グズマニア(アナナス)

科名 | アナナス科 |
学名 | Guzmania |
別名 | アナナス |
水やり | 水控え目 |
場所 | 室内 |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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グズマニアとは?

春~秋は戸外の明るい日陰か室内。寒さに弱いので冬は室内で管理します。
草丈20cm〜60cm
水やり

根っこは株を支えるのが主な目的です。
グズマニアの葉っぱの根元を見ると、筒状に丸まっているのが見えると思います。グズマニアはここから水分を吸収します。春~秋はここに水がしっかりと溜まるくらいに水をやってください。
グズマニアは空気中の水分が多い地域で育つ植物で、葉っぱから水分を吸収します。一番良いのは湿度が高い状態を維持すること(60%以上)。できれば一年中、霧吹きで葉っぱに水をやるようにしてください。霧吹きで葉っぱ全体に水をやりつつ、葉の根元の筒状のところに水が溜まるようにしてあげるといいです。
冬の水やり
冬になると、水分を吸収する力が落ちますので、筒状内部に水が少し溜まる程度の水やりにして、乾燥する場合は葉っぱに霧吹きを掛けてやります。水をやりすぎたら…
冬以降、水をやり過ぎると溜まった水が腐って枯れる原因になります。そこで、水を出させないといけません。そのときはグズマニアをひっくり返して、水を出させます。グズマニアは大抵軽い鉢に入っていますし、土も必要ではないので、簡単に出来るハズです。もしも重い鉢に入っていて、不可能ならば、ティッシュで吸い出します。肥料

8月の気温が高すぎる時期(35度以上)は暑すぎて生育が鈍くなるので控えます。また、10月以降、気温が20度以下になったら肥料はやらないでください。
植えかえ・株わけ
時期
植え替えは真夏を除いた5月〜9月の生育時期に行います。株が増えて必要であれば株分けを兼ねて植え替えをします。用土
水苔で根を包むか、バークチップで植え付けます。樹木に着生するものなので、流木やヘゴにくくりつけてもいいです。くくりつけると、根が木に食い込んで固定されます。株わけ・植え付け
大きく成長したら、株わけをします。グズマニアは横に小さな株が生まれます。これを分けて育てます。ミズゴケやバークチップを詰め込んで固定します。グズマニアの根はグズマニア全体を支える程度の役割です。グズマニアは株一つに対して一回しか開花しません。現在花が咲いている株はもう開花しませんから、子株ができたら、元の株は葉っぱをむしってしまいっていいです。むしるのは葉っぱだけで株そのものを取り除かないようにします。生育が鈍くなるので。
ヘゴや流木に…
根を一旦、水苔で包んで、これをワイヤーや紐でヘゴや流木に固定します。固定しにくい場合は、ドリルで穴を開けたり、釘を打って引っ掛ける部分を作りましょう。くっつけて、水やりして管理していると、根が伸びて木に食い込んで固定されます。固定されたら、水苔とワイヤー類は取り除いてもいいです。取り除いた方がかっこいいです。管理場所・日当たり
グズマニアは熱帯雨林の大きな樹の枝の上などに育つ植物で、強い日光を浴びると葉が焼けます。年間を通して室内でレースのカーテン越しの日光を当てるか、明るい室内で管理しましょう。春〜秋に戸外で管理する場合は木漏れ日が当たる場所か、寒冷紗で遮光してあげてください。また暑さには耐性がありますが寒さには若干弱いです。寒さに弱いといっても室内で管理する上では問題ない程度です。
越冬

5度以上であれば越冬は可能です。昼間に暖房のかかっている部屋なら、寝る前に暖房を切っても、明け方でも5度以下になることはないのでリビングなどで管理します。ただし、窓の近くは寒波が来ると氷点下まで下がることがあるので、そういう日は窓から離してください。
また、暖房の風は非常に乾燥しているので直撃しないようにしてください。
最高最低温度計で計測しておくと管理が楽です。
花ガラ摘みと子株

グズマニアの花は非常に長持ちですが、いずれは花色が褪せて枯れてきます。枯れてきたら、株元から切ってしまいます。グズマニアは1つの株から一回しか開花しません。よって、その株から新しい花芽が出て開花することはありません。
そこで株をよく見て、株の横から子株が出ていたら、元の株の葉っぱをむしってしまいます。元の株から花が出ることはありませんから気にせずむしります。元株の葉っぱを放置していると子株の葉っぱに日が当たらないので生育が鈍くなるからです。子株が出ていないのであれば、むしらずそのままにしておきます。育てていれば子株が出てきます。
そうして順調に管理していると子株から新しい花が咲きます。
子株を作るコツ
子株ができないときは、すべての葉っぱを15センチほどに切り詰めます。すると危機感を感じて子株をつけるようになります。また生育期に薄い液体肥料をやってください。
病気・害虫
カイガラムシなどの害虫が発生します。カイガラムシは歯ブラシなどで削ぎ落とします。排泄物に黒いカビ(スス病)が発生するので、早めに取り除きましょう。湿度の高い環境を好むので、カビ系の病気(炭そ病など)が発生しやすいです。株が弱っているので、日光に当て、病変部分を取り除き、殺菌剤を散布して様子を見ます。
特徴・由来・伝承

グズマニアは一旦花が咲くと、非常に長期間楽しめます。また、丈夫なので、温度さえ保つことが出来れば栽培管理も簡単です。
ところでチランドシアと同じく、1回花が咲いた株からはもう花が咲きません。ですが、株から新しい株が出来て、その新しい株には花芽がつきますので、安心して栽培してください。
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