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ベロニカ・フェアリーテールの育て方
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最終更新
2022-12-27
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ベロニカ・フェアリーテールの基礎データ
科名
ゴマノハグサ科
属名
クワガタソウ属
学名
Veronica spicata 'fairytail'
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ベロニカ・フェアリーテールの特徴は?
ベロニカ・フェアリーテールは
ゴマノハグサ科
の
宿根草
の
ベロニカ・スピカータ
の
園芸品種
。長い穂にピンクの花を咲かせる。秋以降に寒さに当たって地上部が枯れこみ、小さな冬葉の状態で越冬し、春になるとまた芽吹く。夏の暑さが若干苦手で
暖地
では枯れることもありますが、
半日陰
に移動させれば
夏越し
できないほどでもないです。
草丈
30cmから60cm
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。ただし日照りの時に水をやってください。植え付けして2週間は根が張り切っていないので、水切れすることがありますので、庭植えでも水をやってください。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。過湿にすると
根腐れ
したり、蒸れて葉っぱが腐るので水のやりすぎに注意します。受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。
夏は高温で蒸発が早く、水切れしやすいので毎日、朝と夕方の2回、
水やり
をします。昼に水をやると水が沸騰して根を痛めるので避けましょう。それでも水切れするようなら、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
冬は成長が止まっていますし、寒さで水の蒸発も鈍いため、土中の水が残りやすいので水やりは控えめにします。土が乾いてから数日経って水やりをするようにします。よくわからない場合は、
土壌水分計
で測ってから水やりの判断をするといいです。
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肥料
春(4月5月)と秋(9月10月)には二週間に一回液体
肥料
をやる。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。
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植え付け・植えかえ
時期・頻度
春か秋に植え付け・植え替えをする。鉢植えは二年に一回か毎年植え替えをする。庭植えでも三年に一回は掘り返して株分けするといいです。
用土
鉢植えの場合は一般的な花や野菜の
培養土
を利用します。もし自家製する場合は、
赤玉土
と小粒の
腐葉土
を7:3の割合で混ぜ合わせます。庭で育てる場合は、土壌に3割程度の腐葉土や
堆肥
を混ぜて
用土
として使うと良いでしょう。
鉢植え
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石
)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。
庭植え(地植え)の植え付け
深さ30cm直径30cmの穴を掘って、掘り出した土に
苦土石灰
を1平方mあたり100gほどまいて中和させます。中和には1週間〜10日かかるので、中和反応があらかた終わったら、腐葉土か堆肥を3割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株間は30cm〜40cm取って植えてください。
基本的に植えっぱなしですが、何年かすると密生して夏に蒸れて枯れ込みやすくなるので、春に掘り上げて、株分して植え直すといいです。
株の増やし方
植え替えの時に株分けをするのが普通ですが、
挿し芽
でも増やせます。
ベロニカ・フェアリーテールの枝を10cmに切り、下葉を取って
水揚げ
します。水揚げはコップなどに水を入れて、切り口を30分〜1時間ほど水につけて葉っぱの先まで水を行き渡らせる作業です。
あとは赤玉土小粒を入れた挿し床を用意して、ここに
挿木
を刺して、乾燥しないように水やりをして、明るい日陰で管理していると発根します。
管理場所・日当たり
ベロニカ・フェアリーテールは日当たりを好み、半日陰だと花が減りますが、開花はします。鉢植えは春と秋は戸外の日当たりで管理し、夏は半日陰に移動させたり遮光します。庭植えの場合は年間を通して半日陰の場所で管理しましょう。
夏越し
ベロニカ・フェアリーテールは夏の暑さに若干弱く、暖地では高温多湿で枯れこむので、夏は
剪定
して風通しを良くした上で、半日陰に移動させて管理する。もしくは寒冷紗やヨシズで遮光します。
冬の管理
ベロニカ・フェアリーテールは寒さには耐性があるが、土が凍ると枯れる。土が凍結する地域は
マルチング
をして予防する。もしくは鉢植えにして室内に取り込みます。
病害虫
ハダニ
・
アブラムシ
・
カイガラムシ
・
ウドンコ病
・
灰色カビ病
など
花ガラ摘み・
花がしぼんだら
花茎
から切ってしまいます。放置していると
種子
を残そうとして株が弱り、次の花が咲きづらくなります(種ができなくても)。
剪定
夏・梅雨前の剪定
夏前か梅雨前のどちらかに株全体を半分ほど刈り込んで、傷んだ葉っぱをむしります。夏越しのためには必須の作業です。
秋の剪定
冬前に地上部が枯れ込んだら、枯れた部分を地際から刈り込んでやる。やらなくても枯れることはないんですが、春以降に枯れ枝と新葉が混在して汚いので、取り除いておきましょう。
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