ヒメシャリンバイの育て方

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ヒメシャリンバイの基礎データ
ヒメシャリンバイ
科名バラ科
属名シャリンバイ属
学名Rhaphiolepis umbellata
別名姫車輪梅
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
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ヒメシャリンバイ(姫車輪梅)の特徴は?

ヒメシャリンバイ(姫車輪梅)はバラ科シャリンバイ属の常緑低木。開花時期は春(3月〜4月)で、花後に花びらが大量に落ちます。11月ごろには黒い実をつけます。葉っぱが小さめで、新芽は赤くて美しい。海岸に育つ植物で、潮風に強い。生育が遅く、1年で20cmほどで、大きく成りすぎず手間のかからない庭木です。シャリンバイが横に広がるのに対して、ヒメシャリンバイは上へと伸びる性質があります。
樹高2m(剪定で小さくまとまる)
参考:シンボルツリー

水やり

庭植えにしたら、一旦根づいてしまえばあとは、水をやる必要はありません。自然に降る雨だけで十分生育します。ただし、あまりに乾燥する時期は庭植えでも水やりをしてください。

根付くまでは2年ほどかかる。植え付けて二年は庭植えでも水やりをします。環境にもよりますが、1年目の夏は気をつけましょう。

肥料

2月に寒肥をやる。周囲に穴をほって肥料を埋めます(根に肥料が当たらないように)。もしくは化成肥料を株元に置きます。

植え付け・植えかえ

時期

春か秋に植え付けをしますが、できれば春植えが適しています。春に植えれば、植え付けのダメージを生育時期に取り返し、回復が早まるからです。

生垣・目隠しで利用することもできるんですが、成長が遅い植物なので植えるならば、そこそこ成長した大きさのものを購入しましょう。となると、結構高価になります。

用土

海岸に育つ植物なので砂を入れると健康的です。鉢植えの場合は一般的な培養土か、赤玉土5腐葉土3川砂2を混ぜたもの。
庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥と川砂などを混ぜて水はけを良くする。

庭植え・地植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割を入れ、化成肥料を説明書きの規定量入れ、これらを混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れます。苗の土は崩さず、根をいじらないで植え付けてください。隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

複数植えて生垣にする場合、成長が遅い植物なので株間は現在の大きさから適切な幅をとってください。

ヒメシャリンバイは移植が苦手なので、一度植えたら植え替えはできないと考えてください。

鉢植え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。根を傷つけないようにし、土は落とさないようにします。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。 これで完成です。

管理場所・日当たり

日当たりか、半日陰。開花を期待するなら日当たり。半日陰だと徒長しやすいので出来るなら日当たりで管理した方がよい。でも、日陰では葉っぱがツヤが出て、大きくなるなど変化はあるものの、多少の日陰でも枯れるわけではないです。

本来は暖かい地域の植物で暑さには強く、乾燥にも強く、夏の直射日光にも強い。

耐寒温度はマイナス5度で、土が凍結する地域では枯れることがある。寒風にあたると落葉することもある。東北でも育つが、冬は防寒が必要(株元にワラや腐葉土でマルチングをし、寒風があたらないようにする)。

剪定

剪定は開花後、7月上旬までにします。来年の花芽が出来るのが7月下旬とか8月だからです。8月以降に剪定すると花芽を落とすことになります。

ヒメシャリンバイは自然な樹形で綺麗ですし、生育が遅い(一年に10cm〜20cm)なので、強い剪定はせず、枯れた枝、邪魔な枝を落とし、風通しを良くする程度にします。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシコガネムシスス病などが発生します。

ヒメシャリンバイは成長が遅い植物で、害虫のダメージが長期にわたると回復するのに時間がかかるので、発見次第早めに対応・駆除しましょう。
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