カタツムリ(デンデンムシ)の生態と駆除に使う薬剤について

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カタツムリとは

カタツムリ(デンデンムシ)は陸生の巻貝のこと。カタツムリは苔を主に食べているが、葉も食べる害虫です。……葉っぱも食べるが苔がほとんどって感じ。なので葉っぱの被害は圧倒的にナメクジが多い。そこがナメクジとカタツムリのイメージの差ではないかと思う。

葉の食害もあり、特に柔らかな新芽を好んで食べ、新芽を食べられれば成長点がなくなり、生育に問題が起きるため、ナメクジ同様に駆除しておいて損はないです。

カタツムリが這った跡には粘液が残り、乾燥するとヌラヌラと光ります。粘液は水に濡れると溶けて流れていきます。

うちのサイトでは「葉っぱに虹色のヌメっとした跡があったらナメクジ」という書き方をしているが、ガーデニングにおいてナメクジとカタツムリの違いなど何もなく、カタツムリが這った跡の可能性も十分ある。ただ、ナメクジはしょっちゅう見かけるのに対して、カタツムリは珍しいので、這った跡があったらほぼほぼナメクジ。
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カタツムリの貝殻ってなんのためにあるの?

カタツムリの貝殻の内部には内臓が入っているため、貝殻が割れると死んでしまいます。ヤドカリとは違い、貝殻は体の一部です。カタツムリは乾燥に会うと入り口に膜を張って乾燥を防いでなりを潜め、環境が改善するとまた活動を始めます。

つまりカタツムリの貝殻ってシェルターであり、体の一部なんですね。

ナメクジとカタツムリの違い

カタツムリから貝がなくなったものが「ナメクジ」。ややこしいですが、ナメクジが貝を背負ったものがカタツムリ…ではないです。

ナメクジは貝殻をなくしたことで、乾燥には弱くなりましたが、より狭い場所に入り込めるようになり、貝殻というコストを軽減する進化したんですね。ちなみにこういった貝を捨てる進化のことを「ナメクジ化」と呼んでいます。ナメクジ化した生物として、イカ・タコ・ウミウシ・クリオネなどがあります。

カタツムリの増え方

雌雄同体…つまり、1匹でオスでありメスでもあります。二匹のカタツムリが出会うと、両者が卵を産んで増える。卵は土中や鉢の底に産まれます。ちなみに卵からかえったカタツムリは小さいながらもすでに「殻」を背負っています。

防除・予防

卵を取り除く

土の中や鉢の底に卵を産みつけます。土中の卵を発見するのは無理ですが、鉢底・石の下の卵を踏み潰しておくと、多少の防除にはなります。

ビールトラップ

カタツムリ・ナメクジはビール酵母が大好きで、ビールに呼び寄せられます。ビールの余った缶を雨が当たらないところに置いていると、中に落ちて溺死しています。ただ、ビール自体には駆除剤ではないので、捕獲後に補殺する必要があります。

飲み逃げされることがあり、以下の駆除剤の方がずっと効果が高いです。

銅イオン

銅イオンを忌避するので、銅線や銅板を設置すると忌避する。忌避するだけ…近寄らないだけで駆除はできていないです。

カタツムリの駆除と薬剤

ナメクジの駆除剤が同様に効く。カタツムリは葉を食べるのですが苔が主食なので、被害があることはあまりないが、カタツムリが発生する環境はナメクジが発生する環境でもあり、ナメクジの被害がいずれは発生すると思われます。早めに薬剤を利用しておいて損はないです。
ナメトール
ナメクジ・カタツムリを誘引して駆除する薬剤。天然成分なので、土にかえる。また、犬や猫にも安全。
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マイキラーL
ナメクジ・カタツムリにかけると駆除する普通の薬剤。
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スラゴ
ナメクジ・カタツムリに効果がある薬剤で、湿気に強い。
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ナメナイト
ナメクジ・カタツムリを誘引して駆除する。雨に強い。一晩で効果が見られる。
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サンヨール乳剤
ナメクジ以外にもウドンコ病などの病気や、アブラムシハダニといった害虫にも効果がある。植物に散布して駆除するが、ナメクジを誘引するわけじゃないので、狙い撃ちは難しい。
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ナメクリーン
ナメクジ・カタツムリを誘引して駆除する。粒が青い。
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