キャンディミントの育て方

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キャンディミントの基礎データ

キャンディミント
科名
シソ科
属名
ミント属
学名
Mentha x piperita cv
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
キャンディミントの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

キャンディミントの特徴は?

キャンディミント:キャンディミントの特徴は?
キャンディミントはシソ科ハッカ属の耐寒性多年草宿根草)のブラックペパーミントの栽培品種で、キャンディの甘い香りがするハーブ。葉っぱの形状はブラックペパーミントに似ていて、茎が太く葉が厚い。キャンディの香料用精油を取るために栽培されていて、甘い香りがハーブティーやモヒートの材料に適していて人気のミントです。

他のミントと同様に地下茎で増え、こぼれダネでも増え、頑健なので広がりすぎないように気を付ける。庭植えにはしない方がいい。
草丈40cmから60cm

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。夏は乾燥で水切れが起きやすいので朝と夕方の2回水をやります。

冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。冬は地上部がなくなるので、水やりを忘れがちになりますので気をつけてください。

肥料

生育時期に二週間に一回液体肥料をやる。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。ただし、肥料が多いと香りが減る。また、肥料がなくても枯れないので控えめにするのがコツ。
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植え付け・植えかえ

時期と頻度

植え付け植え替えは4月前後か10月前後。鉢植えは毎年か2年に一回植え替えをする。

用土

ハーブ用の土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒7腐葉土3を混ぜたものを使う。庭植えする場合は、水はけがよければいいです。庭土に3割ほど不要土を追加して用土としてください。アルカリ性の土を好むので植え付ける2週間前に9土石灰を混ぜて中和する。

鉢植え

8号鉢に1苗、プランターなら3株植える。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返す。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。株分けも可能です。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cmほど土を掘り返し植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。2週間後に掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

地下茎で伸びるので、根の仕切りを埋めて地下茎を伸ばさないようにしておきましょう。
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他の「ミント類」と交配する。交配すると香りの鈍いミントが生えてくる。すでにミントを植えている場合は、植えない方がいいです。

株の増やし方

挿し木で増やすのが一般的。切って土に挿していると発根する。非常に簡単に育つ。水揚げしなくても発根する。

こぼれ種でも簡単に増えます。

管理場所・日当たり

日当たりを好み、日当たりが悪いと生育が悪くなる。半日陰でも育つし枯れないが、香りが鈍くなるので日当たりで育てる。

冬は地上部が枯れこむが根が生きていれば戸外で越冬する。土が凍ると枯れるので、鉢植えは土が凍らない場所で管理する。庭植えにしていて土が凍結する寒冷地ならば腐葉土やワラでマルチングをする。

病害虫

カイガラムシハダニアブラムシ・シャクトリムシ・青虫など、意外と発生します。

作業

花は摘む

花が咲くと香りが鈍くなるので、花は摘む。また、花の後に種子が出来て、こぼれダネで意図しないところに生えてくるのを防ぐ意味もあって花ガラは摘む。キャンディミントは他の「ミント類」と交配して種子を落とします。すると香りの鈍いミントが生えてくる。香りの鈍いミントはただの「雑草」。やっぱり花は摘んだ方がいい。

摘芯

摘芯すると脇芽が出て、葉っぱが増えて収穫量が増えます。春から秋の生育時期ならいつでも摘芯すれば効果があります。

蒸れ予防の剪定

キャンディミントは強い植物ですが、夏や梅雨の高温多湿で蒸れて枯れこむことがある。なので梅雨前か夏前に全体を半分ほど刈り込んで、枯れた葉っぱを取り除いておくと蒸れ予防になります。

最後に

キャンディミントはハーブティーに適していて単品でも評判ですが、複数のハーブをブレンドするのがハーブティーでは一般的です。他のハーブを栽培して、オリジナルブレンドに挑戦してみてはどうでしょうか?

また、モヒートの材料にはイエルバブエナが有名ですので、モヒート消費量が多いなら、両方育ててみて、飲み比べてみてはどうでしょうか?
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