シクラメンに葉組みが必要な理由と手順

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葉組みが必要な理由と手順(シクラメン)

葉組みが必要な理由と手順:葉組みが必要な理由と手順(シクラメン)
シクラメンは葉っぱ一枚につき、花が咲くんですが、咲かせるためには球根の上部に日光を当てる必要があります。球根上部に光が当たって、ツボミが伸びてきます。葉っぱが勢いよく茂ると、葉っぱが邪魔して日光が球根に届かず、ツボミが上がって来なくなり花が咲きません。9月以降に葉っぱが徐々に生えて、喜んでいると葉っぱばっかり生えて、花が咲かないんですね。
葉組みが必要な理由と手順:補足情報
そこで、球根上部に日光が当たる様に「葉組み」をします。

店で売ってるシクラメンが中央に花が寄っているのはそういうことです。葉組みは10月〜3月の開花する時期で乱れたら定期的に行いましょう。
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葉組みの目的

花を咲かせるため

シクラメンに限らず、花は「花芽分化」を起こして、それが成長して花が咲きます。植物によって違うんですが、花芽分化には条件があって、例として「短日植物(日が短くなると花芽分化する)」「長日植物(日が長くなると花芽分化する)」というのがあって、シクラメンは球根に日が当たることが条件の一つです。

そこで、球根上部に日が当たる様に組み替えます。

風通しを良くするため

主に9月〜10月の残暑が残る時期は、シクラメンが活動を再開するのですが、まだ高温多湿な時期でもあります。葉っぱの下に小さな芽がニョキニョキ出て来て、鬱蒼と茂って風通しが悪くなると、湿気てカビて球根が腐ってしまいます。葉組をして風を通すのも大事な目的です。

9月〜10月の栽培については以下のページを参考にしてください。

葉組みの仕方

葉組みが必要な理由と手順:葉組みの仕方
葉っぱを組み替え、球根上部の葉を引っ張って、下の葉っぱに引っ掛けて、スペースを開け、空いたスペースに蕾(ツボミ)を中央に寄せます。それで球根上部に日が当たる様にします。邪魔だからって葉っぱは抜かないでください。難しくないです。

完全に上部に穴を開けるのが理想ですが、そこまで出来なくても、うっすらハゲてれば十分です。市販のシクラメンをイメージするといいです。
葉組みは難しくないですが「綺麗に」仕立てるのは難しいです。やっぱり農家の技術はすごいのです。

葉組みの後は日陰に

葉組みをして、中央に日が当たる様になると、出て来たばかりのツボミが日に当たって傷んでしまうことがありますので、葉組みをした直後2、3日は日陰に移動させます。日陰でつぼみを慣らせてから、いつもの日当たりの場所に移動させてください。

葉組みは継続して

葉組みをしてしばらくすると乱れます。乱れたら、また葉組をします。葉組みをして、風を通して、球根上部に日光をあてるを繰り返します。特に葉っぱが多い株ほど必要です(スカスカだったら、やらなくても風も通るし、球根上部に日光が当たるんで)。

葉組を継続して、シクラメンを長く、また綺麗に咲かせましょう。

最後に…

葉組以外の栽培についてはシクラメンガーデンシクラメンを参考に。
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