多肉植物が徒長する原因と対策

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多肉植物が徒長する原因と対策

多肉植物を育てていると、ひょろ長になります。これを「徒長(トチョウ)」と言います。多肉植物は葉っぱと葉っぱが詰まった状態が「可愛い」ものですから、ひょろ長になると見た目も良くありません。そこで徒長する原因を考え、対応する前に条件の見直しをします。

徒長する原因の候補

日光不足

徒長する原因の第一位がこれ。

まず日光が不足していて、光を求めて(光がある場所を探して)、茎を長く伸ばそうとした結果が「徒長」になります。徒長した株の姿を改善するためには、徒長した部分を切るのですが、切っても日光不足の環境を改善しない限りはまた徒長します。
日光をどの程度必要とするのか?は、多肉植物の品種によるので何とも言えませんが、もう一回、育て方の日当たりをチェックして改善しましょう。
室内の日が当たってない場所ならば、室内の日当たりへ。それでもダメなら戸外へ。

風通しが悪い・水やり過剰

多肉植物は土の中の水の量が多いと徒長します。

水のやりすぎでも徒長しますし、風通しが悪く、土からの蒸発量が少ないことでも(結果的に土の水分が多く残るために)徒長します。水やりの頻度を見直し、これまでよりも水やりの頻度を減らして「乾燥気味」に管理し、風通しの良い場所で管理します。これも多肉植物の品種によって条件が違うので「コレ」ってものはないです。土の配合の具合もあって、各家・株によっても違い、手探りで行くしかないです。
土壌水分計(水やりチェッカー)で計測して水やりをするかを判断すると予防できますよ。
土壌水分計
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どうにも徒長する場合は、水はけの良い土で植え替えましょう。以前に多肉植物の土を使っていたなら、そこに軽石小粒や鹿沼土を足して水はけを調節します。

多肉植物は葉っぱに水を溜め込む性質があるので乾燥に強いものです。乾燥気味に管理しましょう。

肥料が多い

多肉植物も生育時期に肥料があるとよく生育しますが、肥料が多めだと徒長して不恰好になることがあります。固形肥料は長く効果があるんですが、調節しずらいので、水やりで流れ出やすい液体肥料がいいでしょう。

寒さに当てるべき時に寒さに当たってない

植物は寒さに当たって生育のリズムを整えるところがありまして、そういう時にしっかりと寒さに当てていないと徒長します。緩い環境に育つと、緩むってことですね。多肉植物というと寒さに弱いものばかりだと思いがちですが、寒さに当てるべきものもあり、そういう品種は戸外でしっかりと寒さに当ててやります。そうすると「キュっ」っと仕上がります。
朝と夜の寒暖差が鈍いと徒長しやすい。戸外で管理することが理想。

もちろん寒さに弱い種類もあるので、そこは注意。

徒長した場合の対処

間延びした部分を切ってしまいます。

多肉植物はまた新しい芽が出てきますし、切った部分の切り口を日陰で(2、3日から一週間)乾かしてから、用土に挿していると発根して株が増えます。挿木(挿し芽)については以下のページを参考にしてください。
ただし、徒長した原因を上記から探ってから環境の条件を見直さないと意味ないです。また徒長します。
徒長しても切れない(切りにくい)タイプもあります。そういうものは、切らないで条件を見直して様子を見ます(エケベリアハオルチアなど)。そして子株が出たら、それを新しく株に仕立てます。次世代に期待するって感じです。
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