アグロステンマ(麦仙翁、麦撫子)

科名 | ナデシコ科 |
属名 | ムギセンノウ属 |
学名 | Agrostemma githago |
別名 | 麦仙翁、麦撫子 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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アグロステンマとは?


ヨーロッパでは麦畑に生える雑草でしぶとく、アレロパシーで他の植物の生育を阻害し、種子は有毒で飼料にもならない。麦栽培とともにヨーロッパからインド・中国・アフリカ・アメリカ・南米・オーストラリアと分布を広げ、日本にも19世紀末に渡来し帰化しています。痩せた土が適していますが、基本的には何処にでも生えます。
細い茎、薄い花びら、繊細な容姿で最近人気ですが、こぼれダネでも増え、まぁまぁしぶといので注意しましょう。
草丈60cm〜90cm
水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫です。
肥料

肥料をやりすぎると、伸びすぎて、尚のこと倒れやすくなります。植え付けの時点で緩効性肥料を入れておけば、それで十分です。市販されている土で植えつける場合は土にあらかじめ肥料成分が入っていますので何も加えなくて十分です。
植え付け・植えかえ・種蒔き
秋(9月〜10月)に種を撒くか、苗を購入して植え付けをします。霜が降りるまでに植え付けをして根を張らせないと寒さに弱くなります。
用土

種まき

発芽温度は20度。大体は9月の下旬あたりから苗作りを始め、早く植えて成長させて寒さに強くしましょう。
ポットやトレイなどに用土を入れ、そこにタネを2粒〜3粒まき、5mmくらいうっすら土をかぶせるか土をかぶせずに、水をやり乾燥しないように明るい日陰で管理していると、1週間で発芽します。発芽したら間引いて、本葉が3枚になったら、鉢や庭に植え付けます。
庭植え

株間は30cmくらいを目安に植え付けます。もしくは間引いてそのくらいの株間にしていきます。
土の水はけが悪い場合は、軽石・川砂・パーライトなどを混ぜて、水はけをよくしてから植え付けます。それでも不安なら少し盛り土にして、高植えにしたり、レイズドベッドで植え付けます。
支柱
肥料が多かったりで、草丈が大きくなったら支柱を立てて、括り付けて倒れないようにしておきます。こぼれダネ
花が咲いて、放置していると種子が出来て、こぼれ落ちます。この中から来年発芽して花が咲きます。管理場所・日当たり
日当たりのいい場所で、強い風の吹かない場所が適しています。土は水はけのよいもの。アグロステンマは細い茎なので、割と草丈が高くなります。強い風が吹いていると、倒れやすいです。風が当たらない場所で管理しましょう。越冬
冬も日当たりのよいとこで管理します。寒さにはある程度耐性があり、耐寒温度はマイナス3度。ですが寒風が強く吹きつける場所や霜が降りる地域では霜よけ・防寒が必要になります。苗が根を張り切ってない状態で霜ばしらが立つと根が傷んで枯れてしまいます。持ち上がらないように株を押さえつけてください。もしくは腐葉土を敷いて防寒しましょう。
花ガラを摘む
花が終わると、その花に種子をつけようと株がエネルギーを注ぐので、終わった花を摘むことで次の花が咲きやすくなります。これを「花ガラを摘む」と言います。花ガラを摘むことで、体力の消耗を防いで長く花を咲かせることができます。風通しをよく
風通しが悪いと、蒸れて腐ってきます。密生しているようなら株を間引くか、枝葉を整理しましょう。枯れた葉っぱは取り除いてください。茎に産毛が生えていて、過湿になると腐りやすいです。病気・害虫
アオムシ葉っぱを食べるアオムシが発生する。ゼンターリなどのBT剤で駆除します。
アブラムシ
新芽にたかって汁を吸い、生育・開花が鈍くなります。爆発的に増えるので、早めに水をかけて吹き飛ばすか、薬剤を散布して駆除します。
ハダニ
乾燥・高温時期によく発生する。アグロステンマは乾燥ぎみに管理するので、発生するとがあるが、風通しをよくしていると予防もできるし、ハダニの最盛期の前に枯れるのであまり見かけない。
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