セリンセ・マヨールの育て方

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セリンセ・マヨールの基礎データ
セリンセ・マヨール
科名ムラサキ科
属名セリンセ属
学名Cerinthe major
別名キバナノルリソウ・ケリンテメジャー
耐寒マイナス3度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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セリンセ・マヨールの特徴は?

セリンセマヨールはヨーロッパに自生するムラサキ科一年草こぼれダネで翌年も芽を出すかも(暖地は出るが、中間地は怪しいけど)。こぼれダネで更新される場合は非常に手間のかからない植物になります。原種(キバナノルリソウ)は黄色い花が咲くのですが、園芸品種のプルプラスケンスは黒に近い濃い紫色の花が釣り下がるように咲き、葉っぱは斑入りでカラーリーフとして綺麗で、よく流通しています。独特な花色が印象的です。

10月に種まきをして冬を越して4月に開花するのが本来のパターンですが、3月〜4月に苗が出回るのでそれを植えるのが普通。夏までに種子ができて枯れます。

耐寒温度マイナス3度とされるが、霜や雪に当たると全てではないが傷んで枯れるので、秋まき→越冬させる場合は霜の当たらない軒下で管理する。関東以西では戸外での越冬は可能。土が凍るような寒冷地では室内に取り込む。
草丈60cm
横幅45cm
セリンセマヨール
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水やり

乾燥気味に管理するのがコツです。水のやりすぎに注意。

庭植えの場合、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。自生地はヨーロッパで、日本の方がよく雨が降るのでほぼ大丈夫です。ただ、日照りが続くようなら様子を見て水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、土が乾いていたら、鉢底の雨から水がドバっと出るまでしっかりと水をやり、しっかりと乾くまで水やりはしません。メリハリが大事です。ただし春以降は生育して水をよく吸い上げるので逆に水切れに注意。
参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

肥料

10月にタネを蒔いて芽が出たら11月に緩効性肥料をやります。あとは3月以降に気温が上がって生育し始めたら緩効性肥料を毎月やるか、一週間に一回液体肥料をやります。

セリンセマヨールは肥料を欲しがるもので特に開花時期は肥料が切れると花が止まり、葉っぱが下葉から黄色くなってきます。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

10月上旬までに種まきするか、3月4月に苗を植えたり、種子を撒く。一年草なので植え替えることはないです。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えます。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。庭植えの場合は、庭土に腐葉土か堆肥を入れて用土とします。
参考:必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)古い土の処分方法(初心者向け)自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)

鉢植えの手順は?

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。
●霜に当てたくないので季節ごとに管理場所を変えられる鉢植えが無難。

庭植え(地植え)の手順は?

庭植えの場合は、深さ30cmの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を3割か4割入れて、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。穴に用土を半分だけ戻し、株を植えて、隙間に用土を戻して、最後に水をやって完成です。

春になると急激に大きくなりますので株間は40cmはあけます。

種まきの手順は?

10月あたりの気温が20度くらいの時期に種まきをします。ポットに栽培用土を入れて、種を2粒〜3粒入れて、土をうっすらかぶせて、あとは乾燥しないように水をやって、明るい日影で管理しておくと1週間〜2週間で発芽します。

発芽したら、間引いて一本立ちにし、凍結せず、霜の当たらないところで管理して生育させ、春に鉢や庭に植え付けます。冬の間は生育が鈍く、変化がありませんが4月以降に生育が一気に加速するので、その前に大きな鉢や庭に植え付けておきましょう。

一般的には種まきしないで、春に苗を植えます。面倒なんで。

管理場所・日当たり

日当たりか半日陰で。半日陰だと花が非常に少なくなるので出来るだけ日当たりで管理します。日光が少ないと徒長します。

寒さに強い?けど霜や雪に非常に弱い

春に苗を植える場合は、秋までに枯れますので越冬はしません。秋に種まきをした場合は、苗の状態で越冬して春以降に生育して開花することになります。

セリンセマヨールの耐寒温度はマイナス3度とされるのですが、これが怪しい話で、苗が小さいうちは寒さに弱く、霜・雪に当たると傷んでそのまま枯れてしまうこともあります。苗は必ず、霜に当たらない軒下で管理するようにします。また寒風も避けます。
●霜が降りない地域…暖地では秋に種蒔き・苗を庭植えにすることも可能。
●こぼれダネで増えるとか、冬を越して春に咲くというのは、暖地の話で、中間地では微妙。出来ることもあるし、出来ないこともある。

長日植物

春に1日の昼の長さが長くなってくると開花する。気温が上がると草丈・葉っぱが伸びて大きくなっても日が長くなったとセリンセが感じなければ開花しない。戸外で管理していれば、問題なく開花するので、ちょっとした豆知識程度のことです。

病害虫

ほとんど見られない。

特徴・由来・伝承

セリンセはヨーロッパの南に自生する一年草。園芸品種にプルプラスケンスやプライドオブジブラルタルなどがある。
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