ハブランサスの育て方
TOP
>
ヒガンバナ科
…
最終更新
2021-10-23
画像投稿
ハブランサスの基礎データ
科名
ヒガンバナ科
属名
ハブランサス属
学名
Habranthus
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ハブランサスとは?
育て方の概要
ハブランサスは
ヒガンバナ科
の
球根植物
。寒さに強い品種は常緑。雨が降ると開花するので
レインリリー
とも呼ばれる(
ゼフィランサス
も同様にレインリリーと呼ばれるけど)。見た目はゼフィランサスとほぼ同じ。ゼフィランサスが上向きに開花するのに対してハブランサスは横向きに咲きがち(ただしゼフィランサスの中にも横向きに咲きがちな品種もあるから当てにならない)。庭植えの場合はほぼ植えっぱなしだが、混み合ってくると開花しなくなるので四年か五年に一回、掘り上げて株間を開けて植え直す。
落葉せず球根に葉っぱについたままなので掘り上げるタイミングが分からないが、無視して植え替えしないといけないときに植え替える。
大きさ・草丈
15cmから40cm
まとめ
●ハブランサスはヒガンバナ科の常緑の球根。品種・地域によっては冬に寒さで休眠するが、そうじゃなければ冬も常緑。
●初夏に一斉に開花する。
●
水やり
は普通。夏の乾燥時期に水切れしないように注意する。冬も同じように水やりをするんですが、地上部が枯れて休眠したら水やりはストップする。
●秋に
肥料
をやる。
ヒガンバナ亜科の仲間まとめ
水やりと肥料
水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。ただし、夏の日照りに弱いので乾燥する時期はしっかりと水をやること。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。
根腐れ
を起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
夏の水やり
夏に開花しているんですが、夏の乾燥時期と重なっていて、このときに水不足になると開花が止まるんで、気をつけましょう。
冬の水やりの注意点
寒さで地上部が枯れて休眠することがあります(品種と地域による)。地上部が枯れていたら水やりをストップしてください。休眠していると水を吸い上げないので水をやっていると腐って枯れてしまいます。
肥料
植え付け・植え替えの時に緩効性固形肥料をやっていれば、追肥として秋に緩効性固形肥料をやればいいです。
植え付け・植えかえ
植え替え時期
春に植え替えをする。冬にも地上部が枯れないことがあるんですが、植え替えるときは葉っぱがついたまま掘り出して植え替えをしてください。
用土
水はけ
の良い土を好む。普通の土でもいい。一般的な花と野菜の
培養土
で植えるか自作する場合は
赤玉土
小粒6
腐葉土
4を混ぜたものを使う。もしくは培養土に1割ほど
軽石
を混ぜると水はけがよくなってなお良い。
植え付け・植え替え
鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。株同士は4cmほど空けて、土を1cmほど被せます。深く植えるとよくないです。
●植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として植え替えをします。
●
6号鉢
に7個くらい。
●株間を4cmにするのはある程度は群生させた方が綺麗だから。
●植え替えは春にします。このとき分球して株を増やします。ハブランサスはあんまりに密生すると花が咲きづらくなるので、数年に一回は分球して株間を空けてやります。
庭植えの場合は、掘り出した土に腐葉土か
堆肥
を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は4cmほど空けて、土を5cmかそれ以下ほど被せます。深く植えるとよくないです。
●庭植えも鉢植えも植え付け時に緩効性肥料を混ぜる。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので不要。
種まき
種まきでも増えるが…
開花後に
種子
ができます。放置していると種子ができて、株が若干弱るので、種子を取らないのであれば
花茎
は根元から切って取り除いてください。種子から株を増やすこともできるんですが、開花まで二年か三年ほどかかるので、あんまりおすすめしない。
種まき
乾燥すると発芽しにくくなるので、採取したらすぐに撒く。光があたらないと発芽しないので、土は軽く被せて、水を霧吹きでやる。発芽まで二週間ほど。
管理場所・日当たり
日当たりで
日当たりを好む。
半日陰
でも育つが、日当たりじゃないと花が少なくなるので出来るだけ日当たりで。
冬
関東以西では戸外で越冬する。戸外でも霜の当たらない軒下に移動させる。北関東では軒下いでも微妙。室内の明るいところに移動させる。土が凍結すると球根が枯れるので、寒冷地では絶対室内へ。霜にも当てないように。
病害虫・剪定
病
害虫
ハマオモトヨトウ
が発生する。球根を食べる虫で、前もって
オルトラン
を撒いておくと予防できます。発生したら薬剤を散布して早々に駆除します。
剪定
花がしぼんだら摘む。放置していると種子を作り、種子をつくると次の花が咲きにくくなり株や弱りやすくなる。また花が腐って
病気
になることもある。
由来など
乾季から雨季に入って雨が降ると開花するのでレインリリー。日本でも6月の梅雨後に開花する。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
Facebook
Twitter
はてブ
LINE
関連記事
ヒガンバナ科
ミニ水仙・ティタティタ(テータテート)の育て方
ヒガンバナ科
ハマユウ
ヒガンバナ科
アマリリスの育て方
ヒガンバナ科
サフランモドキ
ヒガンバナ科
タマスダレ
ヒガンバナ科
スノーフレークの育て方…花が終わったら?
ヒガンバナ科
アマクリナム
ヒガンバナ科
クンシラン
ヒガンバナ科
スポンサーリンク