フロックスの育て方

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フロックスの基礎データ
フロックス
科名ハナシノブ科
属名クサキョウチクトウ属
学名Phlox
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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フロックスとは?

フロックスはハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の総称。キキョウナデシコ(Phlox drummondii)、クサキョウチクトウ(Phlox paniculata=宿根フロックス)、ツルハナシノブ(Phlox stolonifera)、シバザクラ(Phlox subulata)などが日本ではフロックスの名前が付いて流通しています。中でも単に「フロックス」とあった場合、キキョウナデシコを指すことが多いです。育て方の詳細は各ページを参考に。

フロックスの仲間

キキョウナデシコ(フロックス)

単に「フロックス」と記述した場合、このキキョウナデシコ(Phlox drummondii/フロックス・ドラモンディ)であることが多いです。中間地暖地では秋蒔きで春に開花する一年草。寒冷地では春に種まきして夏咲きの一年草。よく開花し、肥料を欲しがる。

シバザクラ(芝桜)

シバザクラ芝桜・Phlox subulata)は匍匐して斜面に広がり、春(4月〜5月)に一面に開花する。よく観光資源に植えられることがあります。草丈が低く、環境が合えば頑健。乾燥に強く過湿に弱く、夏に蒸れなかったら夏越しして来年も開花します。なので開花が終わって梅雨前に刈り込んであげると夏越ししやすいです。冬の寒さには非常に強いです。
挿木と株分けでいくらでも増えます。

クサキョウチクトウ(宿根フロックス)

クサキョウチクトウ(宿根フロックス・Phlox paniculata)はクサキョウチクトウという名前より「宿根フロックス」の名前で流通しています。多分、名前の響きで宿根フロックスの方が売れると思ったに違いない。冬は地上部がなくなるが春には芽吹いて初夏から夏に開花します。品種改良が多くされ、いろんな花型・色があります。

ツルハナシノブ

ツルハナシノブ(Phlox stolonifera)は耐寒性宿根草で這うタイプのフロックス。地下茎で横に伸びていく。フロックス・ストロニフェラとフロックス・ディバリガタがツルハナシノブとして流通していますが、育て方は同じ。

水やり

シバザクラ以外は、鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

シバザクラ(Phlox subulata)は過湿が苦手なので乾燥気味に水やりをする。

庭植えの場合は以下
キキョウナデシコ(Phlox drummondii)…庭植えなら水やりほぼ不要
クサキョウチクトウ(hlox paniculata)…庭植えなら水やりほぼ不要
ツルハナシノブ(hlox stolonifera)…水切れしないように庭植えでも水をやる
シバザクラ(Phlox subulata)…庭植えなら水やりほぼ不要

肥料

庭植えであれば肥料はほぼ不要。フロックスの葉色が悪かったり、花付きが悪いようならば肥料をやってください。鉢植えの場合は春と秋に液体肥料を二週に一回か、緩効性肥料を一ヶ月に一回やります。
●キキョウナデシコ(Phlox drummondii)は肥料を欲しがる。

植え付け

時期

開花している苗が流通していますので、春(3月〜5月)に植え付けし、根詰まりする前に毎年か2年に一回のペースで植え替えをします。

用土

植える際には、一般的な花や野菜の培養土を使用します。培養土は肥料・中和・殺菌と必要な工程を経ていて、水はけもよく使えます。自作の場合は、赤玉土腐葉土を6対4の割合で混ぜると良いでしょう。赤玉土は土壌を通気性良くし、腐葉土は有機物を供給して植物の栄養を補います。

鉢植えの植え付け・植え替え

鉢の底に鉢底ネットを敷いて土が流れ出ないようにします。その上に鉢底石(軽石)を2〜3センチほど敷き、これに土を追加して株を植え付けます。株を植えた後は、隙間に土を詰めていき、最後に水をたっぷりと与えます。鉢の底から水が十分に排水されるまで水やりを続けましょう。

植え替えが必要な場合はまず古い土の約三分の一を取り除きます。これによって根の負担を軽減し、新しい土による栄養供給を促進します。また、地上部の枝も半分ほどに切り詰めることで、根と枝のバランスを整え、根の負担を減らしてから植え替えてください。

庭植えの植え付け

庭植えの場合は、根30cmの深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜて、化成肥料を説明書にある量だけ入れてよく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●庭土が粘土質で水はけが悪いなら、川砂や軽石を入れて水はけを良くする。水はけが悪いと特にシバザクラ(Phlox subulata)は根腐れする。

管理場所・日当たり

ざっくりと書きます。環境さえ合っていれば手間がかからないです。
キキョウナデシコ(Phlox drummondii)…日当たり
クサキョウチクトウ(hlox paniculata)…日あたりから半日陰
ツルハナシノブ(hlox stolonifera)…半日陰から日陰
シバザクラ(Phlox subulata)…日当たり

病害虫

アブラムシナメクジ・アオバハゴロモ・ウドンコ病灰色カビ病などが発生する。
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