ミニ水仙・ティタティタ(テータテート)の育て方

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ティタティタの基礎データ

ティタティタ
科名
ヒガンバナ科
属名
スイセン属
学名
Narcissus cyclamineus cv. Tete a tete
別名
ミニ水仙・テータテート・テイタテイト・テターテート・テタテート・チタチタ
耐寒
マイナス25度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ティタティタの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ティタティタとは?

ティタティタはヒガンバナ科スイセン属の球根植物学名は「ナルキッサス・キクラミネウス」のティタティタ。草丈が低く、ミニ水仙とも呼ばれる。ティタティタは「ヒソヒソ話」という意味で花を頭に見立てて、群生している様子を表している。強い香りがある。
大きさ・草丈10cmから20cm
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管理場所…日当たりがよいところで

日当たりが好ましいが、多少日当たりが悪い…半日陰くらいなら大丈夫。

寒さには強く、耐寒温度はマイナス25度。寒さに当たらないと開花しないので、戸外でしっかりと寒さに当てる。寒さには強いが寒冷地では育ちにくい。

花ガラを摘む

花が終わったら、花茎から摘み取る。放置していると種子を作ろうとして株が弱り、来年の開花が鈍くなります。

水やり

庭植えの場合は根付いてしまえばあとは雨で十分。根付くまでは2週間くらい。そのあとは乾燥するなら水をやるようにする。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやる。乾燥には強く、水をやりすぎると腐って枯れてしまうので注意する。葉っぱが出てくると水を吸い上げ、水を欲しがるので水やりを少し増やす。

肥料

開花前に肥料をやる。肥料は液体肥料でいいが、緩効性固形肥料でもいい。花が終わった後も薄い肥料を2週に一回やると球根が太って来年も咲きやすい。

肥料が多すぎても生育不良・開花しないことがある。常識的な施肥であれば問題ない。

肥料が多いか少ないかは元々の土に残っている肥料の量によるので明確な答えはない。様子を見て判断する。もしくは土壌成分計で計測します。

植え付け

植え付けに適した時期

11月に植え付ける。遅いと開花せず、早いと葉っぱばかりになりがち。
球根が子玉ができて、夏に掘り出して株分けすればよく増える。

用土

一般的な培養土か、赤玉土7腐葉土3+緩効性化成肥料を混ぜたものを使う。
酸性土を若干嫌うので植え付けの時に苦土石灰を混ぜ込んで中和させておくとよい。

鉢の植え付け手順

直径18cmの6号鉢に5球が標準。

鉢底の穴を網で塞いで、水はけをよくするため軽石を3cmほど入れる。その上に用土を入れ、球根を配置する。球根は3cmから5cmの間隔で深さ3cmくらいに植える。根が大型のスイセンほどは広がらないので、浅植えでなくていい。隙間に用土を入れ、土をかぶせて、最後に水をやって完成。

庭植えの手順

庭を30cmほど掘り返し、庭土に苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には1週間ほどかかるので、待って、腐葉土を二割と化成肥料を通常の半分だけ足してよく混ぜる。

穴に土を半分戻して、球根同士は3cmから5cmの間隔で植える。密生させた方が綺麗だが、密生させると早いうちに掘り返して株分けしないといけない。球根は深さ3cmから5cmの深さに植える。庭植えにするときは若干深く植えることで球根が太りやすくなり、来年以降も開花しやすくなる。

隙間に用土を入れ、かぶせて、最後に水をやって完成。何年か植えっぱなし。3年から5年経過すると密生して花が咲きづらくなるため、掘り出して株分けする。
苦度石灰はやった方がいいが、やらなくてもいいです。

開花後

花が終わったら、その後は葉っぱだけがしばらく残る。この時の光合成で球根が太り、翌年の開花のための栄養をため込む。なので暑さで葉っぱが黄色くなるまでは、しっかりと日光に当てておく。このとき肥料をやると球根がよく太る。

気温が上がると葉っぱが黄色くなってくるので、そうなったら休眠状態になる。水をやらなくても枯れることはないが、鉢植えは気が向いたら水をやった方が秋以降の生育が良い。

また、密生しているようなら掘り上げて保存しておいて、また11月に植え直す。
気温が上がるとすぐに地上部が枯れるので、できるだけ涼しいところで管理して、しっかりと太らせたい。

病害虫

ウィルス病
葉っぱにモザイク状の模様が出て枯れていく病気で、治療方法はない。アブラムシ・感染した株で使用したハサミを使い回すなどすると感染する。ティタティタの球根は最初からモザイク病に感染していることが多い。流通株のほとんどが感染しているんじゃないかと思われる。モザイク病は他のティタティタ・スイセンにも感染するので、発見次第、掘り出して廃棄する。そのせいか、最近は流通が少ない、ような気がする。

ハサミは火で炙るか、次亜塩素酸に5分つけて消毒する。

軟腐病
球根が腐る病気。水をやりすぎたり、土の水捌けが悪かったり、肥料に窒素が多いと発生しやすい。発症すると進行が早いので発見次第取り除く。
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