ランタナの育て方は?

ランタナ(シチヘンゲ)

ランタナ
科名クマツヅラ科
属名シチヘンゲ属
学名Lantana camara
別名シチヘンゲ
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料

ランタナとは?

ランタナとは?

ランタナとは?
文章の修正ランタナはクマツヅラ科ランタナ属の半耐寒性小低木。一個の花に二色の花びらがあり綺麗。真夏の直射日光にも負けない強い植物なので、場所を考えずにしっかりと日の当たる場所に植えてください。春(4月〜5月)に植えて秋(10月)までサンサンと咲きます。その間は液体肥料を週に1回やってください。咲きっぱなしで、エネルギー補給が切れると花つきが悪くなります。蜜源植物で蝶や蜂がやってきます。バタフライガーデンにどうぞ。

低木化するとトゲが出てくるので駆除したいと考える人も多い。植えるのであればトゲのない「コバノランタナ」をどうぞ。

ランタナの水やり

鉢植えの水やり

ランタナの水やり
文章の修正鉢植えの水やりは土が乾いていたらやるようにする。土が濡れているうちは水をやらない。長期間土が濡れていると根腐れすることもある。
夏は夏は水切れに弱いので気をつけないといけません。すぐに葉っぱがシナシナになります。真夏は朝と夕方の2回、しっかりと水をやってください。春~6月前後までは1日に1回か、土が乾いてからしっかりと水をやってください。

庭植えの水やり

文章の修正庭植えにして根が張ってしまうと、自然に降る雨だけでも十分育ちます。ただし夏の日照りの時は庭植えであっても水やりをしてください。

ランタナの肥料

ランタナの肥料
文章の修正花が咲く期間(5月〜10月)は液体肥料を週に1回やってください。もしくは一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやる。肥料をやらないと枯れる、ということはありませんが、肥料があるとないとでは花の量が全然違います。肥料が切れると花が咲きづらくなります(少なくなる)。
庭植えの場合は、追肥しなくても開花する。でも、肥料を追加した方が開花が多いです。

植え付け・植えかえ

時期

文章の修正春~夏にかけて苗が出回りますのでそれを植えます。
根がよく張るので、鉢植えは毎年植え替えをすることになります。植え替えは春(5月)に行うといいです。

用土

文章の修正市販している花と野菜の土(培養土)で植え付けをします。自作するのであれば赤玉土6腐葉土4を混ぜたものに化成肥料を入れて使います。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を3割か4割ほど追加してよく混ぜてから使います。

鉢の植え付け・植え替え手順

文章の修正65センチのプランターなら苗三つ。5号鉢なら苗を一つくらいです。大きく育つので余裕を持って植えましょう。鉢底の穴を鉢底網で塞ぎます。網は土が流れ出ないようにするためのものでホームセンターで売っています。その網の上に鉢底石(軽石)を3センチほど敷いて、その上に用土を入れ、株を入れ、株の隙間に用土を詰めて、最後に水をやって完成です。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として地上部を半分ほど刈り込んで植え替えをします。

庭植えの手順

文章の修正庭に直径30cm深さ30cmの穴を掘り、掘り出した用土に腐葉土か堆肥を3割ほど追加して混ぜて、半分戻して株を入れて、隙間に用土を入れて最後に水をやって完成です。

ランタナは越冬すると毎年、株が大きくなります。こぼれダネ+株の巨大化のダブルパンチで庭を圧迫することがあるので庭植えするときは気をつけましょう。

こぼれダネ

文章の修正ランタナの花を摘まずにいると種子が出来て、それが翌年に芽を出して花を咲かせることがあります。頻度は決して高いものではないのですが、芽を出すと嬉しいですが、意図しないところからランタナが生えてくることがあり、それが他の植物を駆逐することもあるので、邪魔なら引っこ抜く覚悟を持っておきましょう。

管理場所・日当たり

管理場所・日当たり
文章の修正とにかく日の当たる場所で管理してください。日が当たらないと花つきが悪くなります。真夏の直射日光にも負けず、葉焼けしないので、他の植物がへたれるような日差しが強いところで管理してもいいです(ただし水切れに注意)。

越冬

文章の修正ランタナは本来は低木になる植物です。寒さに当たると地上部が枯れたり落葉することもありますが、暖かいと常緑で越冬します。霜に何度も当たっていると枯れますが、一発で枯れることはないです。土が凍結するとさすがに枯れます。ちなみに広島ではほぼ野生化しています。

霜が降りる地域で確実に冬越しをしたい場合は、秋以降は花を室内に取り入れます。冬越しをさせるとランタナは本来の姿である低木になっていきます。といっても、あんまりランタナを冬越しさせる人はいません。冬越しの苦労より翌年苗を買った方が安いし、楽ですから。

ちなみに庭植えして越冬すると株が巨大化しトゲが出て、種子で増えるため群生し、庭を圧迫します。温暖化(というか都市の冬は暖かいため)で冬でも越冬することが多くなっていて、庭を圧迫することが多くなっています。駆除したい場合は駆除の項目を参考に。

剪定・切り戻し

剪定・切り戻し
文章の修正花が咲き終わったら、切り戻しをしましょう。花から二節ほど切ってしまうことで、摘芯にもなって脇枝が出て花が増えますし、花ガラを落として次の花が咲きやすくなります。
また、花に結実させないことでこぼれダネを防ぐ目的もあります。

病気・害虫

文章の修正あまり病害虫は見かけないし、発生しても繁殖力が強いので、大事にはなりませんが、発生したら対応の薬剤で対処しましょう。

スリップス、アブラムシ、エカキムシ、カイガラムシ、コガネムシ野幼虫、コナジラミ、シャクトリムシ、ナメクジ、ハダニ、ウドンコ病が見られます。

ランタナの駆除

文章の修正ランタナは越冬して低木化し、茎が木質化すると細かいトゲが出てきます。また株が越冬すると1mくらいの大きさになり、庭を圧迫する。また、こぼれダネでも株が増える上に、その種子を鳥がついばんで拡散するため、正直、もう「植えない方がいい」植物かも。トゲのないコバノランタナ小葉のランタナ)の方がいいです。

ランタナの地上部を切っても根が生きていると、いづれは出てくる(もちろんトゲ付きで)。そこで地上部を切って、その切り口にグリホサート系の除草剤を塗る。グリホ系除草剤は植物に浸透して枯らすので、周囲の他の植物まで枯らせません。一回で枯れないなら何度も繰り返します。
グリホサート除草剤
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特徴・由来・伝承

文章の修正咲き乱れるという言葉がピッタリなランタナ。鮮やかな色合いの小さな花が密集して咲いて、それがパラパラと落ちるのが、素敵に見えたり、掃除が面倒に感じたり……
非常に頑健で、熱帯・亜熱帯の地域では野生化して、やっかいな雑草として問題になっているほど。日本では冬があるので、そういった問題は発生していないです。

ランタナの果実は有毒ですが、鳥類には無毒。種を噛み砕く可能性の高い哺乳類だけに有毒という植物は結構多いです。

ランタナと同時期に開花する植物は以下のページにまとめていますのでよろしければ参考にしてください。
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鉢植え 庭植え こぼれダネ トゲ 春から夏の定番 繁殖力が強い植物 半耐寒性 花が多い

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