ホクシア(フクシア・ツリウキソウ)の育て方

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ホクシアの基礎データ

ホクシア
科名
アカバナ科
属名
フクシア属
学名
Fuchsia
別名
ツリウキソウ
水やり
水控え目
場所
冬は室内 夏は外
難易度
中級者向け
ホクシアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ホクシア(フクシア)とは?

ホクシア:ホクシア(フクシア)とは?
ホクシア(フクシア)はアカバナ科フクシア属の中南米・西インド諸島などに自生する低木。亜熱帯地域に自生するのですが、森の中、高冷地などにも自生し、これらをヨーロッパに持ち込まれて品種改良されたため、日本の夏の高温多湿が苦手です。

冬は室内で管理するか軒下で越冬させる。寒さには比較的抵抗があるのものの、5度以下になると枯れることもありますので、冬は室内が無難です。
夏の暑さに弱いので、夏は日陰に移動させてください。
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水やり

土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいに水をしっかりとやってください。水切れに弱く、水が切れると復帰は難しいですが、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。この辺りは何度も水やりをして経験して感覚をつかむしかありません。そんなに難しくないですよ。

夏の水やり

春と秋は土が乾いたら水をしっかりとやる普通の水やりですが、夏は水を若干控えます。日本の夏は暑すぎてホクシア(フクシア)は生育が止まってしまうからです。ですが水が完全に切れると水切れで枯れてしまいます。水の頻度は育てながら感覚をつかんでいくしかありません。

水やりは午前中にし、夕方には霧吹きで葉っぱに水をかける葉水をし、周囲に打ち水をして温度を下げるようにします。

冬の水やり

冬になると葉っぱが落ちてしまいますが、枯れているのではなく冬眠しているだけです。枯れてると思って水やりを止めてしまうと、本当に枯れてしまいます。土の様子を見て、完全に乾ききらない程度に水をやりましょう。環境にもよりますが、三週に一回とか一ヶ月に一回程度、水をやるときは冬でも鉢底から水がしみ出すくらいにやってください。水やりはメリハリが大事です。

頻度がよくわからない場合は、土壌水分計を使って計測してから水やりをするようにします。
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肥料

春と秋に液体肥料を週に一回でやるか、春と秋に固形肥料を一回づつあげてください。

植え付け・植えかえ

植え替えの時期は春(4月〜5月)が最も適しています。ですが、秋(9月〜10月)でも問題ありません。

用土

通気性と水はけのよい酸性の土が適しています。鹿沼土ピートモスパーライト1、これを混ぜて植え付けをします。市販されている花と野菜の培養土に鹿沼土小粒や日向土小粒を2割か3割混ぜて用土としてもいいです。

鉢植え

古い鉢から株を取り出し、3分の1ほど土を落とします。
新しい鉢の底の水が出る穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cmほど敷いて、その上に用土を株を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

鉢はひとまわり大きなものでもいいですし、同じ大きさでもいいです。夏の床からの熱を避けるためにハンギングにするといいです。
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管理場所・日当たり

葉っぱがある春〜秋は、日の当たる場所で管理します。

問題は夏。真夏の暑さと多湿に弱く、真夏は風通しのいい明るい日陰に移動させるか、植える段階で、夏は半日陰になる風通しのいい場所を選んで置きます。日本で作付けされたエンジェルスジイヤリングは日本の夏の暑さに比較的強いです。
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冬越し

ホクシア:冬越し
耐寒温度は5度なので、霜が降りない暖地では戸外で越冬可能です。霜が降りるがさほど寒くないギリギリの地域は、霜に当たらないように軒下で管理しても越冬できますが、品種によって耐寒温度は違いますし、強い寒波が来ることもありますので、鉢植えで室内に取り込んだ方が無難です。

寒冷地では冬は室内に取り込みます。
●画像はユーザーさんの投稿。鉢植えから庭植えにして、そのまま大きく育ったそうです。ユーザーさんは東京だそうです。東京でも戸外で越冬するようです。

剪定

茂って風通しが悪いようなら、花が終わって冬前に根の負担を減らすために剪定するか、梅雨前に風通しをよくするために剪定します。葉っぱを全て落とさないように、茎を半分に切り戻してください。あんまり枝葉がないのに切り戻す必要はないです。

ホクシアは茎と根が元気ならば十分冬越し出来ます。切った枝を挿木すれば、春には庭がホクシアだらけになるかも。挿木は挿木用土か赤玉土小粒に挿していると発根します。

花ガラ摘み

花がしぼんだから、花を摘んでください。花びらはそのまま落ちてしまうのですが、そのままにしておくと、株が種子を作ろうと栄養を回してしまって、次の花が咲きづらくなります。

特徴・由来・伝承

なんだか南国の雰囲気を持った独特の形の花を咲かせる植物。常緑低木で、寒さに比較的抵抗があるので(5度まで)、暖地の霜が降りない地域では越冬も出来ないこともない。

一般的な紫と赤のコントラストが、キレイと思うか、ちょっと気持ち悪いなぁと思うかは個人のセンスの違い。でも、海外では人気があるらしいです。下向きに咲く様子から「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれます。

花には色んな色と形があります。
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