ランタナ(シチヘンゲ)

科名 | クマツヅラ科 |
属名 | シチヘンゲ属 |
学名 | Lantana camara |
別名 | シチヘンゲ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
ランタナとは?


低木化するとトゲが出てくるので駆除したいと考える人も多い。植えるのであればトゲのない「コバノランタナ」をどうぞ。
ランタナの水やり
鉢植えの水やり

夏は夏は水切れに弱いので気をつけないといけません。すぐに葉っぱがシナシナになります。真夏は朝と夕方の2回、しっかりと水をやってください。春~6月前後までは1日に1回か、土が乾いてからしっかりと水をやってください。
庭植えの水やり

ランタナの肥料

庭植えの場合は、追肥しなくても開花する。でも、肥料を追加した方が開花が多いです。
植え付け・植えかえ
時期
春~夏にかけて苗が出回りますのでそれを植えます。根がよく張るので、鉢植えは毎年植え替えをすることになります。植え替えは春(5月)に行うといいです。
用土

鉢の植え付け・植え替え手順

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として地上部を半分ほど刈り込んで植え替えをします。
庭植えの手順

ランタナは越冬すると毎年、株が大きくなります。こぼれダネ+株の巨大化のダブルパンチで庭を圧迫することがあるので庭植えするときは気をつけましょう。
こぼれダネ

管理場所・日当たり

越冬
ランタナは本来は低木になる植物です。寒さに当たると地上部が枯れたり落葉することもありますが、暖かいと常緑で越冬します。霜に何度も当たっていると枯れますが、一発で枯れることはないです。土が凍結するとさすがに枯れます。ちなみに広島ではほぼ野生化しています。霜が降りる地域で確実に冬越しをしたい場合は、秋以降は花を室内に取り入れます。冬越しをさせるとランタナは本来の姿である低木になっていきます。といっても、あんまりランタナを冬越しさせる人はいません。冬越しの苦労より翌年苗を買った方が安いし、楽ですから。
ちなみに庭植えして越冬すると株が巨大化しトゲが出て、種子で増えるため群生し、庭を圧迫します。温暖化(というか都市の冬は暖かいため)で冬でも越冬することが多くなっていて、庭を圧迫することが多くなっています。駆除したい場合は駆除の項目を参考に。
剪定・切り戻し

また、花に結実させないことでこぼれダネを防ぐ目的もあります。
病気・害虫
あまり病害虫は見かけないし、発生しても繁殖力が強いので、大事にはなりませんが、発生したら対応の薬剤で対処しましょう。スリップス、アブラムシ、エカキムシ、カイガラムシ、コガネムシ野幼虫、コナジラミ、シャクトリムシ、ナメクジ、ハダニ、ウドンコ病が見られます。
ランタナの駆除
ランタナは越冬して低木化し、茎が木質化すると細かいトゲが出てきます。また株が越冬すると1mくらいの大きさになり、庭を圧迫する。また、こぼれダネでも株が増える上に、その種子を鳥がついばんで拡散するため、正直、もう「植えない方がいい」植物かも。トゲのないコバノランタナ(小葉のランタナ)の方がいいです。ランタナの地上部を切っても根が生きていると、いづれは出てくる(もちろんトゲ付きで)。そこで地上部を切って、その切り口にグリホサート系の除草剤を塗る。グリホ系除草剤は植物に浸透して枯らすので、周囲の他の植物まで枯らせません。一回で枯れないなら何度も繰り返します。
特徴・由来・伝承
咲き乱れるという言葉がピッタリなランタナ。鮮やかな色合いの小さな花が密集して咲いて、それがパラパラと落ちるのが、素敵に見えたり、掃除が面倒に感じたり……非常に頑健で、熱帯・亜熱帯の地域では野生化して、やっかいな雑草として問題になっているほど。日本では冬があるので、そういった問題は発生していないです。
ランタナの果実は有毒ですが、鳥類には無毒。種を噛み砕く可能性の高い哺乳類だけに有毒という植物は結構多いです。
ランタナと同時期に開花する植物は以下のページにまとめていますのでよろしければ参考にしてください。
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