コロラドビャクシン・ウィチタブルーの育て方

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コロラドビャクシン・ウィチタブルーの基礎データ

コロラドビャクシン・ウィチタブルー
科名
ヒノキ科
属名
ビャクシン属
学名
juniperus scopulorum 'Wichite Blue'
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
コロラドビャクシン・ウィチタブルーの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ウィチタブルーの特徴は?

コロラドビャクシン・ウィチタブルー:ウィチタブルーの特徴は?
ウィチタブルーはヒノキ科ビャクシン属のコロラドビャクシン園芸品種。常緑高木の針葉樹コニファー)。葉っぱが密になり、葉色が青と白がかっていて綺麗。色合いがとにかく独特。樹形も美しく、年間で20cmほどしか伸びず、生育が遅く手間がかからないのも良い。コロラドビャクシンには共通しているが根が浅くて横風に弱い。ただウィチタブルーは樹高が低めで剪定して低く管理すればそこまで問題はない。暑さ・寒さにも強く、頑健で育てやすい。

良い品種だが生育が遅いということは大量生産しづらいということで、株の単価は若干高価で、意外と流通していない。購入するならネットが早い。ビャクシン属は赤星病の中間寄生主で植え付けを禁止している地域もあるので注意。
樹高3m 横幅は1.5mから2m

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。植え付けて2年は庭植えであっても根が張り切っていないので、様子を見て水やりをする。

夏の蒸れに若干弱い。夏は葉っぱに水をかけないようにし、蒸れているようならば水やりは控え、剪定して枝を間引いて風を通してあげましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。受け皿の水は捨ててください。

夏は水切れしやすいので、毎日水やりをします。

肥料

2月に寒肥として緩効性固形肥料をパラパラとまくか、株の周囲に根に当たらないように深さ20cmの穴を掘って油粕を埋めてください。二月の肥料は春以降に生育するための肥料で、肥料が少ないと葉色が悪くなる。ウィチタブルーは肥料がないからって枯れることはないが、肥料が少ないと元気がなく、葉色が悪くなります。

9月にも肥料をやる。9月の肥料は春から秋に生育して消費した肥料を補給するもので、様子を見て不要ならばやらなくてもいい。
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植え付け・植えかえ・挿し木

時期・頻度

寒くなる10月〜3月と春(4月〜5月)が植え付け・植え替えに適している時期。鉢植えの場合は2年か3年に一回植え替えをします。

用土

土質はよほどじゃなければ選ばない。鉢植えにする場合は一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。

庭植えの場合は庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加してよく混ぜて使う。粘土質の場合は軽石や川砂を混ぜて水はけをよくしてから、腐葉土や堆肥を追加して植え付けをする。

庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を入れてよく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

株間は最低1mから1.5mほど取る。密生させると樹形が綺麗なウィチタブルーは損。一本立ちで植えるべき。

ウィチタブルーは根の張りが遅く、横風でグラグラして根が切れると根を張りにくくなりますので、支柱を立ててくくりつけて固定します。
移植できなくもないが根付きにくいので普通はしない。移植した年は活動が止まるくらいのダメージがあります。

鉢植え

鉢植えの場合は、土を落とさないで根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

挿し木

挿し木でも増やすことができます。10cm〜15cmほど切って下葉を切って、赤玉土小粒単用の入れた挿し床に刺して乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると、発根します。

挿し木から1mほどの苗木になるまでに数年かかる。だから苗木が結構高い。

管理場所・日当たり

半日陰でも育つが、日当たりが悪いと葉色が悪くなり、葉っぱがまばらになる。できるだけ日当たりで管理し、密生もさせずに一本立ちにする方がカッコいいです。

越冬

北海道でも戸外で越冬するほど寒さに強い。ただし、雪が積もると枝が雪の重さで折れるので、雪が降る前に枝を縛って養生してやるといいです。

病害虫

赤星病
赤星病で枯れることはないが、バラ科ナシ亜科植物に感染させて甚大な被害を起こすために地域によってはビャクシン属の植物は植えてはいけないことになっているので、植え付け前に自治体のHPなどでチェックしてください。

ハダニアブラムシカイガラムシスギドクガなど。

剪定・切り戻し

生育が遅いので、頻繁に剪定しなくてもいいです。人によっては数年に一回程度かも。生育が遅いので強い剪定をすると回復が遅いので、強い剪定をするより、弱い剪定をチョコチョコする方がよい。それでもほぼ放置に近い。

ウィチタブルーは芯が複数出てきて樹形が乱れるので、余計な芯は落として「円錐形」を維持するようにします。あとは樹形をイメージしつつ切っていきます。ハサミで切ってしまっていいです。
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