ディサの育て方

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ディサ
ディサ
科名ラン科
属名ディサ属
学名Disa
水やり水を好む
場所室内
難易度上級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
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ディサとは?

ディサはラン科ディサ属の南アフリカ原産のラン植物(多年草)。三角に見える花を咲かせます。花が綺麗だが、夏の暑さに弱く、日本では生育が難しい。なのであまり流通しない。育てる場合は、失敗しても当然くらいの気持ちで取り組むほうがいいです。夏が厳しい反面、寒さには強く、冬越しは胡蝶蘭カトレアよりも簡単。
草丈20cm

水やり

土が湿った状態を好みます。なので乾燥しないように、水をやります。腰水をすると乾燥を防げるのですが、ディサは汚い水を非常に嫌います。腰水というのは例えば、受け皿に水を溜めて乾燥を防ぐ方法なんですが、水が汚くなってディサは枯れてしまいますので、こまめに水をやるようにします。

水は冷たい水をやります。出来れば、山の中の綺麗な清流の不純物のない冷たい水をやります。指が痺れるくらいに冷たい水をやるといいです。水道水の水では調子が悪いです。
だから一般家庭では育てられない「幻のラン」です。

夏の水やり

夏は植え付け材(水苔など)の温度を下げるために、水を頻繁にあげます。もちろん冷たい山の水です。夏に限って言えば、水をやりすぎることはありません。ただし、受け皿の水は捨ててください。水が傷むと株が傷みます。

冬は水を控える

冬はディサは寒さで休眠し、地上部が枯れます。しかし、根は生きていますので、水はやってください。土が乾いてから数日経って水をやるようにします。

肥料

夏を越して秋から冬の直前まで、薄い液体肥料をやります。薄めて水苔にかけてあげます。

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植え付け・植えかえ

用土

水苔で植えます。
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時期・頻度

ディサは夏の暑い時期に絶えず濡れている状態を好むために、水苔が腐りやすいです。植え替えは毎年行います。植え替えは4月か9月。できれば夏を超えた9月に汚い水苔を一新するとよいです。9月ができなかったら4月って感じで。

植え替え手順

水苔を水につけて吸水させて戻しておきます。

古い鉢から株を取り出し、根についた古い水苔を丁寧にピンセットで取り除き、新しい水苔で包み、鉢に入れます。ディサの根はかなり繊細で折れやすいので気をつけてください。鉢はプラスチック鉢にし、同じ大きさの鉢でいいです。鉢の側面に穴を空けて、水が抜けやすくしておくといいです。入り切らなければ1号だけ大きな鉢に植え付けます。

植え替えの際に株分けもできます。バルブを分けて植えますが、分けると開花が鈍くなるので、6個以上に増えてから二等分にするくらいにしておきます。

管理場所・日当たり

ディサは日当たりを好みます。しかし、直射日光は苦手で、春・秋でも30%遮光、夏は50%以上遮光します。遮光しないと葉焼けしてしまいます。冬は遮光の必要はないです。

ディサは風のある場所を好み、風の流れがあると生育がよくなります。室内なら扇風機が直撃しないようにして、風のある環境を作るといいです。

夏越し

ディサは夏越しが難しいです。ディサは最高気温が25度から28度が限界で、それ以上になると枯れます。また、夜の気温が12度から15度を好みます。夜中になっても25度以上の熱帯夜が続くと枯れます。

条件が厳しいので一般家庭では夏越しが難しい。冷涼地じゃないと無理です。クーラーをかけても夜中に15度前後まで下げるのは無理なので。

越冬

他のランと同じで、できれば15度以上の環境が好ましいです。15度以上だと葉っぱが落ちず、ゆっくりとですが生育して生きますので、春以降の開花も勢いがあります。15度以上の環境があるのであれば、日光に当ててください。

できれば10度以下にならない方がいいですが、温室などの加温施設がないのであれば10度以下になるは当然です。ディサは冬は休眠するので2度から5度まで寒さに堪えますが、ダメージはあり、そのダメージで春以降の生育に問題が発生するので、やっぱり10度以上を維持したいです。ちなみにリビングなど昼間に人がいて暖房をかけるのであれば、夜中であっても5度以下になることはほとんどありません。

ただし、窓の近くは外気が近く、寒波が来ると氷点下になることもありますから、夜は窓の近くは避けて、部屋の中央に移動させます。
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病気・害虫

ナメクジ
春から夏にかけてナメクジが発生します。葉っぱや鉢に虹色の這った後が見られたら、早めに対処します。ナメクジは昼間は活動しないので、鉢合わせることはほとんどありません。ホームセンターに誘引剤があるので、買って設置します。

アブラムシ
アブラムシが発生して、新芽の汁を吸うと、成長が止まったり、異常な成長をすることがありますので、発見次第、捕殺し、薬剤を散布します。

特徴・由来・伝承

土に根を張るタイプのラン(ただし日本で育てる場合は、水苔を使用する)。独特の大きな三枚の花びら(萼片)の美しい花が咲く。ニョキニョキと茎を一本伸ばしてそこに、一つか、複数の花を咲かせる。花の大きさは種類に差がある。花の美しさから欧州で品種改良が盛んに行われた。

ディサは170種が知られ、ほとんどの種類はアフリカ大陸のサハラ砂漠の南で自生する。マダガスカル島に4種、レユニオンに1種、それにアラビア半島に1種が知られている。
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