観賞用トウガラシの育て方

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観賞用トウガラシの基礎データ

観賞用トウガラシ
科名
ナス科
属名
トウガラシ属
学名
Capsicum annum
別名
カプシクム
耐寒
5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
観賞用トウガラシの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

観賞用トウガラシとは?

観賞用トウガラシはナス科トウガラシ属の非耐寒性低木を交配させて作った品種群で、主に種子の色合いを鑑賞し、食用にはなりません。本来は低木で越冬もできなくもないですが、寒さに弱いので一年草扱いになることが多い。

生育温度の最低は12度以上、最適な生育温度は25度。10度以下になると弱る。ギリギリの耐寒温度は5度程度で、寒さに強いとは言えないのだけど、決して弱いとも言えない程度。ちゃんと管理すれば冬越しして来年も楽しめる。夏の暑さには異常に強い。過湿が苦手です。

7月〜8月に開花し、それが結実する。その実がずっと鑑賞できる。冬まで落ちない。ただし、徐々に色が鈍くなっていきます。
樹高20cmから1m
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庭植えの水やり

庭植えの場合は、春と秋は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。夏は日当たりが良いと水切れするので様子を見て水やりをします。毎日はしなくていいです。

鉢植えの水やり

鉢の土が乾いたら水をやります。水をやりすぎると根腐れします。ただし根が浅いため、意外と水切れしやすく、気温が高い時期は非常に水が切れやすいのも事実です。5月から9月は水やりは多めに。あくまで土の状態を見ながらです。他の季節は控えめに。
●生育温度は25度。25度以上になると水やりを増やしましょう。

夏の水やり

梅雨が空けて夏になり気温が30度を超えるのが当たり前になると、蒸発量が激しいので朝と夕方の二回水をやることになります。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めるので避けます。

まー、トウガラシがそんなことで枯れるとは思えないけど。

冬の水やり

トウガラシは本来は多年草で、水やりを控えることで、寒さに多少強くなり、室内に取り込めば越冬も可能です。断水はせず、土が乾いてから数日経って水をやる程度に抑えます。水やりのタイミングがよくわからない場合は、土壌水分計で計測してから水やりの判断をするようにします。
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肥料

春から夏にかけて二週に一回程度液体肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。肥料がないと花が少なくなり、実も少なくなり、鑑賞価値が落ちます。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

春から夏にかけて植え付け・植え替えをします。越冬した場合も同時期に植え替えをします。

種まき・育苗

種蒔きに適した時期は5月前後。発芽のために20度から25度とかなり高温が必要なので早めにまくと発芽しないので、5月以降か、それ以前に種まきするのであれば加温・保温が必要です。一般的には種まきからは育てません。苗を店舗で買えばいいです。

ビニールポットに用土を入れ、タネを2粒か3粒まいて、薄く土をかぶせ、乾燥しないように水やりをして日陰で管理していると、一週間ほどで発芽。本葉が数枚になったら鉢に植え替える。

用土

一般的な花と野菜の土で植えます。自作する場合は赤玉土腐葉土3など。水はけが良ければいいです。肥えた土を好むので自作した場合は緩効性肥料を適量混ぜてください。新しい土で植えてください。

鉢植え

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。根をほぐしてから植えるとよく根が張って生育します。

一年草と割り切るならば庭植えも可能です。トウガラシはナス科植物と連作障害を起こします。庭植えする時は過去2年か3年の間にナス科植物を植えていないかチェックしてください。

管理場所・日当たり

春〜秋は戸外の日当たりで管理します。

真夏の直射日光に当たると葉焼けしてしまうこともありますが、それで枯れるということはなかなかないです。ただ、鉢植えは水切れしますのであんまりに水切れするならば半日陰に移動させるか、寒冷紗やヨシズで遮光します。

越冬

越冬させるのであれば、最低気温が12度以下になる前に室内に取り込みます。霜に当たると一発で枯れます。冬は室内の日当たりで管理し、暖房の風に当たらないようにします。暖房の風は乾燥してい直撃するとすぐにカリカリになります。直撃さえしなければいいです。室内の窓の近くは夜中に氷点下になるので寒い時は夜だけは室内の中央へ移動させます。

最低気温が12度以上になったら戸外の日当たりに復帰させます。

病害虫

アブラムシハダニスリップス・オンシツコナジラミウィルス病などが発生します。

特徴・由来・伝承

観賞用のトウガラシ。食べるものではないです。実を鑑賞するので長い間楽しめる。徐々に鮮やかな色が褪せていくのですが、全然落ちない。斑入りの葉っぱのものもあり、カラーリーフとしても人気のあるものがある。
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