リプサリスの育て方

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リプサリスの基礎データ

リプサリス
科名
サボテン科
属名
リプサリス属
学名
Rhipsalis
水やり
乾かし気味に
場所
室内
難易度
中級者向け
リプサリスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

リプサリスとは?

リプサリスはアフリカやスリランカなどに自生するサボテン科リプサリス属の植物。熱帯雨林の林の中の樹木の枝に着生して生育し、サボテンの仲間ですが、トゲはなく湿度の高い環境を好みます。インテリアとして人気ですが、サボテン系は意外と水やりの具合が難しいです。
流通時期春と秋
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水やり

春と秋は土が乾いてから数日経って鉢底から水がしっかりと出てくるまでやってください。リプサリスは乾燥に強く多湿に弱いので、水やりが多いと根腐れします。受け皿に水が溜まっている場合は、溜まった水は捨ててください。

葉水

リプサリス:葉水
リプサリスは熱帯雨林の中で育つもので、空気中の湿度が低いのはダメです。そこで乾燥する時期・乾燥する環境では葉っぱに霧吹きで水をかけてやってください。
リプサリスの自生の環境は湿度が70%。育てる場合も60%を目指す。加湿器で50%まで湿度をあげて、残りの10%を葉水でカバーする感じでいいです。

夏の水やり

夏はあまりの高温でリプサリスの生育が止まります。涼しいところに移動させ、春・秋よりもさらに土への水やりを控えめにして、葉水をやります。土への水やりは夕方か夜にやりましょう。朝や昼に水をやると昼に水が沸騰します。

水やりを控えめにするんですが、水やりの頻度を減らすだけで、一回の水やりの量は同じです。鉢底から水が出てくるまでしっかりと水をやってください。

冬の水やり

室内の最低気温が10度以下になったら水やりをストップします。ストップです。生育しておらず、水をやると根腐れします。

冬に葉っぱがシワシワになっているようなら葉っぱに霧吹きで葉水をして様子を見て、それでも足りないのであれば土への水をやる。
●5度以下で枯れる。水やりをしないことで、リプサリス内の水分が減り、濃度が高くなって寒さに強くなる。5度というのは水やりをしない時のギリギリの耐寒温度。
●一般家庭でも昼間に暖房をかけている部屋では夜中でもなかなか5度以下にならない。

肥料

春と秋の気温が20度〜25度になる生育時期に、緩効性肥料を一ヶ月に一回か、液体肥料を二週間に一回やります。液体肥料の方が便利で、調節しやすいです。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

春か秋。2年か3年に一回植え替えをします。

用土

リプサリス:用土
多肉植物・サボテン用の土か、自作する場合は赤玉土鹿沼土日向土2を混ぜたものを使います。もしくはミズゴケやヘゴや流木といった素材に着生させることもできます。

鉢植えの植え替えの手順

古い土を三分の一ほど落として、適当に根を落としてから、新しい土で植え替えをします。植え替える鉢は前と同じ大きさの鉢か、ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。極端に大きな鉢に植え替えると、水がなかなか蒸発しなくて根腐れするので、急に大きな鉢に植え替えないようにしてください。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水やりはしないでください。水やりをすると腐って枯れることがあります。

その後、1週間は水やりをせず、日陰で管理して養生させてから、通常の管理に戻します。

挿木で増やす

リプサリスの節から発根して簡単に増えます。2節か3節あるように枝を切って、切り口を二週間ほど日陰で乾燥させて、赤玉土小粒単用の土に挿して水をやって発根させます。一ヶ月ほどで発根します。

管理場所・日当たり

リプサリスは熱帯雨林の林の中の木に着生して生育していて、直射日光には当たる環境ではなく、直射日光には葉焼けします。

春・夏・秋は室内の窓辺のレースのカーテン越しの日光に当てるようにしてください。基本的に室内で管理します。ただ、あまり日当たりが悪いと、株が徒長して色が薄くなったり、病害虫にも弱くなるので、木漏れ日でもいいのでできるだけ日光には当てた方がいいです。

春・夏・秋は最低気温が10度以上になったら戸外の木漏れ日の当たる場所であれば戸外でもいいです。春から秋に戸外で管理していたら最低気温が10度以下になる前に室内に取り込んでください。
水やりを控えすぎると、植物内の水分が減り、葉焼けが起きやすくなります。水やりを増やすことである程度は葉焼けを予防できますが、そもそも強い直射日光には弱い植物です。

越冬

室温が5度以下になると枯れます。冬でもできれば10度以上あるといいです。暖かい部屋の窓辺で日光に当ててください。人が生活しているリビングなどであれば、昼間に暖房がかかっていて、夜中でも5度以下にはなかなかならないで越冬は十分可能です。
越冬して春に戸外に出すときは、室内→戸外の日陰→戸外の半日陰と二週間ずつ慣らして移動させます。

風通し

リプサリスは風通しの良い環境じゃ無いと、病害虫が発生しやすいですし、土の水が適度に蒸発しないので、根腐れも起きやすくなります。できれば風が通る場所で管理するといいです。

冷暖房の風に注意

風が通るといいのですが、冷暖房の風は非常に乾燥しているので、冷暖房の風に当たるとシオシオのカリカリになって枯れてしまいます。直撃しないようにしてください。直撃しなければいいです。直撃を避けて、空気の乾燥は霧吹きで葉っぱに水をかけて予防しましょう。

病害虫

ハダニカイガラムシが発生します。乾燥すると発生するので、葉水をすると予防できます。発生したら、ハダニは薬剤を散布、カイガラムシはまずはハブラシで削ぎ落とすようにします。

特徴・由来・伝承

サボテンの仲間。種類は色々とあって姿形はかなり違う。リプサリスは「森林性サボテン」とも言われて、熱帯雨林の中で生育するサボテンで、直射日光が苦手で、乾燥した環境ではなくて、空気中の湿度の高い環境じゃ無いとダメ。
緑の部分は葉っぱではなく茎。葉状茎と呼ばれています。節から発根するので、挿し木で簡単に増えます。
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