ヤマホロシ(山保呂之)の育て方
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ナス科
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最終更新
2022-05-18
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ヤマホロシの基礎データ
科名
ナス科
属名
ナス属
学名
Solanum japonense
別名
ホソバノホロシ
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ヤマホロシとは?
ヤマホロシとは
ナス科
ナス
属のツル性
低木
。日本に自生する植物で、結実すると赤い実をつける。園芸店で流通している「ヤマホロシ」は実際は南米原産の「
ツルハナナス
(Solanum jasminoides)」です。性質・見た目はほとんど同じで育て方も同じなのであんまり気にしないでもいいですけどね。
ヤマホロシは赤い実をつけ、葉には光沢がなく、ツルハナナスは黒い実をつけ、葉に光沢があると違いがある。ちなみにヤマホロシは「(あまりの繁殖力で)山を滅ぼす」という意味があるとする説もありますが、詳細はハッキリしていません。
ツルハナナス(蔓花茄子)の育て方
ナス科ナス属Solanum jasminoides
管理場所
日当たりか
半日陰
の場所を好みます。ヤマホロシは林の中で、他の植物に絡んで伸びていくので、日当たりでも半日陰でも育ちますが、株元に日光が当たって乾燥すると弱るので、気をつけてください。一般的には半日陰で栽培されることが多いです。
ヤマホロシは北海道から九州まで自生しているくらいですから、冬の寒さには強いので、防寒も必要ないです。
水やり
庭植えの水やり
乾燥に若干弱いので、水切れしないようにします。庭植えにした場合は、ほぼ自然に降る雨で大丈夫ですが、夏の乾燥時期などは水切れするので、庭植えでも
水やり
をしてください。
鉢植えの水やり
鉢植えにした場合は、土が乾いたら水をやります。春と秋は晴れたら毎日、夏は朝と夕方の1日2回水をやります。冬は生育が止まっているの水やりを控えて、土が乾いて3日後の朝に水やりをする程度にしてください。夕方に水をやると、水が明け方に凍って株を痛めるのでやめておきましょう。
肥料
生育時期の春(4月)〜秋(10月)に1ヶ月に一回ほど化成
肥料
をやると良く生育しますが、あんまり広がりすぎても困るので、様子を見て肥料の頻度・量を調節しましょう。肥料をやらなかったからって枯れるということはないです。
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植え替え・植え付け
時期・頻度
春(4月〜6月)に植え付け・植え替えをします。春〜秋にしっかりと生育させることで冬の寒さに耐性がつきますので、庭植えの場合は春に霜が降りなくなってから早めに植え付けましょう。
鉢植えは根がよく広がるので、毎年か2年に一回植え替えをしないと
根詰まり
をします。根詰まりすると夏に水切れしやすいので、鉢底から根が出ているなら早めに植え替えをしましょう。
用土
一般的な花と野菜の
培養土
で植え付けます。自作する場合は
赤玉土
6
腐葉土
4を混ぜたものを使います。山野草の土でも構いません。庭植えにする場合は、水もちを良くするために、腐葉土・
堆肥
を混ぜておきましょう。
鉢植え
古い鉢から株を取り出し、土を崩さず、根をいじらないようにして、一回り大きな鉢に植え替えます。鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石
を2cm〜3cm入れて、その上に
用土
を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え
植える前に、1週間前に庭の土を深さ20cm〜30cmほど掘り返します。その際、元の土に対して2割〜3割程度の腐葉土や堆肥を混ぜ込みます。さらに、適切な量の化成肥料を加えて用土を作ります。
水はけ
が悪い場合は、川砂や
鹿沼土
などを混ぜて水はけを良くした後に植えることをおすすめします。
土壌改良を行うことで、植物の根が健康に成長し、良好な生育環境が整います。腐葉土や堆肥は土壌の保水性や通気性を改善し、植物の栄養吸収を促進します。
剪定・切り戻し
広がりすぎて困るくらいの植物なので、
剪定
して伸ばすのではなくて、伸びすぎないように切り戻すのがヤマホロシの剪定です。いつ剪定してもいいですが、強く切り戻すのであれば、開花時期は避けた春か秋にします。
剪定した枝を
挿木
するといくらでも増えますが、そこまでしなくても増えるので普通はやらないです。
病害虫
ほとんど見られない。
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