アジアンタム・フリッツルーシーの育て方
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最終更新
2022-11-24
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アジアンタム・フリッツルーシーの基礎データ
科名
ワラビ科
属名
ホウライシダ属
学名
Adiantum raddianum ‘Fritz-Luthi’
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
アジアンタム・フリッツルーシーの特徴は?
アジアンタム・フリッツルーシーは熱帯アメリカに自生する
ワラビ科
ホウライシダ属(
アジアンタム
属)の常緑
多年草
シダ植物のアジアンタムの
園芸品種
。茎が硬めで立ち上がりますが、全体的に葉が小さめで、柔らかで、小ぶりにまとまります。よく流通している品種で、育て方は通常のアジアンタムと同じです。
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水やり
春から秋は土が乾き切る前に水をやり、ほぼずっと濡れているよう状態を維持します。受け皿の水は春〜夏にかけては乾燥を防ぐためにも残っているくらいがいいですが、水が腐ると
根腐れ
するので、様子を見て捨ててください。
水をやるときは鉢の底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。これは土の中の排泄物を洗い流す意味もありますので、鉢底から出るまでしっかりとやってください。これは夏でも冬でも同じです。
冬の水やり
冬は生育が止まっているので、若干控えめにします。土が乾いてから水をやるようにします。
葉水をして乾燥を防ぐ
アジアンタム・ルーシーを育てる上で大事なのは水切れしないこと。一度水切れすると、葉っぱは萎れます。その萎れた葉っぱが戻ることはありません。アジアンタムは湿度の高い環境で育つ植物ですから、その環境に似た状態を作るために、通常の
水やり
にプラス「霧吹き」で葉っぱに水をかけてやります。これを
葉水
と言います。葉水は一年中します。
肥料
生育する春から秋にかけて薄い液体
肥料
を二週に一回ほど与えます。見た目より意外と肥料を好み、肥料があるとよく茂るのですが、肥料が多いと株が弱るので与えすぎには注意してください。特に冬は肥料をやらないでください。
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植え付け・植えかえ・種蒔き
2年に一回のペースで植え替えをします。植え替えは5月〜7月に行います。
アジアンタム・フリッツルーシーは
根詰まり
をすると水切れが起きやすくなったり、葉っぱの色が薄くなったり、新芽が出ても縮れるようになりますので、早めに植え替えをしましょう。
用土
一般的な
培養土
でいいので、これで植え替えをします。自作する場合は
赤玉土
6
腐葉土
4を混ぜたものを使います。
鉢植え
植え替えをするときは、鉢から取り出したら三分の一ほど土を落としてから新しい土で植え替えをしてください。黒い根は腐ってますので、黒い根はできるだけ取り除いてください。
鉢の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れます。その上に
用土
と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
管理場所・日当たり
春〜秋は室内の明るいところか、戸外の明るい日陰で管理します。直射日光が当たると葉っぱがスグにチリチリになるので、日光は避けてください。また、乾燥する場所も避けます。例えばクーラーや暖房の風はとても乾燥しているので避けます。冷暖房の室外機のそばも避けます。
越冬
冬は室内の日当たりで管理します。アジアンタムルーシーは7度以下になると枯れます。まぁ、人が生活していて昼間に暖房をかける場所であれば、寒さで枯死することはないです。それよりは冬の乾燥の方が大敵です。できれば加湿器をかけて、その上で葉水をしてやります。
よって一年中室内で管理する植物だと考えたほうがいいです。
居場所が変わると葉っぱが落ちる
アジアンタムに限らずなんですが、居場所が変わると、古い葉っぱを落として新しい環境にあった葉っぱをつけます。だから葉っぱが落ちるからと頻繁に場所を変えていると、どんどん葉っぱが落ちていきます。場所はせめて二週間ほどは移動させないようにしてください。
葉がチリチリになったら…
チリチリになった葉っぱを切り取ります。全体がチリチリになったのであれば、全体を地際から刈り込みます。そして普段通りに管理していると、(枯死していなければ)新芽が出てきます。
病気・害虫
新芽を
アブラムシ
や
ダンゴムシ
が食べます。湿度が高い状態を維持するので
ナメクジ
も出ます。猫が新芽を食べることもあります。
アブラムシ・ナメクジは対応の薬剤があるのでこれで駆除します。猫は
犬猫の食べる草の育て方…ペットグラスとか犬猫楽し草とか別名いろいろあり!
イネ科カラスムギ属Avena sativa
を購入して、食べさせてください。
特徴・由来・伝承
葉っぱに水が当たっても「濡れない」というのがアジアンタムの語源です。葉っぱの裏にはツブツブが付いていて、これが胞子です。胞子で増えるワラビの仲間です。
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