フジ

科名 | マメ科 |
属名 | フジ属 |
学名 | Wisteria floribunda |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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フジ(藤)とは?

年間のスケジュールの細かい作業については以下のページを参考にしてください。
樹高10m
水やり
庭植えの場合、根付いてからは水やりは不要。よほど日照りの時は水をやります。鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。昼に水をやると沸騰して根を傷めるので昼を避け、朝にやり、必要なら夕方にも水をやります。

肥料
フジはとにかく肥料を必要とする。肥料が少ないと開花しない。ただしマメ科植物で空気中の窒素を土中に取り込む性質があり、単に肥料をやると窒素過多になり葉っぱばかりが茂る。そこで肥料は窒素の少ないものか、窒素抜きの肥料にする…例えば骨粉やバットグアノ。これらを2月に寒肥として、5月の開花後にお礼肥として施肥します。植え付け・植え替え
時期
鉢植え・庭植えともに落葉している3月の新芽が動き始める前に植え付け・植え替えをします。根詰まりするので鉢植えは2年か3年に一回植え替えをします。鉢植えの場合は、根をいじらないのであれば、9月10月でも植え替えは可能。ただし無難なのはやっぱり3月。開花時期に苗が流通するが、植え付けは11月以降まで待つ。ただし、真夏を避けて、土を落とさないで根を傷つけず、植え付け・植え替えするなら、ある程度の失敗するリスクはあるが出来ないわけじゃない。開花が終わるとホームセンターのフジは割引になるので、それから買ってもいいです。
寒冷地では2月以前は水をやると凍ってしまうので3月以降にしましょう。
用土

鉢植えの手順

ひとまわり大きな鉢(1号大きな鉢)を用意し、鉢底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成。植え替えから2週間はしっかりと水をやってください。
苗の土は落とさず、根は傷つけないようにする。太い根は傷つけないようにし、伸びていたら、鉢の中で巻いて入れる。
鉢植えの場合は根詰まりをして開花しやすいが、根詰まりが過ぎると生育不良を起こす。普通はひとまわり大きな鉢に土を落とさないで植え替えるが、それも限界がある。そこで、休眠時期の3月に土を落として根を切って、同じ大きさの鉢に植え替える。根を切るといっても太い根は残して傷つけないようにし、切るのは細い根だけにする。それでもダメージで翌年は開花がない。最悪の場合は枯れることもある。
●フジは乾燥に弱いので、鉢植えにする場合は、剪定して地上部を小さめに仕立てる。でないと水切れが起きやすい(葉っぱが多いと水がたくさん蒸発するため)。小さく仕立てるなら支柱に絡ませる必要はない。鉢植えにして何かに絡ませると植え替えが困難になるので、鉢植えの場合は(支柱が不要なくらいに)小さく仕立てるのがオススメ。
●行燈仕立てにして何周もさせると、日光の効率が悪い。効率が悪いと開花も鈍くなる。
●行燈仕立てにして何周もさせると、日光の効率が悪い。効率が悪いと開花も鈍くなる。
庭植えの植え付け手順

根の先を傷つけると生育不良を起こすので、根を傷つけないようにします。根が長く伸びているならば、根を巻いて植えます。最後にしっかりと水をやって完成です。植え付けしてから2週間はしっかりと庭植えでも水をやる。
●根が太く、あちこちに根を張るため、水道管などの設備があるところには植えない。
●他の庭木に絡みついて枯らすこともあるので、距離をとるか、藤棚などにしっかりと誘引し、剪定して、他の庭木に絡ませないようにする。
●接木部分は地上部に出るように植えた方がいい。
●他の庭木に絡みついて枯らすこともあるので、距離をとるか、藤棚などにしっかりと誘引し、剪定して、他の庭木に絡ませないようにする。
●接木部分は地上部に出るように植えた方がいい。
株の増やし方
フジは手に余ることもある植物なので、あまり増やすことはありませんが、挿木・取り木・種まきで株を増やすこともできます。管理場所・日当たり

開花しない場合の対処
開花しない場合の原因と対処を簡単にまとめていますので参考にしてください。病害虫
コブ病(癌腫病)…コブができる。梅雨から夏に発生して、コブが空洞化して別の病気の元になり、生育不良を起こす。コブは発見次第、切り落とし、切り口には癒合剤を塗っておきます。斑点病、サビ病
フジノキクイムシ…フジの幹に穴を空けて食べる。
ハマキムシ
アブラムシ
マメコガネ…葉っぱを食べる。
マメドクガ…葉っぱを食べる。
ミノガ…葉っぱを食べる。
カイガラムシ…樹液を吸う。
ハゴロモ…樹液を吸う。
カメムシ…樹液を吸う。
アリ…アリが大量にたかるが、基本的に害虫ではないので被害はほぼない。ただ、株元に巣を作って根を傷つけることがあり、枯れる原因になることもある。薬殺するといい。
雑記
●棚・支柱に絡ませたままだと、棚・支柱の修理ができない。落葉時期に支柱から外してツルを棚に乗せるように仕立て直す。●ミニ盆栽によく使われる小藤は土用藤の枝変わりで開花しない。
●蜜蜂・クマンバチは飛んでくるが、基本的には刺さない。スズメバチは肉食なので花には寄ってこないが、フジに虫がいるとスズメバチもやってくる(それはどんな植物でもそう)。
●花の咲かないフジ(藤)はいらない。
●枯れているかどうかはちょっと切って確認する。庭木が枯れたかどうかの確認
●根っこについているコブは根粒菌で、病気じゃないです。
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