雪吊
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雪吊とは
降雪地帯で庭木に雪が積もると枝が折れるので、積もっても折れないようにする対策が雪吊り。樹木の近くに柱を立てて、柱の頂点から縄で各枝を吊る。雪吊りは「降雪対策(雪による枝割れ)」と、庭の景観を維持したいという二つを満たした、庭師の芸術作品である!という意味が強い。つまり、一般家庭ではそこまでする必要はないし、なにより出来ない(普通は)。うちのサイトは一般家庭を対象にしたガーデニングのサイトなので詳細は扱わない。
まとめ
●雪で枝が折れるのを防ぐ手法。
●東北・北陸でよく見られたが、現在はあまり見られない。
●現在の雪吊は実用目的というよりは観光・季節の風物詩のため、って感じ。
●一般家庭では「庭木の雪囲い」を参考に。
●雪で枝が折れるのを防ぐ手法。
●東北・北陸でよく見られたが、現在はあまり見られない。
●現在の雪吊は実用目的というよりは観光・季節の風物詩のため、って感じ。
●一般家庭では「庭木の雪囲い」を参考に。
雪吊りについての雑記
日本海側(北陸)は雪が多いだけでなく、水を含んでいて重い。なので雪が積もると枝が折れやすい。枝を守るだけなら、こんな手の込んだことをする必要はないが、枝を守りつつ、和庭園の美観を維持したいという庭師の意地とプライドが生んだ技術とも言われる。石川県の兼六園が雪吊りで有名。東北・北陸では現在でも雪吊が見られるが、現在ではかなり少なくなってしまっている(昔はもっと見られた)。現在やっているところは観光・風物詩といった意味合いが強い。新たに公共機関などに庭木が植える場合は雪による枝割れがないような…メンテナンスフリーのものを植えることが多くなっている(そりゃそうだ)。
元々はリンゴの実で枝が折れないようにするための対策だった。
●画像は広島市植物園にて撮影。広島では雪吊の必要はないので、単に植物園の「教材の展示」って感じ。
●画像のように縄で枝を縛って吊って支えている。
●画像のように縄で枝を縛って吊って支えている。
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