ハマナデシコ(浜撫子・フジナデシコ)の育て方

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ハマナデシコの基礎データ

ハマナデシコ
科名
ナデシコ科
属名
ナデシコ属
学名
Dianthus japonicus
別名
浜撫子・藤撫子・紅撫子・夏撫子
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ハマナデシコの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ハマナデシコ(浜撫子)とは?

浜撫子(ハマナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の耐寒性多年草・常緑。日本の本州から沖縄、中国の海岸部に自生する。浜辺に咲いているので「ハマナデシコ」。花色が藤色でフジナデシコ、赤いのもあるのでベニナデシコ、夏に咲くのでナツナデシコと色々と名前がある。

日本の本州〜沖縄の海岸の崖・砂地に自生していますので、暑さ寒さに強い方。ただし大株になると夏の暑さで枯れやすい(株の寿命が短い)。

庭植えにすると大株になり枯れるので、枯れる前に挿し木か採種して新しい株を作って保険をかけておきましょう。こぼれダネで増えることもある。
大きさ・草丈40cmから50cm

水やり

庭植えの場合も土が乾いていたら水をやります。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。受け皿の水は捨ててください。冬は土が乾いてから数日たってから水をやります。

参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

肥料

鉢植えの場合だけ生育時期に薄い液体肥料を二週に一回やります。
庭植えしたら肥料はなくてもいい。庭植えでもあまりに生育が鈍い場合に液体肥料をやってください。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

ハマナデシコの鉢の植え替えは毎年。植え替えは3月に行います。

用土

酸性を嫌うので庭植えする場合は石灰を撒いて中和する。水はけの良い土を好むので、用土は一般的な花と野菜の培養土か、培養土に川砂かパーライトなどを1割〜2割ほど入れて水はけをよくしてから使うといいです。赤玉土腐葉土3を混ぜたものを使います。

参考:必ず新しい土で植えましょう(初心者向け)古い土の処分方法(初心者向け)自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)

鉢植え

鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。株間は25cm。プランターだと三株入れます。

地植え

地植えでも十分育ちます。

地植えの場合は、植え付ける一週間前に前に植える範囲深さ30cmほど掘り、苦土石灰を撒いて中和します。1週間たって中和が終わったら、土に腐葉土を3割ほど混ぜて用土とします。水はけが悪いなら軽石・川砂・パーライトなどを入れて水はけをよくする。

株を植えて、最後に水をやって完成です。株と株の間は25cm空ける。

種まき・育苗

秋(9月10月)に種子をまいて冬を越させる。苗床を用意して、用土を入れ種子をまいて土を5mmほど…薄くかぶせて、水をやって明るい日陰で管理していると発芽する。発芽温度は20度。本葉が4枚か5枚になったら庭植えや鉢植えにする。

挿木

ナデシコ類は多年草ではあるんですが、株の寿命が短く、挿木かこぼれダネで株を更新しないと、いつのまにか消えてなくなります。花が咲いた後でこぼれダネで生えてくることがありますが、絶対じゃないので、挿木で確実に更新しましょう。

6月に10cmほどの枝を切って、水揚げして、赤玉土小粒やバーミキュライトに土にさして、乾燥しないように明るい日陰で管理していると発根する。発根したら植え付けましょう。

管理場所・日当たり

日光を好み、暑さ寒さに強いとされる。

耐寒温度はマイナス5度くらい。土が凍らないなら防寒は不要。霜に当たっても枯れない。冬は寒さで生育が悪い。

夏も日当たりで育つが、株が大きくなると暑さで枯れてしまう。これはもうしょうがないものとして諦める。株が小さい時でもできれば夏に半日陰になる場所が好ましい(特に暖地は夏に枯れやすい)。暖地では夏は半日陰に移動するか、最初から半日陰に植える。

病気・害虫

ハマナデシコは基本的に病害虫に強く、アブラムシヨトウムシハダニウドンコ病が発生しますが、環境がよければ深刻なことにはならないです。前もってオルトランを使っておくといいです。
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