ラベンダーの育て方

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「ラベンダーの育て方」の目次

  1. 基礎データ(科属など)
  2. ラベンダーとは?
  3. 水やり
  4. 肥料
  5. 植え替え・植え付け
  6. 管理場所・日当たり
  7. 剪定・切り戻し
  8. 花ガラ摘み
  9. 収穫
  10. 病気・害虫
  11. 特徴・由来・伝承
  12. 月別の育て方
  13. SNSボタン・関連記事

ラベンダー

ラベンダー
科名シソ科
属名ラベンデュラ属
学名Lavendula
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
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ラベンダーとは?

ラベンダーとは?

ラベンダーとは?
文章の修正ラベンダーはシソ科ラベンデュラ属の多年草宿根草)。ラベンダーには系統があり、各種類によっては求める環境などが異なりますが、おおむね寒さには耐性があり、品種によりますが戸外で越冬も可能で、反対に高温多湿に弱いために夏越えが難しいものが多いです。

とはいえ環境に合わせて品種を選べば、夏越し・冬越しはかなり楽になります。暖地ではラバンディン系やストエカス系。寒冷地ではアングスティフォリア系から選ぶと無難です。

系統に関しての詳細は以下のページを参考にしてください。
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水やり

文章の修正土が乾いていたら水をしっかりとあげます。ラベンダーは乾燥気味の状態を好みます。頻繁に水をやると葉っぱや根を傷め腐らせてしまいます。必ず土が乾いてから水をやるようにします。

特に梅雨の長雨はつらい状況なので、梅雨に雨が当たらないようにしてやってください。

冬は水やりを控えます。土が乾いて数日経って水をやる程度にします。

肥料

肥料
文章の修正ラベンダーは基本的に肥料をあげすぎると傷みますので、控えめにしましょう。肥料は固形肥料を少量、春(3月〜4月)と秋(10月)に与えるか、薄めた液体肥料をその期間に2週に1回あげます。

肥料が多すぎると花が少なくなります。特に窒素成分の多い肥料だと葉っぱが茂るばかりになります。肥料は少なくてもいいですが、全くあげないと徒長することもあります。

植え替え・植え付け

時期

文章の修正生育時期の3月〜5月、9月〜10月に植え替えをします。

用土

文章の修正酸性土壌を嫌い、水はけの良い土を好みます。ハーブ用の土、ラベンダー用の土というのもあるのでこれを使うといいです。専用土の方が便利かつ自作するより安上がりです。庭植えにする場合は、苦土石灰で中和しましょう。
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鉢植え

文章の修正根詰まりすると枯れ込むので植え替えします。植え替えをするときは土を落とさずに一回り大きな鉢に新しい土を足して植え替えをします。土を落とさないのは株にストレスを与えないためです。

また、開花しているときは植え替えない。株が弱ります。

植え替えるときに地上部を半分ほど刈り込みます。刈り込むことで根の負担を減らして回復を早めます。

庭植え

文章の修正種類によっては庭植えも可能で、庭植えにする場合は、深さ15cm〜20cmを掘り返し、苦土石灰(1平方mあたり100g〜150g)を混ぜて中和させます。中和には1週間〜10日かかるので、待ってから、土に腐葉土堆肥を2割ほど混ぜて用土とします。

穴に用土を半分戻して、株を配置し、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。水はけが悪い土なら、パーライトや川砂や軽石小粒を混ぜて、水はけをよくしてから植えてください。

植え替え・種まき・庭植え・挿木などの詳細は
を参考にしてください。

挿木

文章の修正挿し木で増える。イングリッシュ系(アングスティフォリア系)は株が突然枯れることがあるので挿し木して保険を掛けておくのが常套手段。

春(4月〜5月)か秋(9月〜10月)の気温が20度前後の頃に5cm〜8cmに枝を切って、水揚げし、これを赤玉土小粒で挿木して、乾燥しないように水をやりつつ、明るい日陰で管理していると発根します。

発根したら鉢に植え替え、通常通りに管理して育てます。

管理場所・日当たり

文章の修正春と秋はラベンダーにとって生育時期なので、戸外の日当たりでしっかりと日光に当てて生育させます。夏はラベンダーにとってかなり厳しい時期なので、風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理します。

冬はプテロストエスカス系やストエカス系は室内に取り込みますが、その他は戸外で管理します。
ラベンダーは過湿に弱く、特に厳しいのが「梅雨」です。前もって切り戻して、蒸れないようにしておきましょう。北海道には梅雨が無いので栽培に適していますが、他の地域では梅雨に注意しなくてはいけません。

剪定・切り戻し

文章の修正ほとんどの種類がそのままだと夏は暑さで枯れ込みます。そこで梅雨前か夏前に株全体を半分ほど刈り込み、傷んだ葉っぱを落とし、枝をさばいて風通しをよくします。全体を刈り込むことで夏越ししやすくなります。

強く刈り込みすぎるとそのまま枯れることがあるので、高さは半分か三分の一くらいまでにしておきましょう。

より詳細は以下のページを参考にしてください。

花ガラ摘み

文章の修正花が枯れてきたら、花を切り戻します。

花を切り戻すと次の花が咲きますが、時期的に厳しいのであれば…例えば開花は3月〜7月とされるのですが、4月〜5月あたりで一段落します。その後に開花させても6月に梅雨、7月以降はラベンダーにとって暑すぎて株が弱ります。その時期に開花させるとダメージが大きすぎることがあります。その場合は花も摘んでしまいましょう。

収穫

文章の修正もしもポプリやドライフラワーにするのであれば、収穫は花が咲き始めた頃が適しています。ただ、花が咲き始めの時点で刈り取るのは、ガーデナーとしては心が傷みます。

ハーブバスにするなら、葉っぱを百均で買ったティーパックや目の細かい洗濯ネットに入れてお風呂に入れると便利。ハーブバスだと大量に消費できる。利用するならラバンディン系かアングスティフォリア系にしておきましょう。
●ラベンダーはあまりハーブティーには一般的ではないですが、他のハーブと合わせて飲むこともあります。

病気・害虫

文章の修正ラベンダーには香りがあり、虫を避ける性質は確かにあるんですが病害虫は発生します。
ヨトウムシ
腹が立つことに花穂を食べる。夜になると土の中から出てきて食べる。虫がいないのに糞があり、被害があるならヨトウムシを疑う。土の中をほじくると出てくることがある。鉢植えの場合、鉢全体を水に沈めると出てくる。薬剤で駆除する。
詳細な性質と薬剤などは以下のリンクを参照に

コガネムシ
コガネムシの幼虫に根を食べられる。なんか調子が悪いなと思って、春・秋に植え替えをしてやっと発見というパターンが多い。ダイアジノン粒剤を撒く。

ハダニ
ハダニが発生する。葉っぱに霧吹きをかけることで予防は可能だけど、乾燥気味に管理するのでどうしても発生する。発生したら薬剤で駆除するのが普通。可能であれば水流で吹き飛ばすってのも。

ゼニゴケ
ゼニゴケは水はけが悪いと発生するので、ピートモスや赤玉土が劣化して泥・粘土上になると発生しやすい。ゼニゴケを除去するより植え替えて土を新しくした方がいいです。

特徴・由来・伝承

文章の修正ラベンダーの名前の由来は「洗う」という意味のラテン語の「ラヴォ」「ラヴァレ」に由来しています。これはローマ人が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れたからと言われています。お茶、ポプリ、ハーブバスに利用される。これらの利用はアングスティフォリア系が適している。ラバンディン系は乾燥すると色が悪くなるし、その他のストエカス・プテロストエカスは食用には適さない。

ラベンダー色と言えば、薄紫色を指します。

ラベンダーの香りは酢酸リナリル、リナロール、カンファーの香り。精油としては酢酸リナリルが多いものが品質が良いとされる。酢酸リナリルの多い種類はイングリッシュラベンダー(アングスティフォリア)で30%〜40%、ラバンディン系で25%程度。ただ、香りは人の好みがかなりあるので、なんとも言えない。

月別の育て方

文章の修正より詳細な栽培のコツは以下のページを参考にしてください。
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