サルビアの育て方

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サルビアの基礎データ
サルビア
科名シソ科
属名アサギリ属
学名Salvia splendens
別名ヒゴロモソウ・誹衣草・サルビアスプレンデンス
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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サルビアとは?

サルビアシソ科の植物の総称です。ここでのサルビアは画像のような真っ赤なシソ科の「サルビア・スプレンデンス」とその色違い品種を指しています。スプレンデンスはブラジルが自生地で本来は宿根なのですが日本では寒さに当たって枯れる一年草扱いの植物です。一般にサルビアというと「サルビア・スプレンデンス」ですが、サルビアと名のつく植物はいろいろあり、細かく言えば、性質・育て方もちょっと違います。

日当たりのいい場所が好ましいですが、真夏の直射日光に弱いために、春~秋にかけて楽しみたいと思うのでしたら、一日のうちで数時間だけ日の当たるような「半日陰」で管理するといいです。真夏の高温多湿状態が嫌いなので、夏前に草丈を半分以下に刈り込んで、風通しをよくすれば、秋になってからまた咲いてくれます。
真夏は暑さで花が休みます。
草丈本来は1mくらいだが、流通している苗は30cm〜50cmの矮性種。
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特徴・由来・伝承

サルビアの語源は「サルベオ(治療)」です。

良く見かけるのは赤いサルビアですが、最近は白や紫など多色の園芸品種があります。

赤いサルビアは育てやすい上に、赤い花の葉っぱに対するコントラストが強く、咲いてくれると花壇がとても鮮やかになるので、ガーデニング初心者には嬉しい。

ちなみにハーブのセージとサルビアは仲間です。赤い花が咲くものや観賞用とされるものをサルビアと呼ぶのに対して、同種(スプレンデンス種)で香りが強いものを咲かせるものを「セージ」と呼びます。育てる上では同じなので気にせず楽しんでください。

蜜を吸うのはほどほどに

サルビアの花を摘んで蜜をチューチュー吸う人がいます。蜜にはわずかながら、毒が含まれていますので、あんまり吸うと気分が悪くなることも。

栽培のまとめ

●日光を好むが、夏の直射日光・西日の乾燥で傷みやすい。
水やりは普通。土が乾いたら水をやります。
●開花時期は真夏を除いて肥料をやる。
●夏に切り戻すといいです。
●霜に当たると枯れる一年草
●育てるのは簡単。

参考その他のサルビアの種については「サルビア・セージの種類の一覧」を参考にしてください。
越冬できるハーブ
一年草のハーブ

水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけで春と秋は大丈夫ですが夏は乾燥でしおれてしまうので、水やりをしてください。

鉢植えであれば、土が乾いていたら水をやります。鉢底から水がしっかりと出てくるまで水をやります。水切れに弱いのですが、長期間ジメジメした状態だと根が腐ってしまいますので、水のやり過ぎにも気をつけてください。
水切れすると下葉から落ちます。

肥料

植え付けて一ヶ月で用土に最初から入っている肥料・元肥がなくなるので、それ以降と花が咲いている時期は10日に1回液体肥料をやってください。肥料が足りないと花が付きにくくなります。肥料が少ないから、無いからといって枯れるということはありません。単に花が少なくなる程度のことですが、花が咲かないと意味がないので追肥しましょう。

真夏は暑さで花が咲きませんので肥料はやらないでください。
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植え付け・植えかえ・種蒔き

種まき

育苗トレーに種まきをして発芽させ、株を大量につくることもできますが、苗も安いので手間を考えると苗を買った方がお得です。

トレーやポットなどに用土を入れ、種をまいて、土をうっすらとかぶせます。あとはトレーを乾燥しないように管理していると数日で発芽します。発芽したら間引いて、本葉が2枚〜3枚になったらポット苗に移植し、本葉が5枚になったら、地植え・鉢植えにしていきます。

種まきに適した時期は霜が降りなくなってから。関東であれば4月下旬以降、5月以降でも問題ないです。

用土

水はけがよければ土質は選びません。市販されている花と野菜の土(培養土)を利用するか、ハーブ用の土を利用します。もしくは赤玉土腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。

時期

サルビア・スプレンデンスの苗は4月から出回りますが、霜に当たると枯れます。関東でも4月下旬でも霜が降りることがあるので(最低気温5度以下で霜が降りることがある)、5月以降に植えるのがよいです。
初夏から秋に掛けて花が咲くサルビアなのに、そろそろ霜が降りる頃になっても苗が出回ります。霜が降りる頃に枯れてしまいますので、絶対に買ってはいけません。サルビアはパっと見が派手で店先に並べている賑やかに見えるのでホームセンターの仕入れ担当者が仕入れるらしいです。

一年草なので植え替えることはないです。

鉢の植え付けの手順

プランターなど横に三つ。鉢植えなら7号鉢に一つ。株同士は15cm〜20cm空けて植えます。

プランターの場合は底に軽石が必要なタイプであれば入れ、入れないでいいならそのまま用土を入れます。あとは株を並べて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやって完成です。

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm入れておきます。その上に用土を少し入れて、苗の土面が鉢のフチから2cm下になるように調節します。この2cmは水やりのときに水が溜まるウォータースペースになります。

あとは苗を入れて、隙間に用土を入れて、水をしっかりとやって完成です。

庭植えの手順は?

地植えにする場合は、庭土を20cmほど掘り返して、苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和は1週間〜10日かかるので、待ってから、腐葉土か堆肥を元の土に対して3割から4割ほど追加して、化成肥料を1平方mあたり100gほど入れて、耕して混ぜておきます。

株間15cm〜20cmほど空けて植え付けます。隙間に用土を入れ、最後にしっかりと水をやって植え付け完成です。

管理場所・日当たり

サルビアは日当たりで管理します。出来るだけ日当たりで管理しないと、花つきや生育が悪くなります。そんなサルビアですが、真夏の高温時期はあまりの暑さでへたれます(枯れるわけじゃないですよ)。鉢植えの場合は、可能であれば半日陰に移動させてしまいましょう。

秋以降は霜に当たったら枯れてしまいます。サルビアを鉢植えにして室内で管理すれば越冬させることも出来ないこともないですが、普通はしません。やるだけ面倒ですし、苗が安いのですから、また来年、苗を買ってください。

夏の切り戻し

真夏にサルビア・スプレンデンスは暑さで弱ってきます。それで枯れるわけじゃないのですが、株が弱り、より環境の適した涼しい秋にエネルギー切れになって開花が鈍くなります。そこで夏は半分ほど刈り込んで、花を咲かせずエネルギーを温存させて、秋に鮮やかな花をたくさん咲かせるといいです。

また、切り戻すことで摘芯になり脇芽が出て、花が増えます。
●夏の切り戻しはやらないと枯れるという作業じゃないので面倒ならやらないでもいいですよ。ちょっとしたコツです。

病害虫

アブラムシコナジラミなどが発生することもありますが、サルビア・スプレンデンスはそもそも頑健で病害虫が発生しにくい植物です。だからこそ、手をかけられない公的な施設などに植えられています。病害虫が発生するのは環境や条件が悪いときです。日照不足や肥料の不足・逆に肥料が多いなどなど。これらの環境を見直しましょう。
病害虫と対応の農薬
アブラムシ→ベニカXスプレー
タバココナジラミ→ベニカXスプレー
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