カリシアの育て方

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カリシアの基礎データ
カリシア
科名ツユクサ科
属名カリシア属
学名Callisia
別名シダレツユクサ
水やり乾かし気味に
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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カリシアとは?

カリシアはツユクサ科カリシア属の中南米原産の植物でシダレツユクサとも呼ばれます。トラデスカンチアに近い種です。匍匐するものと、立つタイプがありますが、匍匐するものの方がよく流通しています。匍匐して広がっていき、グランドカバーとして利用することが多いです。こんもりと丸く仕立てるのも簡単。寒さ以外は丈夫な植物です。

写真はカリシアレペンスです。ここではカリシア全般のことを書いています。

水やり

カリシアは乾燥に比較的強い方です。水をやりすぎると腐って枯れてしまいますし、そこまで過湿でなくても水やりの頻度が多いと、カリシアは徒長しますので控えめにしましょう。土が乾いてから水をやるようにします。多少、水やりの頻度は控えた方が無難です。土が濡れているうちは水はやらないでください。また、受け皿の水は捨ててください。

水をやるときは、鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりと水をやります。しっかりと水をやることで中の老廃物と古い空気を押し出す目的もあります。
●水のやりすぎで徒長するなら、土への水やりを控えて、霧吹きで葉っぱに水を供給するようにします。

夏の水やり

夏は高温多湿で、蒸れて下葉から枯れ込んできます。カリシアは多肉植物っぽい性質で乾燥に強いので、水は控えましょう。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなり、気温が低くて蒸発量も少ないので、水やりの頻度は控えます。水を控えれば越冬はいけます。水やりが多いと根が腐ってしまいます。

ただ、冬は空気が乾燥していて、土に水やりばかりをしていると、土には水が残っているのに地上部がカラカラという状態になります。そこで土への水やりを控えて、霧吹きで葉っぱに水を供給するようにします。

肥料

春から秋の生育時期に緩効性肥料(化成肥料)を二ヶ月に一回程度やるか、薄い液体肥料を二週間に一回程度やります。肥料が切れて寒さに当たることで紅葉するので、紅葉しないなら肥料を早めに切るか、控えましょう。
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植え付け・植えかえ

植え替え時期は春(5月)から夏(8月)。冬には寒さで枯れることが多いので、春に植えて、匍匐して伸びてグランドカバーとして利用するイメージ。

根詰まりすると下葉から枯れ込んできます。越冬したら毎年か二年に一回は植え替えをします。植え替えるときは、根をさばいて小さくして、地上部も刈り込んで植え替えれば、小さくまとまります。大きくする場合は、大きな鉢に植え替えをすれば大きな株になります。

用土

用土は市販の多肉植物の培養土か、一般的な培養土を利用します。どちらでもいいですが、水やりの頻度は変わってくるので、水やりのしすぎで根腐れさせることが多い人は多肉植物の土を使いましょう。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
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鉢植え

株の土を落とさずに植え替えた方がダメージが少なく回復が早いので、基本的には土を落とさないで植え替えましょう。鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れ、用土と株を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るまで、水をやって完成です。苗の土はほぐさないで植え付けてください。

植え替えの場合で、もう鉢を大きくしたくない場合は、古い鉢から取り出し、古い土を三分の一だけ落として、根を切って、同じ大きさの鉢に植え替えます。

挿木

生育時期の5月〜8月に挿木で増やすこともできます。枝を10cmほど切って下葉を取って、赤玉土小粒の挿し床にさし、明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると発根します。発根しやすい種類なので発根剤はなくてもいいです。

根詰まりで株が枯れ込んだり、冬の寒さで枯れてしまったら、生きている枝のところを水に挿しておいて、発根させて株を増やすことができます。発根は簡単です。

管理場所・日当たり

多少、日当たりの悪い場所で管理しても、なかなか枯れませんが、基本は日光を好みますし、日光をしっかりと浴びれば、カリシアレペンスは桜色になるので、日にしっかりと当てた方が良いです。生育温度は20度から25度です。

ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしますので、真夏は半日陰や日陰で管理するようにします。もしくは寒冷紗やヨシズで遮光してあげてください。

越冬

耐寒温度は5度。霜に当たれば枯れてしまう。霜が降りる地域では冬は室内で管理しないと枯れます。霜が降りる地域では室内のできるだけ日当たりの良い場所で管理します。

強い寒波が来たときは窓の近くは氷点下まで下がるので、そのままだと寒さで枯れてしまいます。夜は窓から離して、朝になったらまた窓で日光に当ててください。

室内での管理

カリシアは耐陰性もあり、室内でも窓の近くでが日光があれば生育します。ただし室内で管理していると日光不足で徒長(間延び)してしまいます。徒長していたら、日光が足りないんだな、と判断してください。

徒長というのは葉っぱと葉っぱの間隔が広がり、ひょろ長に見える状態のことです。

日陰や室内の日当たりの悪いところでずっと管理していると日光不足で枯れてしまいます。あくまですぐには枯れないというだけです。というか、日陰による影響が出るのが遅いだけです。

剪定

春(5月)に芽の先を、切り戻すと摘芯になって、脇芽が出てコンモリと丸く可愛くなりやすいです。また、切った枝は土に挿していると株が増えます。
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