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プレクトランサスの育て方
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プレクトランサス
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最終更新
2022-10-12
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プレクトランサスの基礎データ
科名
シソ科
属名
プレクトランサス属
学名
Plectranthus
別名
プレクトランツス
水やり
水控え目
場所
冬は室内 夏は外
難易度
中級者向け
プレクトランサスの特徴
プレクトランサスは
シソ科
の
多年草
。
観葉植物
としてのプレクトランサスもありますし、花観賞用のものもある。開花は春から秋までだが、開花が多いのは秋。これは短日植物で日が短くなることで開花が増える性質のため。
やわらかい日差しを好みますので、真夏は
半日陰
へと移動させてください。強い日を当てていると、葉っぱが焼けてしまいます。プレクトランサスの理想環境はカーテン越しの柔らかな日差しの当たる窓辺です。
冬は寒さに弱いので、室内に取り込む必要があります(10度以上が望ましいですが、3度でも耐えられます。名古屋では軒下で越冬可能という情報も。それでも霜よけは必要です)。
草丈
30cmから80cm
水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から水がしみ出すくらいに水をたっぷりとやってください。土が湿っている間は水をやらないようにします。受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。
根腐れ
の原因となります。
春と秋は大体、晴れた日は朝に1回
水やり
をやることになります。
夏の水やり
夏(気温が30度を超えたら)は毎日、朝夕の最低2回、水をやってください。あまりに暑いときは昼を避けて三回水をやる必要があるときもありますが、あんまりに水やりの頻度が多いなら、半日陰に移動させましょう。
昼に水やりをしないのは、昼に水をやると根が沸騰して根を痛めるので避けます。
冬の水やり
冬は気温が下がって…10度前後になると、活動が鈍くなっています。水やりは控えめにしてください。土が乾いてから数日経ってから水をやる程度にします。
冬でも15度以上で日光に当たっていれば生育しますので、その場合は春や秋と同じくらいの頻度で控えずにやってください。
肥料
生育期間に液体
肥料
か固形肥料をやってください。液体肥料ならば10日に1回。固形肥料の場合は一ヶ月に1回程度です。肥料を多く与えると、茎が長く伸びすぎてしまいますので、その場合は肥料を控えてください。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
5月か6月あたりの気温がある程度高い時期に植え替えをします。
鉢の底から根がはみ出してたら
根詰まり
しているので、植え替えをします。鉢の植え替えは2年に一回くらいです。
用土
土は市販されている花と野菜の土か、自作する場合は
赤玉土
6
腐葉土
4か、赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢植え
まず地上部の枝を減らして根の負担を減らすため、株全体を半分ほど
切り戻し
ます。
鉢から取り出して、土を落とさないで、鉢底の根を少しほぐして、一回り大きな鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、鉢底石(
軽石
)を2センチほど入れて、少し
用土
を入れる。用土の上に株を入れて、隙間に用土を入れます。最後に水をやって完成です。
もしくは古い土を三分の一ほど落としてから同じ大きさの鉢に植え替えます。できれば土を落とさないで植え替えた方がダメージが少ないのです。
株の増やし方(挿し木)
5月から10月のある程度、気温がある時期に新芽を8センチから10センチほど切って、赤玉土単用の苗床に挿していると二週間ほどで発根します。発根するまでは乾燥しないように水をやってください。発根したら普通の用土に植えれば株が増えます。
●発根剤を塗るとよく発根するが、そもそも発根しやすい植物。
●土じゃなくても、水に挿していても発根する。
●水挿し・
挿し木
で株を増やして、冬を越して春になったら庭に植えるという冬越しの方法もあります。
管理場所・日当たり
春から秋にかけては半日陰(=木陰)が好ましいです。
直射日光に弱く、日当たりにおいていると葉っぱが焼けてしまいます。
葉焼け
は元に戻りません。慣らすと直射日光でも枯れないのですが、葉っぱが傷だらけで綺麗じゃないので、半日陰が基本です。
年間を通して、室内の窓のそばでレースのカーテン越しの日光を浴びるというのが理想的。
越冬
冬は基本的には室内の日当たりで管理します。
耐寒温度は10度以上とされていますが、水やりを控えることで3度前後まで耐えられるので、
暖地
では戸外で越冬可能です。名古屋で戸外の軒下で越冬したという情報もあります。ただし霜には弱いです。霜にあたると一発で枯れます。
冬は室内で管理すれば落葉もせず越冬も可能です。寒さに弱いといっても室内で管理すれば問題のない程度。無理に戸外で管理することはないです。
短日植物
プレクトランサスは短日植物で、日が短くならないと
花芽
が少ない。多少はつくのですが、本格的な開花は日が短くなる10月から11月。それ以前でも花は咲きますがとにかく少ないです。
店頭に並ぶプレクトランサスの鉢や苗は、短日処理をしているから、花が満開なだけで、育てていると徐々に花が少なくなってきます。それでもちゃんと管理していると、また秋に「短日」を感じて花が咲きますので、諦めないで管理してください。
プレクトランサスは室内の蛍光灯でも長く当たっていると「昼間」だと考えて、秋になっても花芽がつかないことがあります。戸外の家の室内灯が当たらないところで管理しましょう。
短日処理
ポインセチア
は短日処理をして赤くしています。プレクトランサスも同様にして開花させることもできますが、ポインセチアは短日処理しないとほぼ赤くならないのに対して、プレクトランサスはしないでも開花するので、そんな面倒なことは普通しません。
斑入りの葉っぱについて
プレクトランサスには斑入り品種があるんですが、育てていると斑のない普通の葉っぱが生えてきます。普通の葉っぱの方が勢力が強くて、放置していると株全体が「斑のない普通の葉っぱ」だけになってしまいます。斑のない葉っぱが出てきたら速攻で摘んでしまいます。
病害虫
カイガラムシ
、
ハダニ
カイガラムシ
・
ハダニ
が発生します。カイガラムシは歯ブラシなどでこそぎ落とし、その上で薬剤を撒きます。ハダニも薬剤を散布します。
アブラムシ
アブラムシ
はどこからともなくやってきます。近くにアブラムシがいる植物がいると移ってくるので、庭全体でアブラムシを見つけ次第薬殺します。
雑草
が生えていると同様なので、雑草を刈ると多少は予防になります。
ヨトウムシ
ヨトウムシ
は夜中に活動する芋虫で、夜になると葉を食べます。虫が大きくなるほどに被害が大きくなっていきます。夕方〜夜中に見ると出会いますので、駆除します。もしくは薬剤を散布して駆除します。
特徴・由来・伝承
プレクトランサスは寒さに弱いので、秋以降は室内へと移動させないといけませんが、室内で管理すれば葉を落とすことも無く越冬も可能ですので、さほど難しいという訳でもないようです。
プレトランサスという名前はギリシャ語のプレクトロン(雄鳥のつめ)と花(アンサス)からなっています。花の形が由来です。
一般的なプレクトランサスは花がムラサキで、葉っぱや茎も濃い紫で、目立ちます。葉はつやがあって
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