セダム・緑亀の卵の育て方

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セダム・緑亀の卵の基礎データ

セダム・緑亀の卵
科名
ベンケイソウ科
属名
セダム属
学名
Sedum hernandezii
別名
ヘルナンデジー
水やり
たまにやる程度
場所
冬は室内 夏は外
難易度
中級者向け
セダム・緑亀の卵の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

緑亀の卵とは?

緑亀の卵はベンケイソウ科セダム属のメキシコ原産の多肉植物。プクプクとしていて、丸い葉っぱの質感が独特で緑亀の卵とはよく名付けたなと思います。寒さに当たっても紅葉はしません。春になると開花します。学名が「セダム・ヘルナンデジー(Sedum hernandezii)」なのでヘルナンデジーとかヘルナンデツィーと呼ばれることもあります。

寒さには比較的強いとされるが、氷点下になると枯れるので冬は室内で管理します。頑健で育てやすい一種。

緑亀の卵の管理場所

生育温度は10度〜20度で、春と秋に生育しますので、春と秋は戸外の日当たりでしっかりと日光に当てるといいです。室内で管理する場合は窓辺などできるだけ日光に当たる場所で管理してください。

真夏は35度以上の暑さで生育が止まり、休眠します。夏は風通しの良い半日陰で管理するか、遮光してあげてください。

耐寒温度は3度〜5度で、最低気温が10度を切ったら、室内に取り込んでください。冬も寒さで生育が止まります。

緑亀の卵の水やり

体躯植物で乾燥気味の管理を好み、水やりが多いと徒長(ヒョロ長くなること)して不恰好になります。さらに水やりが多いと、根腐れして溶けて枯れてしまいますので、水やりは乾燥気味を心がけます。春・夏・秋に水をやるときは、鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。受け皿をしている場合、受け皿の水は捨ててください。

夏の水やり

夏に気温が30度以上になると生育が止まり、休眠し始めます。なので梅雨時期〜9月までは水やりを控えます。

冬の水やり

冬も10度以下になると活動が止まり、休眠しますので、冬も水やりを控えます。土が乾き、葉っぱにシワが寄っているようなら、土の表面を少し濡らす程度に水をやります。鉢底から水が出るくらいにやっていると根腐れします。

緑亀の卵の肥料

肥料はなくても育ちますし、肥料が多いと徒長します。肥料がさらに多いと根腐れの要因ともなるので控えめにしておくか、追肥はしないでもいいです。あまりに生育が悪い場合は肥料をやる程度にしておきましょう。

肥料をやるのであれば生育時期の4月〜5月と9月〜10月に一ヶ月に1回か2回ほど薄い液体肥料をやります。

緑亀の卵の植え替え

時期・頻度

植え替えは生育する春(3月〜5月)か、気温が下がりまた生育する時期になる秋(9月〜10月)に行います。夏と冬に植え替えをすると、生育が止まっているため、回復せず、悪くすると枯れることもあるので春と秋に植え替えをしましょう。

植え替えは3年に一回くらいの頻度です。

用土

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植え替え手順

植え替えする10日前から水やりを止め、乾燥させます。水をやっていると土に水が残って、根腐れの原因となりますので、必ず断水しておきます。

古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とします。傷んで変色した根があるなら、切って取り除きます。

新しい鉢は同じ大きさでもいいですし、ひとまわり大きな鉢でもいいです。新しい鉢植えの底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3cm〜5cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水やりをせず、そのまま日陰で2週間養生させます。2週間後に水やりを再開し、管理場所をもとに戻します。

これで植え替えを完了です。

挿木で増やす

植え替えをするときに葉っぱがポロポロと落ちますし、栽培していると自然と落ちます。落ちた葉っぱは切り口を乾かして、水をやらずに土の上に置いていると発根します。発根したら根を土に埋めてやれば、そのまま新株となります。本当に卵っぽいです。

病害虫

カイガラムシ
蝋に覆われた虫で、植物の汁を吸って弱らせます。見つけたら歯ブラシなどで削ぎ落とします。排泄物に黒いカビが生えるスス病が二次被害として発生するので早めに取り除きましょう。

アブラムシ
植物の汁を吸って弱らせます。少数のアブラムシから爆発的に増えるため、早めに駆除したい。特に夏の乾燥時期によく見られ、その頃は緑亀の卵も弱っているので、ダメージが大きい。
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