ダイアンサス・ブラックアダーの基礎データ
科名 | ナデシコ科 |
属名 | ダイアンサス属 |
学名 | Dianthus barbatus 'nigrescens' |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ダイアンサス・ブラックアダーとは?
ダイアンサス・ブラックアダーはアメリカナデシコ(Dianthus barbatus・ヒゲナデシコ・ビジョナデシコ)の園芸品種。赤黒い、ワインチョコーレートのような花の色が魅力です。ビロードのような質感と花の色合いで、他のナデシコにはない重厚感があります。寒い時期には葉も黒色になってとても目を引きます。
日光を好み育てやすいが過湿に注意常に日光が当たる方が生育も花つきも良くなりますが、過湿に弱く、乾燥気味の環境を好みます。水はけのよい場所なら丈夫で花つきもとてもよくなります。 その条件を満たしてやれないと、徒長したり病気にかかりやすくなり花つきも悪化します。用土は水はけをよくするために砂やパーライトなどを混ぜて調整しましょう。
丈夫なナデシコで夏、冬越しも可能ですが、冬は簡単な霜よけが必要になります。寒さにはある程度耐えますが霜に当たると葉が傷みますので、軒下か暖かくない室内で育てましょう。
病害虫予防、成長促進のため、切り戻し、摘芯と花がら摘みをまめにおこないましょう。
日光を好み育てやすいが過湿に注意常に日光が当たる方が生育も花つきも良くなりますが、過湿に弱く、乾燥気味の環境を好みます。水はけのよい場所なら丈夫で花つきもとてもよくなります。 その条件を満たしてやれないと、徒長したり病気にかかりやすくなり花つきも悪化します。用土は水はけをよくするために砂やパーライトなどを混ぜて調整しましょう。
丈夫なナデシコで夏、冬越しも可能ですが、冬は簡単な霜よけが必要になります。寒さにはある程度耐えますが霜に当たると葉が傷みますので、軒下か暖かくない室内で育てましょう。
病害虫予防、成長促進のため、切り戻し、摘芯と花がら摘みをまめにおこないましょう。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が白っぽく乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。あまり水をやりすぎると根ぐされの原因となるので気をつけましょう。冬は気温が下がるため水やりを控えめにします。冬は土が白くなって、数日経って水をやる程度にします。
土の表面が乾いていても土中に水が残っていることがあるので、土壌水分計で計測してから水やり判断をするといいです。
土の表面が乾いていても土中に水が残っていることがあるので、土壌水分計で計測してから水やり判断をするといいです。
肥料
挿し芽、株分け、種まき
種まき
冬になる前にある程度成長したほうが育ちが良くなります。8月下旬から9月の上旬までにはタネをまいてしまいましょう。タネをまく場所は涼しくて風通しの良い場所にしましょう。
植え付けにも使う用土をトレイに入れ、種子が少し隠れるくらいに土をかぶせて、明るい日陰で乾燥しないように水やりをして管理していると発芽します。本葉が2、3枚ぐらいになったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。植え付けの間隔は25cmから30cmぐらいの間隔で行いましょう。
植え付けにも使う用土をトレイに入れ、種子が少し隠れるくらいに土をかぶせて、明るい日陰で乾燥しないように水やりをして管理していると発芽します。本葉が2、3枚ぐらいになったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。植え付けの間隔は25cmから30cmぐらいの間隔で行いましょう。
植え替え(株分け)の時期
9月中旬~下旬にそれぞれの株に2~3個芽がつくように株を分けて植え替えをしていきましょう。
用土
普通の花の培養土をそのまま使用するか、赤玉土小粒・川砂・パーライトなどを2割を混ぜると水はけが良くなり、生育がよくなります。
配合土をつくる場合、水はけのよい有機質を多く含んだ土を配合しましょう。赤玉土5:腐葉土2:川砂2など。そこに元肥としてマグァンプなどの化成肥料を混ぜ込んでもよいでしょう。
配合土をつくる場合、水はけのよい有機質を多く含んだ土を配合しましょう。赤玉土5:腐葉土2:川砂2など。そこに元肥としてマグァンプなどの化成肥料を混ぜ込んでもよいでしょう。
植え替え・株分けの手順
古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落として植え替えをします。株分けをするときは芽が2個〜3個ついているように分けてから、それぞれを植え替えます。
鉢底の穴に鉢底網を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど敷き、その上に用土を入れて苗を置いて、隙間に用土を詰めていきます。鉢をトントンと揺らすと隙間ができるので土を詰めます。最後に水をやって完成です。苗は多少ほぐしてあげると根が広がりやすくなります。
鉢の大きさは現在と同じ大きさでもいいですし、ひとまわり大きなものにしてもいいです。
鉢底の穴に鉢底網を敷いて、その上に鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど敷き、その上に用土を入れて苗を置いて、隙間に用土を詰めていきます。鉢をトントンと揺らすと隙間ができるので土を詰めます。最後に水をやって完成です。苗は多少ほぐしてあげると根が広がりやすくなります。
鉢の大きさは現在と同じ大きさでもいいですし、ひとまわり大きなものにしてもいいです。
挿し芽
管理場所
耐寒温度は5度。暖地では戸外で越冬できますが、それより寒い地域では場所によっては霜よけをしたり、室内の明るい窓辺などで冬越しさせたほうが良いでしょう。室内の暖かいところなどで管理すると花茎が伸びず花も咲かないので寒い屋内か、屋外の軒下で管理するようにしましょう。
日光を好むのですが、夏の高温多湿が苦手なため、西日が当たらない場所で管理するのが良いでしょう。 過湿対策として、水はけの良い土に植えるといいです。
日光を好むのですが、夏の高温多湿が苦手なため、西日が当たらない場所で管理するのが良いでしょう。 過湿対策として、水はけの良い土に植えるといいです。
栽培の作業
摘芯
新芽が少なくなってきたなと感じたら、清潔なハサミやナイフで先から2節ほど切り取りましょう。 すると葉っぱの根本から新しい芽が出てきて、勢いが戻ります。
花ガラ摘み
花がついた後に種ができてしまうと、株に栄養がいかなくなってしまうので、花がら摘みを頻繁にしてください。
夏越しのための切り戻し
梅雨時期から夏にかけて、株元や中心部の蒸れを防止するために、梅雨前か夏前にバッサリと切り戻しを行いましょう。背が伸びているものは半分くらいのところから切っても構いません。 また、傷んだ葉っぱを取り、少し枝をさばいて風通しもよくしておくと良いです。
株の更新
ナデシコの花は、数年で株が老化して勢いがなくなります。そのため、2~3年に1回くらい、花ガラを取らずに種子を採取して、まきなおしたり、挿し芽をしたりして株を更新すると長く花が楽しめます。
病気・害虫
害虫対策
アブラムシ、ヨトウムシなどの害虫は浸透移行性殺虫剤(オルトランなど)をまいておきます 。見つけ次第駆除しましょう。
「立ち枯れ病」に注意
また、ナデシコは苗が突然枯れてしまう「立ち枯れ病」にかかりやすい植物でもあります。立ち枯れ病はタネまき用土に病害菌が混入して発生する病気なので、市販されている無菌のタネまき用土を使用するとある程度防げます。他には清潔な用土を使う、有機質分の少ない用土を使う、過湿にしないことが大事です。もしかかってしまったら市販の薬剤をまきましょう。
アブラムシ、ヨトウムシなどの害虫は浸透移行性殺虫剤(オルトランなど)をまいておきます 。見つけ次第駆除しましょう。
「立ち枯れ病」に注意
また、ナデシコは苗が突然枯れてしまう「立ち枯れ病」にかかりやすい植物でもあります。立ち枯れ病はタネまき用土に病害菌が混入して発生する病気なので、市販されている無菌のタネまき用土を使用するとある程度防げます。他には清潔な用土を使う、有機質分の少ない用土を使う、過湿にしないことが大事です。もしかかってしまったら市販の薬剤をまきましょう。
由来
ダイアンサスはギリシャ語で神聖なという意味のダイオスと花の意味のアントスを組合せたもの。ダイアンサスは本来ナデシコ属の学名であり、ナデシコと呼ばれないナデシコの品種にダイアンサスという名前がつけてられています。カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はナデシコともダイアンサスとも呼ばれずカーネーションと呼ばれます。
アメリカナデシコは別名ヒゲナデシコ(髭撫子)あるいはビジョナデシコ(美女撫子)とも呼ばれます。ダイアンサス・ブラックアダーはこのヒゲナデシコ(アメリカナデシコ)の一種でいわゆる日本で古来から自生する通称ナデシコ、カワラナデシコとは違う特徴を持っています。
アメリカナデシコは別名ヒゲナデシコ(髭撫子)あるいはビジョナデシコ(美女撫子)とも呼ばれます。ダイアンサス・ブラックアダーはこのヒゲナデシコ(アメリカナデシコ)の一種でいわゆる日本で古来から自生する通称ナデシコ、カワラナデシコとは違う特徴を持っています。
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