通して乾燥気味に管理します。庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。鉢植えの場合は、土が乾いて二、三日経ってから、鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。土が濡れているうちに水をやっていると根腐れしたり、葉っぱが蒸れて腐ってきます。
肥料
肥料が多いと徒長して不恰好になって調子を崩しますし、根腐れもしやすくなるので、控えめにします。生育時期の春と秋に薄い液体肥料を2週に一回やります。植え替え・植え付け
時期
春に苗を植え付けます。冬を越したら、毎年春(4月〜5月)に植え替えをします。植え替えのときに株分けも可能です。用土
少しアルカリ性で、水はけの良い土を好みます。ハーブ用の土に苦土石灰を少量入れて、利用します。種まき
3月〜4月にビニールポットに上記の用土を入れ、その上に種子をまきます。種子の上に5mmほど薄く土をかぶせて、乾燥しないように水をやりつつ、明るい日陰で管理します。気温が20度前後なら1週間で発芽します。発芽したら間引いて、本葉が2枚〜3枚になるまでに一本立ちにして、4月〜5月に庭植えや鉢植えにしていきます。鉢植え
苗を植え付ける場合は6号鉢から始めて徐々に大きくしていきます。植え替えでもう大きくしたくない場合は同じ大きさの鉢でもいいです。移動させることを考えると、8号が限界です。鉢植えの底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出して、古い土を3分の1ほど落とし、地上部を高さ半分くらいまで切り戻して根の負担を減らしてから、株を植え替えてください。
剪定・切り戻し
5月〜9月の生育時期にポットマジョラムを切り戻し(摘芯)を兼ねて収穫します。切り戻すことで、脇枝が出てくるので、適宜、必要なら収穫します。脇枝が出ると、その後の収穫も増えます。また、梅雨前〜夏はポットマジョラムにとっては多湿で蒸れて枯れこむ時期なので、前もって、高さ半分ほどまで刈り込んで、傷んだ葉を取り除いておきます。
病害虫
乾燥時期にハダニが発生することがあります。スポンサーリンク