ミントの育て方は?

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ミント

ミント
科名シソ科
属名ハッカ属
学名Mentha
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
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開花
植え
肥料

目次

  • ミントとは?
  • ミントの水やり
  • ミントの肥料
  • 植え付け・植え替え
  • 種まき
  • 挿し木
  • 管理場所・日当たり
  • 病気・害虫
  • 特徴・由来・伝承
  • 最後に
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    ミントとは?

    ミントとは?
    文章の修正ミントはシソ科ハッカ属の多年草(宿根草)のグループで、非常に多くの品種があります。一度植えると、半日陰・日当たりでも育ち、春から秋にかけてよく生育し、白や紫の花を咲かせ、冬に霜に当たって地上部は枯れますが根は残り、春になると新芽を芽吹きます。スっとした香がして、ハーブティーや料理の材料によく利用されるハーブです。葉っぱも鮮やかな緑でとてもキレイです。

    庭植えはやめときましょう

    文章の修正地下茎でも伸び、また種子でも増え、旺盛で他の植物のテリトリーを侵食して駆逐することもあります。引っこ抜いても根(地下茎)が残っていると、また生えてきます。場合によっては駆除するのに除草剤を撒くなんてことになることも。

    鉢植えにしても種子が飛んで…ということもある。意図しないところに生えてきたら、速攻で抜くように心掛けないと、気がついたら一面ミント畑になっていることもあります。庭植え(地植え)はしないで鉢植えで栽培しましょう。

    ミント同士で交雑しやすい

    文章の修正ミントは他のミント品種と交雑しやすい傾向がありますので、違う品種(アップルミントとかパイナップルミントとか)を植える場合は離して植えてください。別の品種と交雑して、出来た種子が生育したミントの香りは弱くなります。

    離して植えていても…近所のミントと交雑することもあり、徐々に交雑して、最後は香りがしない繁殖力が旺盛な雑草がはびこるだけになります。花(蕾)を摘めば種子はできませんから、交雑そのものを予防できますので、できるだけ花は摘みましょう。

    ミントの水やり

    文章の修正庭植えの水やり
    庭植えにした場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。様子を見て水をやる程度にします。日照りの時は水をやるようにしてください。また、軒下に生えている場合は、雨が当たらずに完全に乾いてしまいます。完全に乾かしてしまうと根が枯死しますので、土の状態を見て水をやってください。

    鉢植えの水やり
    春から秋は土が乾いたら水をしっかりとやってください。ミントは乾燥に弱いのですが、それでも水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。土が濡れている間は水をやらないようにしてください。

    冬はミントが生育していませんので水を控えます。冬は地上部がないので忘れがちですが、鉢植えの場合は土が乾いてから数日経ってから水をやるようにします。

    ミントの肥料

    文章の修正ミントは肥料が多いと香りが少なくなるのですが、肥料が全くないと生育が鈍くなります。様子を見て生育期に二週間に一回、薄い液肥をやるようにします。肥料がなくても枯れないし、十分繁殖力旺盛です。

    植え付け・植え替え

    時期・頻度

    文章の修正ミントは根を張るスピードが速く、根詰まりすると下草から枯れて来ますので、毎年植え替えをします。

    植え替えは活動が始まる直前の4月前後か、活動が終わる10月前後。4月に根を整理して植え替えると春以降の生育に良いです。ミントは根をどんなにイジっても枯れないから、安心してどうぞ。古い根を落としてしまいます。

    用土

    文章の修正アルカリ性の水はけの良い、水持ちの良い土を好みます。アルカリ性が好ましいですが中性なら問題ないです。

    もしも庭に植える場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰で中和してから、腐葉土を2割ほど混ぜ込んでください。鉢植えの場合は市販している花と野菜の土(培養土)かハーブ用の土で植え付けをします。
    ハーブ用土
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    植え付け・植え替え手順

    文章の修正8号鉢〜10号鉢に1苗を植え付けます。プランターだと2株を植えますが、土が不足しやすいですし、植え替えしにくいので鉢植えがいいでしょう。

    鉢の底の穴を網で塞いで、その上に軽石を2cmから3cmほど入れて、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
    植え替えするなら、古い土を3分の1から半分くらい落として、古い根を切って植え替えます。この時、株分けも可能です。根をいじったくらいじゃ枯れません。

    ミント類は根の張りが早く調子を崩す原因は大抵は根詰まり。もしくはコガネムシの幼虫。植え替えの際に土中に虫がいないかよく観察して、取り除きましょう。
    鉢植えでも種子が落ちて、意図しないところにミントが生えてきます。花を摘み、種子を作らせないようにし、広がってしまったら速攻で引っこ抜き、必要であれば除草剤(グリホサート系)で取り除きます。

    庭植えの手順

    文章の修正植え付けの二週間前に深さ20cmを掘り返して、苦土石灰を混ぜて中和させます。一週間で中和反応が終わるので、一週間経ったら、土に腐葉土か堆肥を2割ほど混ぜ、化成肥料を少量入れて、用土とします。ここにミントの苗を植えます。同時にブロックや根の仕切りを埋めて、地下茎が侵食しないようにします。

    株間は30cm〜40cm空けますが、地下茎で広がるので、離して植えてもいずれは詰まります。最後にしっかりと水をやって完成です。

    ミントが広がらないようにする方法

    文章の修正ミントを庭植えすると広がりやすく他の植物を駆逐するかもしれません。そこで土中に深さ15cmから20cmまでブロックなどで仕切りをして地下茎が広がらないようにします。
    根の仕切り
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    また、種子でも増えるため、ブロックを飛び越えて広がります。こぼれダネを防ぐためには花を摘みましょう。抑えきれないなら、除草剤(グリホサート系)で枯らします。
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    種まき

    文章の修正増えすぎるのが問題なので、積極的に増やすことは普通はしない(しなくても勝手に増える)けど一応書いておきます。種子は20度から25度で発芽する。春に種子をまくことになる。発芽までは三日から五日。方法は一般的に、苗床を用意して、種をまいて5mmほど土をかぶせる。好光性なので土をたくさん被せると発芽しなくなる。あとは発芽するまで乾燥しないように水をやればいいです。発芽して本葉が2枚か3枚になったら、庭植えにします。
    ●苗床を用意しなくても、庭に直播で十分発芽して増える。
    ●苗床の用土は一般的な花と野菜の培養土か、ハーブ用の培養土。

    挿し木

    文章の修正土に挿していると簡単に発根します。スーパーで売っている食材のミントでも土に挿していると発根して増えます。スーパーなどで売ってるミントは香りの良い品種を選抜しているので、挿し木して増やすと香りの良いミントが量産できます。

    浅い鉢にバーミキュライトを入れ、ミントの挿し穂を挿します。あとは日陰で乾燥しないように管理していると発根します。発根したら、普通にハーブ用の土に植え付けます。

    水挿しで発根させると「水耕栽培用」の根が出ていて、これを土に植え替えても、根を生やし直すため、失敗したり回復まで時間がかかる。うまくいかない人は挿木から増やしてみましょう。

    管理場所・日当たり

    文章の修正日当たりか半日陰で育てます。半日陰でも育ちますし、多少日光が弱くても育ちます。ただし日光が多い方が香りが強くなります。
    真夏は直射日光が強すぎるので日向に置いていると葉焼けを起こします。枯れるほどではないですが、葉焼けを起こすと収穫したくなくなるので、夏は葉焼けが起きないような半日陰に移動させてください。もしくは最初から半日陰の場所で育てます。

    冬は地上部が枯れても春には芽吹く
    冬は寒さで地上部が枯れてもまた春にはまた芽吹きます。
    北海道でも自生している場所があるくらいですから寒さには強いのですが、土が凍結すると枯れてしまいますので、寒冷地では冬は腐葉土でマルチングして防寒してください。

    花摘み

    文章の修正ミントは花が咲くとそこにエネルギーを注いで、香が弱くなり、葉が硬くなります。そこで花が咲いたら摘んでしまう。ツボミの時点で摘んでしまっていいです。ミントは他のミントと交雑して、交雑すると香りの薄いミントが繁茂する。鉢植えにしても鉢の底にこぼれダネが広がってしまうので、花は摘んでしまった方がいい。ミントはこぼれダネだけではなくて、根っこが生きていれば翌年も咲きますので、花は摘んでも問題ありません。

    摘芯

    文章の修正他の植物と同じで、摘芯することで葉っぱが増えて収穫量が増えます。鉢植えで育てることになるのでそのままだと収穫量が少なくなりますので摘芯をしましょう。摘芯は生育時期に適当に行います。花が咲き始めたらバッサリと地上部を高さ半分ほどに刈り込んで、花摘み・摘芯・収穫を兼ねるといいです。

    収穫

    文章の修正葉っぱは適宜、摘んでいきます。食べごろは開花する時期の前の5月。もしくは摘芯して脇芽を出させ、その脇芽の新芽の葉っぱは香りがよいので、それを料理などに利用する。完全に地際から地上部をバッサリと切っても枯死する事はないので、遠慮なく収穫してください。普通は上から半分ほどを収穫します。収穫することで摘芯になり、脇芽が出てさらに収穫が増えるので、「花・蕾を摘む」のも兼ねて収穫しましょう。

    収穫したものはハーブティーにしたり、料理に使います。葉っぱをちぎってお湯で3分ほど蒸すとハーブティになります。他のハーブと組み合わせて蜂蜜を加えて飲むと美味しいです。

    病気・害虫

    文章の修正ミントが虫を忌避するとされるが、意外と食害されます。
    ハダニ・青虫・尺取り虫・アブラムシ・ナメクジ・ヨトウムシ・ベニフキノメイガ・コガネムシなどが発生する。ハダニは葉っぱに水をかけることで予防できます。

    食べるものなので、発生したら薬剤ではなくて、テデトールしたり水で吹き飛ばします。土中に潜んでいるコガネムシ・ヨトウムシは鉢ごと水につけることで溺死させるといいです。

    特徴・由来・伝承

    特徴・由来・伝承
    文章の修正ギリシア神話に出てくるニンフ(妖精)のメンテーが語源。

    ミントが生まれた物語はいくつかあります。

    1つは冥界の王ハデスがコキュートス川のニンフ(妖精)のメンテの美しさに見惚れ、浮気してしまう。それに気づいたハデスの妻ペルセポネーがメントを「お前などくだらない雑草になってしまえ」と姿を変えてしまった。それがミントと言われています。それからミントはハデスの神殿の庭で、可愛らしい姿と芳香を放って、自分の居場所を知らせるのだといいます。

    もしくは、地上を見回っていた冥界の王ハデスがメンテに目をつけ、さらおうとしていた。妻であるペルセポネーもかつてハデスにさらわれて身であることから、メンテを哀れんで雑草に変えて、茂みに隠してハデスから隠したというお話です。

    また、ミンテは冥界と地上を行き来できる妖精だったと言われ、その香には思い出を強く残す効果があるとされています。

    最後に

    文章の修正魅力的なイエルバブエナモヒートミント)や、使い勝手の良いキャンディミントなどミントにはいろんな種類があり、みんな栽培は簡単で、初心者が始められるハーブです。

    他のミントは
    を参考に。

    ミントはハーブティーによく使われますが、ハーブティーは複数のハーブを配合して自家製オリジナルブレンドを作るのが醍醐味って言われていますので、あなたの菜園にハーブを追加してみてはどうでしょうか?
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