桃美人(多肉)の育て方…増やし方は?

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パキフィツム・桃美人の基礎データ

パキフィツム・桃美人
科名
ベンケイソウ科
属名
パキフィツム属
学名
Pachyphytum bracteosum
水やり
乾かし気味に
場所
室内
難易度
中級者向け
パキフィツム・桃美人の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

桃美人(モモビジン)とは?

桃美人(モモビジン)はベンケイソウ科パキフィツム属のメキシコ原産の多肉植物学名はパキフィツム・ブラクテオスム(Pachyphytum bracteosum)。桃美人なんて日本ぽい名前がついていますが、メキシコ原産の「種」なんですよね。

丸くて肉厚な葉っぱの先が少しピンクがかって愛らしいです。秋になり気温が下がるとピンクが濃くなります。ピンクにならないパキフィツム属の月美人・星美人ってのもあります。

桃美人の増やし方

挿し芽(挿木)

茎を適当な長さで切って、切り口を日陰で2日か3日ほど乾かしてから、栽培用土に挿していると2週間ほどで発根します。発根したら徐々に水をやり、日当たりに移動させたり、鉢植えに植え替えるなどします。

もしも徒長して不恰好になったら、挿木で仕立て直せばいいです。

葉挿し

葉挿しもできます。切った葉っぱを土の上に置いていると発根するので、発根したら土に埋めて植えればいいです。自然に落ちた葉っぱからも発根するので、無理に切って葉挿しにしないでもいいです。

管理場所

日光を好み、日光不足になると徒長して不恰好になりますので、生育時期の春と秋は必ず日当たりで管理します。

夏の高温多湿と強い直射日光に葉焼けすることもあるので、夏は風通しの良い半日陰か室内でカーテン越しの日光に当てるようにします。

冬は10度以下になると生育が止まって、0度前後で枯れてしまいます。冬は氷点下にならないように室内に取り込んでください。

水やり

桃美人は多肉植物で乾燥に強いので、水やりは控えめにします。年間を通して、葉っぱにシワが寄ってから水やりをするくらいでもいいです。春と秋の生育時期は、土が乾いたら、鉢底から水が出てくるくらいにしっかりと水やりをしてください。受け皿の水は溜めずに捨ててください。そのままだと根腐れの原因となります。

夏の水やり

夏は暑さで生育が止まりますし、過湿で腐りやすいので、水やりは控えめにします。葉にシワが見えてから、夕方の涼しい時間に鉢底から水が出るくらいに水をやる程度にします。もしくは梅雨〜夏は断水し、最高気温が25度を切ったら水やりを再開します。

冬の水やり

冬は寒さで活動が止まっていて、水やりは控えます。鉢の中の土の水も完全になくなってから、土の表面を濡らす程度に水やりをします。土中の水分は「土壌水分計」で確認してから判断するといいです。
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肥料

肥料はなくてもいいです。植え替えで「多肉植物の土」などを使うと、最初から肥料が入っているので、この成分だけでほぼ大丈夫です。自作して元肥がないなら追肥した方がいいです。桃美人は肥料が多いと徒長したり、根腐れの原因となるので、そもそも控えめがコツ。やる場合は春と秋に2週に1回だけ薄い液体肥料をやります。

植え替え

春(4月〜5月)・秋(9月〜10月)に2年か3年に一回植え替えをします。

用土

多肉植物の土で植え替えるか、自作する場合は赤玉土3軽石小粒3ココピート2パーライト2を混ぜたものを使います。

植え付け手順

植え替えの10日前から水やりを止め、乾燥させておきます。濡れていると根腐れを起こしやすいのでその予防のためです。

鉢から株を取り出し、古い土を半分ほど落とし、傷んだ根を取り除いておきます。葉に白い粉がついているので、これが落ちないように丁寧に扱いましょう。

鉢の底の穴を鉢底網で塞いで、三分の一から二分の一まで鉢底石(軽石)を敷いてください。根が浅いので、鉢は深いものでなくていいです。株を入れて、用土を入れて、そのまま水をやらずに日陰で2週間ほど養生してから、水やりを再開し、日当たりに移動させてください。

病害虫

アブラムシヨトウムシカイガラムシが発生します。
腐って枯れることがあります。これは雑菌というよりは水のやりすぎ・雨ざらしにしたとか、用土の水はけが悪すぎるなどで過湿になった結果です。環境を見直せば予防できます。
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